お玉さんの読書マラソン企画「本格力を高めよう サンシャイン」(5部)
次節感想投下する10作品の内、8作品は感想用再読(& 感想用再々読)を完了しているわ。 「テロパラ」を持っては来ているが、昨晩の寝落ちっぷりを考えると、(あの「テロパラ」ですら)読了が難しそうなのである。がんばろう……
2023-07-25 11:48:25今週からミステリ感想を再開いたしますよ。(これ以上の無気力状態は人としてマズいのであります。振り絞れ。振り絞れ)
2023-08-07 01:12:29ミステリ感想はあと3つくらい作れば……状態なので、、、眠気に負けなきゃ、今夜投稿である。前回と比べると微々たり量だけど、そこそこポスト連投だ。 そして、今、モーレツに、眠い!!
2023-08-12 18:02:14さて、「東西ミステリーベスト100」の作品を東西それぞれ読み読みして、どっちが自分好みかを決めちゃう「本格力を高めよう サンシャイン」でございますよ。 いよいよ第19シーズン! 今回から【第46位 〜 第50位】のゾーンを評価していきますよ。ではでは☜
2023-08-13 01:49:20「東西ミステリーベスト100」(2012年度版)東西戦 ◎第50位 ジョン・スラデック『見えないグリーン』(1977年)vs 馳星周『不夜城』(1996年) pic.twitter.com/tG3hHsB6ZO
2023-08-13 01:49:40私はとても物忘れがヒドイ人間。近年は日常生活もヤバいレベルで、当然ミステリにおいても大部分を忘却の彼方へ。そんな状況だ。 でも そんな私でもインパクトの強烈さに忘れたくても忘れられない事案ってのもある。その代表格のひとつ、それが『見えないグリーン』の密室トリックだったりする
2023-08-13 01:51:17『見えないグリーン』の密室トリックは、本当に素晴らしい♫ シンプルかつ大胆! トリックのシステムがとにかく明瞭で、殺人の行程がビジュアルとして脳裏にパッと浮かぶ。この密室トリックに匹敵するのって『三毛猫ホームズの推理』ぐらいしか思い浮かばないよな。それくらいインパクトがバツグンだ
2023-08-13 01:51:48でも、忘れっぽい人間なので第一の殺人であるトイレの密室、そこ以外の全くの全てがアタマから抜け落ちてる状態だったのね。 というわけで、再読! 引っかかるところが出てきたよなぁ、うん、再々読! それでも、よく分からない箇所があるよなぁ。更なる追求のために、再々々読々!! ふぅ〜
2023-08-13 01:52:10ナンデ、三周もしているのッ?? ダッテ、一発大ネタ作品かと思い込んでいたら、細かなネタがミッチリ満載ミステリだったんだもの。しかも、玉石混交具合がハンパねえ内容だったんだモン。ネタのクオリティも高低差あるし。 正直、バランスはかなり悪くて戸惑う箇所、そこの整理に時間がかかったのだ
2023-08-13 01:53:29例えば、 例の密室トリックはやはり凄く目を奪われちゃうんだけど、 謎解きクイズのネタとして考えると、これ、真相を割るための手がかりがほぼほぼノーヒントだったりするんだ(ビックリした) 伏線らしきものは一応あるが、個人的意見だけど、アレらは伏線として機能していないと思うの
2023-08-13 01:54:32本格ファン大歓喜! それくらいインパクト抜群の素ン晴らしい密室トリックなのは認めるんだけど、 けど、例の第一の殺人、よくよく考えてみると、本来ならば本格ファンが忌み嫌う「特に密室にする意味のない密室」だったりするの。WHYが欠如している密室だったりするんだよね……
2023-08-13 01:54:32また、第一の殺人に関しては、(私はあの伏線っぽい記述を伏線だとは認定会してないので)密室構成の仕組みを解き明かせたとしても、そのことにより犯人の指摘が出来ない、ー「犯行当て」から「犯人当て」へと誘導出来ていないー、そんな構造にモヤッとしたものを抱いたわけなの
2023-08-13 01:55:08第二、第三の殺人事件は、不可能犯罪のトリックが犯人確定へと直リンしているので(第二の殺人はそこがネックになっていたりするのだが)、せっかくの前代未聞の密室トリックなんだけど、今の気持ちで言うと「脇が甘いゼ!」という感想に落ち着くのよね
2023-08-13 01:55:09別角度からのアプローチで、第一の殺人事件に関しては、「犯人当て」をするだけだったら比較的イージーだったりする。 けどサラッと読者の眼前にならべられているのよあの証拠品。 シンプルな推理にて割れる真相には、破壊力が伴う。「犯人当て」での伏線芸は、かなりセンスバツグン。感服ものだ。
2023-08-13 01:56:14第一の殺人での「犯人当て」、それ以上に伏線芸がキまっている(本格大好きっコ大歓喜♫)のは、第二の殺人事件だろう。 事件に至るまで &事件そのもので浮かび上がる幾つもの奇妙な疑問点が、ある一点の「気付き」だけで、全てがサッパリ雲散霧消する。
2023-08-13 01:57:11「えっ、ここも伏線だったのぉ Σ(゚д゚lll)」 まさに再読のためのウレシイ友だち。『見えないグリーン』の第二の殺人は、真相を知っていることで様々な箇所で様々な記述を見つけ出すことが出来る。海に何蒔いたの? どう蒔いたの? そんなことどうでもいいじゃない。あの趣向にニヤニヤしようぜ
2023-08-13 01:57:11……と言ったものの、実のところ、この第二の殺人が一番ガッカリ事案だ。 VERY GOODな伏線芸で下地は出来ているのに、肝心要のメインイベントがどうにも焦点が合っていない。 ここ、「誰にも出来ない殺人」より「誰でも殺る機会があった殺人」のほうが、絶対良かったのでは? そう思う
2023-08-13 01:58:28その時間には誰も殺すことの出来ない、そんな不可能犯罪なんだ。容疑者たちの全てにアリバイが成立してる、時間の檻系統の殺人事件だ。 けど、これがちゃんと組めてない。 キッチリ描写しきれてないのである。
2023-08-13 01:58:28ネタバレなんだが、この殺人事件のトリックは「時間の檻の隙をつく!」、そういった類の真相ではない。ミステリ好きならまず最初に思い浮かべるであろう、つまらない(本当につまらない!)手段で不可能状況が作り出されている。 だからこそ、逆にアリバイをちくちく描くべきだったと、私思うのよ
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