「フィクションこそ、権力者を皮肉るべき」「最近の作品は公安や自衛隊を持ち上げて気持ち悪い」に関する議論
欧米には軍の視点、諜報機関の視点から作られている作品がごまんとあるけど、それは気にならないのでしょうか。日本はむしろ映画監督が政治思想的に左派で、反権力をにおわす作品がほとんどだと思いますが。 twitter.com/ruzbihalib/sta…
2023-09-22 22:52:45VIVANT(未視聴)にしろ庵野作品にしろ、最近公安や自衛隊を持ち上げる作品が多いのは、非常に気持ち悪いと思っている。フィクションこそ、権力者を皮肉るものであってほしいのだが。
2023-09-19 18:00:32@ruzbihalib 気持ち悪いのは日本を守っている自衛隊を理不尽に叩くうえに作品にも難癖を付けて叩くあなたみたいな人です。 そもそも自衛隊は権力者ではない。
2023-09-22 22:55:35日本の自警団系ヒーローの代表格は仮面ライダーだろう。009といい、石森ヒーローは影に隠れて活躍するのが美学とされてる。正体は明かさないというヒーローのポリシーが必然的に自警要素を強くする。そのうえ国家が悪役というオチ(ツッコミ不要)は正しくフロンティア精神を受け継いだヒーロー像だ。
2023-09-22 22:59:23興味深いのはウルトラマンシリーズで、主人公は(主に)防衛軍の公務員という立場でありつつ、同時に自衛をするウルトラマンでもある。その矛盾に挑戦した作品もあって、メビウスの第一話で、怪獣を倒すも街を破壊し尽くしてしまったウルトラマンに「バカヤロー!」と叫ぶ脚本は見事に確信を突いてる。
2023-09-22 23:03:37「フィクションこそ、権力者を皮肉るものであってほしいのだが。」 国民主権なので権力者は我々国民一人なのですが、なぜ自らの意思を自己否定しないといけないのですか? twitter.com/ruzbihalib/sta…
2023-09-22 23:04:02@ruzbihalib 庵野作品は戦略自衛隊しかりゴジラ駆除や米国に強く出られなかった日本政府しかりと相当反権力側なんだけど というか大の左巻きの宮崎駿の弟子である庵野秀明が権力側に媚びるような作品作るわけないだろ エアプやめろよ
2023-09-22 23:05:23エンタメでは国民が求める物がヒットするというだけだよ。 今がどんな世界情勢かを考えれば分かる。 え?分からないの? twitter.com/ruzbihalib/sta…
2023-09-22 23:10:36攻殻機動隊はまだ緩い方で、アップルシードなんか冷静にみたら公権力が大都市で暴力捜査を繰り返す話で、右翼SFの極北ですよ。シロマサ漫画は冷静に読んだら怖い。(本人は漫画と俺を同一視しないでと欄外で訴えてたが) twitter.com/kanose/status/…
2023-09-22 23:12:38士郎正宗氏は、もともと公権力への信頼が強い漫画家だという印象。フィクションで警察や軍隊が無能に描かれていることが多いことに対して、警察や軍隊の方が一般人より異常事態に対応できるはずだろ!と、『M-66』のコンテ集の後書きで書いていたのが印象に強い
2023-09-22 23:03:57NERVが明確に悪の組織ポジションに据えられたエバーQが公開されてからもうすぐ11年経つんだよ twitter.com/calcijp/status…
2023-09-22 23:13:21エヴァの「特務機関NERV」だって国連の非公式組織ってことになってるしガンダムだってバリバリ正規軍やん。日本のヒーローものは基本的に国家や公権力が主役。
2023-09-22 18:52:12『アップルシード』の場合、オリュンポスという人工楽園都市の維持のために、あういう暴力捜査が許されているという言い訳ができるかなと。シンガポールみたいなものだと思っていた twitter.com/DividedSelf_94…
2023-09-22 23:16:26公権力への信頼が強いというか、80年代あたりの言論世界が全体として反権力で左翼寄りだったことへのカウンターとしての身振りだと理解している。そういう意味ではネトウヨの直接的な先祖のひとつなのでは。反・反権力。平和ボケが一周した姿。 twitter.com/kanose/status/…
2023-09-22 23:18:08有名な日本のヒーローを片っ端から無作為に挙げると、公権力に属しないものが多数派では?と思います。古いのではデビルマンとかハーロックとか反権力ですし、ジャンプ漫画だとるろうに剣心とかは個人に過ぎません、鬼滅の刃の鬼殺隊だって公権力とは違う、金持ちの家がやってるだけです twitter.com/Calcijp/status…
2023-09-22 23:21:45「鉄腕アトム」は出自がややこしいキャラクターで、息子のトビオを失った科学省の天馬博士が科学者を総動員して作らせたロボットがアトムなんだけど天馬はアトムを連れてトンズラ、最終的にサーカスに売り飛ばしてまう。それを見つけた科学省のお茶の水博士がアトムを連れ帰るという筋書き。
2023-09-22 23:22:16鉄腕アトムの面白いところは、国家の中枢で生まれたロボットが、一旦は家庭に入りそしてサーカスという集団生活を経て、また科学省という国家に立ち戻るという展開で、これがアトムを(良い意味で)ヒーローとは呼べない深いキャラクターにしている。
2023-09-22 23:24:04アトムはその庇護者のもとで、望まれるキャラクターを演じてるだけなのだ。天馬博士の元では子どもたろうとするし、サーカス団の元では団員たろうとするし、お茶の水博士の元ではヒーローたろうとする。確か悪人に連れ去られて悪事の手伝いをする話もあったと思う。
2023-09-22 23:26:02フィクションは「現実に対する異議申し立て」としてあるべき、という考えが陳腐化したので「逆張り」としての体制肯定が流行った感じ。 twitter.com/kanose/status/…
2023-09-22 23:29:57こういったストーリーが何を作り上げてるかというとアトムの「自我」をゆっくりと描いている。人間の味方のアトム、ロボットの味方のアトム、双方の狭間で苦悩するアトムのキャラクターの善性がこの出自によって強調されるのだ。様々な立場と環境で複数のペルソナを経験したアトムだからそこ、
2023-09-22 23:31:17ヒーロー的活動に「公務員だから人々を救っている」という解釈が生まれない。自分で苦悩できるキャラクターであることが、その出自のエピソードによって深く掘り下げられる。 アトムは科学省のお茶の水博士の下で暮らしているが、それは国家権力の道具であることは意味しない。非常に複雑なキャラだ。
2023-09-22 23:33:03