昨今のインフレーションおよび円安におけるMMT的な一考察

Keywords: コストプッシュインフレ、スタグフレーション、利潤主導インフレ、価格決定力、金利政策の問題点、Job Guarantee, Targeted Spending、ハイマン・ミンスキー、高金利政策による金融・為替不安、MMTの国際経済におけるインプリケーション
8
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

まとめ: ・インフレ(特にアメリカの)は主に原油などの原料高の波及で生じており、短期的なインフレであって長期的な高インフレにはなりそうにない。 •労働者地位が低下しており、物価賃金スパイラル(≒conflict inflation)は起きなさそう。 (続く)

2023-11-05 15:32:49
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

•一方で企業の利潤は価格決定力によって確保されており、むしろ便乗利上げすら起きており、利潤主導インフレの側面もある。 •利潤主導インフレの存在が改めて浮き彫りになったことで、

2023-11-05 15:33:01
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

原始的なケインジアン政策=「呼び水」政策+財政的ファインチューニングへの懸念が現実味を帯び、ミンスキーのELR(→JG)提案の今日的な意義が一層高まった。 (続く)

2023-11-05 15:33:12
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

•円安を懸念して利上げを訴える経済学者・経済評論家がやはり増えているが、「利上げが本当に有効か」、「コストプッシュインフレに対して利上げは適切か」、「高金利は却って金融・為替不安を増幅し得る」という3点の問題が等閑視されている。

2023-11-05 15:33:21