岸本 秀樹・岡田 禎之(著)『構文間の交替現象』(畠山雄二編「ネイティブ英文法」第5巻)

シリーズ編者・畠山雄二先生 @bot82460412 による内容紹介ツイートをまとめました。 書籍情報はこちらから https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=51675
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畠山 雄二 bot @bot82460412

これにて『英文の基本構造』の内容紹介ツイート終了。次回からは『ネイティブ英文法 第5巻 構文間の交替現象』朝倉書店(編集委員長:畠山雄二/編集幹事:本田謙介・田中江扶/執筆者:岸本秀樹・岡田禎之)の内容紹介ツイートをしますよと。( ´・畠・`)山 pic.twitter.com/MmeQT7IRzZ

2021-04-22 11:25:41
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畠山 雄二 bot @bot82460412

She shot himとShe shot at himにおいて、前者ではhimが撃たれて死んだところまで意味する。一方、後者では、himをsheがわざと狙って撃ったことまでしか言ってない。himが死んだところまでは言ってない。後者にはbut missed himを付けられるが前者には付けられない。『構文間の交替現象』(朝倉書店) pic.twitter.com/1Q1sosbBou

2021-04-23 11:54:49
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畠山 雄二 bot @bot82460412

She shot himとShe shot at himのような交替を示すものに、他には、kick (at)(蹴りつける)やbite (at)(噛みつく)やchew (at)(噛む)がある。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-24 11:47:07
畠山 雄二 bot @bot82460412

She ran at meとShe ran to meには意味的な違いがある。前者ではsheがmeに対して敵意があり、まさに攻撃しようとしてsheがmeに走ってきている感じ。一方、後者は、徐々にsheがmeに向かって走ってきていることしか言っていない。前置詞1つで意味が異なる『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-25 12:25:46
畠山 雄二 bot @bot82460412

She climbed the treeとShe climbed up the treeには意味的な違いがある。前者は木のてっぺんまで登ったことを意味するが、後者は木のてっぺんまで登ったことまでは意味しない。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-26 12:01:48
畠山 雄二 bot @bot82460412

They roamed the woodsとThey roamed in the woodsでは意味的に違いがある。ネイティブによると、前者には森全体を徘徊したという意味があるのに対し、後者には森の一部分しか徘徊していないという意味がある。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-27 12:07:59
畠山 雄二 bot @bot82460412

『構文間の交替現象』(朝倉書店)のまとめサイトができた。まあ、編集した私がいうのもなんだけど、この『ネイティブ英文法』シリーズいいよ。英語ネイティブの、英語ネイティブによる、英語ネイティブのための英文法書。日本人のための本じゃないのかい!w( ´・畠・`)山  twitter.com/i/events/13865…

2021-04-27 12:23:14
畠山 雄二 bot @bot82460412

She jumped over the {fence/pebble}が示すように、jump over(飛び越える)はその目的語にフェンスや小石がこられる。でも、She jumped the {fence/??pebble}からわかるように、jump overでなくjumpのときは、その目的語としてfenceはこられるがpebbleはきにくい。『構文間の交替現象』(朝倉書店)

2021-04-28 16:16:00
畠山 雄二 bot @bot82460412

Taro met the bossとTaro met with the bossには意味的な違いがある。後者は、相談するためにあらかじめボスとアポをとっているようなときに使える。一方、前者は、そのようなアポをとっているときだけじゃなく、偶然ボスと出会ったときにも使える。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-29 12:02:27
畠山 雄二 bot @bot82460412

Hatakeyama always talks politicsとHatakeyama always talks about politicsでは意味に違いがある。前者は持論を展開したり議論することを意味するのに対し、後者は話している内容(つまり話題)が政治であることしか言っていない。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-04-30 11:58:01
畠山 雄二 bot @bot82460412

John drinks heavilyでは目的語が省略されているが、ここではお酒が省略されている読みしかできない。論理的可能性ならびに常識を考えると水やジュースやプロテインが省略されている読みも考えられる。でも、文法はお酒が省略している読みしか許さない『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-01 11:54:43
畠山 雄二 bot @bot82460412

She’s expecting againは「彼女はまたおめでただ」としか解釈できない。expectが進行形のbe expectingで使われると「妊娠している」の意味でしか解釈できない。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-02 11:36:18
畠山 雄二 bot @bot82460412

目的語が省略可能な動詞は、次に見られるように、日常的に使われる動詞に多い:bake, cook, drink, eat, fish, iron, mend, pack, read, sing, teach, type, writeなど 『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-03 11:52:59
畠山 雄二 bot @bot82460412

商品の取扱説明書では、目的語が何かが文脈からわかるとき、目的語がよく省略される。よって、Apply this lotion liberally(たっぷりこのローションを塗ってください)の意味でApply liberallyがよく使われる。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-04 11:45:03
畠山 雄二 bot @bot82460412

調理のレシピでも目的語が何か文脈からわかるとき目的語の省略が起きる。命令文でよく見られるが、Cook for 15-20 minutes, turning __ once during cooking(15-20分調理して調理中に一度ひっくり返してください)のように分詞や不定詞でもみられる。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-05 15:48:59
畠山 雄二 bot @bot82460412

商品の取扱説明書や料理のレシピでは、Must be diluted before use(使う前にかならず薄めること)に見られるように、目的語だけでなく主語も省略されることがある。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-06 12:14:24
畠山 雄二 bot @bot82460412

スマホやLINEでのメッセージのやりとり、他には日記といったものでは、Will be late(遅れるよ)やWent to see a film last night(昨晩映画を見に行ったよ)に見られるように、よく主語が省略される。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-07 12:53:17
畠山 雄二 bot @bot82460412

動詞winは、ふつう、Every boy won the prize(少年たちはみ〜んな賞をとった)のように他動詞で使われる。でも、They wonやThey played the club champions and wonのように目的語を省略した形で使われることもよくある。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-08 12:10:02
畠山 雄二 bot @bot82460412

目的語がよく省略される動詞には次のものがある:answer, ask, drive, interrupt, lose, obey, telephone, watch 『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-09 12:13:40
畠山 雄二 bot @bot82460412

動詞prideは、She always pride *(herself) on her academic backgroundに見られるように、oneselfの目的語をかならずとらないといけない。このように必ずoneselfを目的語にとる動詞に、absent oneself from, avail oneself of, demean oneself, perjure oneselfがある『構文間の交替現象』(朝倉書店)

2021-05-10 12:10:48
畠山 雄二 bot @bot82460412

朝の習慣となっている「髭剃り」は、動詞shaveで表すにしても自動詞として使う。その一方、He shaved himself before his interview(彼は面接の前に髭を剃った)に見られるように、習慣としての「髭剃り」以外の意味で使うときは、oneselfを用いて他動詞として使う。『構文間の交替現象』(朝倉書店)

2021-05-11 11:31:46
畠山 雄二 bot @bot82460412

Adam and Eve blamed themselvesとAdam and Eve blamed each otherは意味が違う。前者は「アダムが自分自身を責め、イブも同じように自分自身を責めた」という意味。それに対して後者は、「アダムがイブを責めてイブがアダムを責めた」という意味。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-13 11:42:48
畠山 雄二 bot @bot82460412

動詞blame(責める)はAdam and Eve blamedのように自動詞的に使うことができる。ただ、この場合、ネイティブは目的語としてeach otherを補って解釈する。blameのように振る舞う動詞に、他に、embrace(抱く)やmeetやkissがある。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-14 11:32:46
畠山 雄二 bot @bot82460412

Anna and Bob wroteとAnna and Bob wrote lettersには、いずれも、アンナがボブに手紙を書き、ボブもアンナに手紙を書いたというeach otherの読みはない。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-15 11:28:43
畠山 雄二 bot @bot82460412

Kim married Patが言えれば必ずPat married Kimも言える。でも、Kim kissed Patが言えたからといってPat kissed Kimが言えるかというとそうとも限らない。キムがパットにキスしてもパットはキムにキスしていないかもしれないから。『構文間の交替現象』(朝倉書店)( ´・畠・`)山

2021-05-16 11:35:53
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