- motoyaKITO
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色々雑多煮呟き広場。成人済み。企画とか刀とかfgoとか創作とか。 時々昔の作品とか読んでもらいたくなるといくらでも過去のツイートを自己RTします注意。 フォローリムブロご自由に。だいぶかなり人見知りです。
今、源氏物語の解釈本みたいなのを読んでて、当時の貴族の娘は高貴であればあるほど本当に何もやることがなくて、そして何もすることがないからこそ高貴たる女になるが、そのまま財と地位を失うと、何かをするという発想に至らず、荒屋で、ぼんやり過ごす羽目になる、という話を末恐ろしく読んでいる
2024-02-04 12:19:001990年代に男性の作家で描かれているので、バブル期の日本人の男性的な考え方も見えつつ、ちょっと面白い。源氏物語は解釈をした書物が点々と残っていて「これをこの時代の人たちがこのように解釈をした」「この人にはこう見えた」みたいなのがわかるのが面白い書物だなぁ
2024-02-04 12:20:45ついでにこの、何もせずぼんやり荒屋で過ごす女は末摘花のことで、「男どもは荒屋にひっそりと住む高貴な美女に、夢とロマンで憧れている。が、しかしながらこの末摘のような娘が当時の『現実』よね、と女の紫式部が書いているのであろう」みたいな切り口でした
2024-02-04 12:30:06繋げておいた方がいいかなと。読んでるのは、橋本治 源氏供養 語り口調のエッセイってちょっと苦手だったんだけどこれは読めるなぁ。いくつかそうか?な所もあるけど、大筋の源氏物語は紫式部による、男への復讐、だったのではという出だしで、その部分は私は成る程なぁと思いつつ読んでます pic.twitter.com/J4ezjWkirZ
2024-02-04 18:55:38「末摘花」が浮かぶ
末摘花が、源氏の手がついてた頃は援助があって食えてたけど、須磨明石あたりから蓬生まで屋敷が荒れに荒れてそれでも住んでて源氏びっくりというのはこれが事情もあったりする。 twitter.com/yasunakayo/sta…
2024-02-05 00:25:56末摘花が真っ先に思い浮かんだけどやっぱりそうか…。 同じ没落した姫君でも父宮が存命だった宇治の姉妹なんかは姉妹で琴や琵琶の合奏したり寂しい山奥暮らしの中にもそれなりに楽しみを見出していたけれど末摘花は本当にまったく後ろ盾がなかったから…。 twitter.com/yasunakayo/sta…
2024-02-05 02:45:19色々雑多煮呟き広場。成人済み。企画とか刀とかfgoとか創作とか。 時々昔の作品とか読んでもらいたくなるといくらでも過去のツイートを自己RTします注意。 フォローリムブロご自由に。だいぶかなり人見知りです。
これ、末摘花の話よね?って引用もいただくんだけど、この本の面白いのは「何もしてはならない六条御息所は、源氏が来ないことに何かしてしまった(生霊として)ので、何もしないことが高貴で神聖だった女だったなのに、そうではなくなってしまったのだ」という「何もしない女」の深掘りがすごい所 twitter.com/yasunakayo/sta…
2024-02-05 00:25:55橋本治先生の本は他にも
この書き出しだけで「あっ、橋本治の『源氏供養』だな」とピンときて、ツリー末尾まで読んで当たりだったのでニコニコしてる。橋本治の『窯変源氏物語』と『双調平家物語』もいいぞ……あと『権力の日本人』『院政の日本人』もいい…… twitter.com/yasunakayo/sta…
2024-02-04 22:41:18芥川龍之介の『六の宮の姫君』
末摘花、というよりも芥川龍之介の『六の宮の姫君』を思い出しますね‥‥ twitter.com/yasunakayo/sta…
2024-02-05 01:34:36