庄内藩という 「領民に愛されすぎて、江戸時代から今まで、ずっと殿が庄内にいる面白すぎる藩」 を見つけちゃったぞ…。 愛されすぎて主君を取り上げられそうになると、相手が幕府だろうと領民が反対運動。 明治政府にはお金払ってでも呼び戻すという 「こんな愛された主君おる?」状態
2024-03-09 17:03:39江戸時代の譜代大名は転封が多かった中で、幕府が庄内から転封しようとすると、領民から反対が起こるほど結束が強かった。 それも、庄内から江戸まで行って、死罪覚悟で「殿様を転封させないで」と抗議しに行く人まで出たというから…すごい話。 この時点で慕われ方が、おかしい…。
2024-03-09 17:26:18あまりにも特殊ケースすぎて、歴史小説にもなってる。 豊かな土地を割り振ってもらえるように、譜代大名が政治的駆け引きしてた様子は、江戸時代のドロドロした部分を取り上げた作品。 学校じゃ教わらない歴史で面白そう レジェンド歴史時代小説 義民が駆ける (講談社文庫) amzn.to/3wM3m2N
2024-03-09 17:30:00色々あった庄内藩だったけど、江戸時代後半には 「藩が改革に成功し、豪商(本間家)が協力的で、領民も命をかけて殿様を連れ戻しに行く」 という地域全体の結束力がすごい土地だった。
2024-03-09 17:42:27戊辰戦争では、結束力の強さで 「本間家の献金で最新兵器を外国から買い付けて明治政府軍を撃退」 「藩領から最新兵器を持ってる明治政府軍を押し戻す」 「米沢藩が降参したから、仕方なく従ったものの、最後まで領土に入れない・まだプロイセンから援助を請う」 など、激しい抵抗勢力を政府に見せる
2024-03-09 17:50:02戊辰戦争で激しい抵抗をしすぎた結果、藩主が謹慎・転封処分になる。 そこで、藩士や本間家が藩主を連れ戻すことになるのだが…連れ戻すために30万両も用意した。 (1両13万円計算で) 「390億円も明治政府に払って、藩主を呼び戻す」 というぶっ飛んだことをしてます。
2024-03-09 17:57:36「1両は現代換算でいくらか?」
は基準になるモノによって微妙に異なる。
「おそばの値段から考えると12、13万ぐらい」
というのが真ん中ぐらいの基準らしいので、13万円で計算
その時呼び戻された酒井家は、今でも代々庄内に住んでいて、地域貢献のために庄内藩の持ち物を寄付して管理する財団を作ったり、庄内地区の教育や重要な仕事についたり色々やってて…今でも続いてます。 就く仕事は代々微妙に違うけど、 「庄内藩を盛り上げるぞ」 はブレてなくて…
2024-03-09 18:06:46今は酒井家19代目の「酒井忠順」さんは、 「株式会社 庄内藩」 という庄内地区の特産品や、地域情報を発信するサイトをやってます。 あまりにも愛し、愛されすぎた結果、現代に庄内藩復活しちゃったよ… shonaihan.co.jp/company/
2024-03-09 18:11:53