社会は「発達障碍化」しているか

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@ueyamakzk まとめありがとうございます。上山さんの視点からの連続性、不連続性(断絶)という用語でだいぶ見通しがよくなったように思います。

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自明な(ベタな)連続性それ自体を問い直し、あるいは破壊することから生じる断絶を、breakdownではなくbreakthroughにすることによってラディカルな創造性と構造変動の可能性がうまれる。

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breakdown（故障）をbreakthrough（突破口）にかえる作法がそれぞれの論者で異なる印象．ヤスパース（『ストリンドベリとファン・ゴッホ』 http://t.co/Ax1Y6HD0 ）とラカンはbreakdownが自明性や社会との関係のなかで引き起こす緊張関係を重視

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『二人であることの病い　パラノイアと言語』 http://t.co/O13cZjZi ラカンは，妄想という精神の故障は，外部からまったくの無から与えられるのではなく，そこには社会や家族関係が直接現れることをみてとっていた．

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「妄想は，とりわけ社会的性質をもつ諸関係に関連して現れることが分かる．たとえば，家族や同僚や隣人との関連である 新聞を読むことは似たような意味合いをもつ．解釈妄想は踊り場や往来や広場の妄想である」（前掲書p.36＝学位論文p.226）

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こういった社会との緊張関係が，創造＝ブレイクスルーのためのポジティヴな条件となる．

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マイケル・フィッツジェラルド：アスペルガー症候群の天才たち―自閉症と創造性 http://t.co/UXaQnjOQ 一方，アスペルガー症候群の創造性を問うこのような論考には，社会との緊張関係は奇妙に捨象されている．せいぜい不適応が指摘されるくらいで，パラレルワールド的な創造性．

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今年はスティーヴ・ジョブズ死去の影響もあって，社会から与えられる「空気」を読まず，自由な発想をすることによってイノヴェーションが生まれるという言説がかなり流通した年でもあるが，それが本当にブレイクスルーとなりうるのか．創造性は個人の内的条件との関係からのみ可能となるのではないか．

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Think differentはそのままでは単なる「へんてこな考え」に他ならない．Think differentをブレイクスルーにする条件は何か．Think differentを安易にCrazyだと呼ぶことは，狂気の位置を排除してしまうことに他ならない．