稲川淳二の『つぶやき怪談』(2024.02.25)

稲川淳二 @Junji_Inagawa

…酷い！　酷すぎる！ 何時ものように窓を開けて、 朝の陽光が眩しい辺りの景色に目をやれば、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

…無い！　無くなってる！…毎日見慣れた桜の老木が無い。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

毎年、太い枝を広げた爛漫の桜花を眼下に眺めて、 桜餅をいただくのが、私の密やかな楽しみだったのに、…

稲川淳二 @Junji_Inagawa

工事の人が切っちゃった。…

稲川淳二 @Junji_Inagawa

夜遅くにチェーンソーの音がしてたのはコレだったのか…

稲川淳二 @Junji_Inagawa

せめて、今年最後の桜を見たかったなァ…

稲川淳二 @Junji_Inagawa

と、そんな訳で、マブダチのみなさん、お変りないですか？

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳Ｇです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

もう直ぐ春ですね。　 少しずつ日足も伸びて、季節が動き出しますね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

さてと、ツアーの準備に取り掛かりますか….。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

では、「つぶやき怪談」まいりましょうか。 ゆったりと、くつろいで、お付き合いいただければと思います。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

そんな訳で、怖ーい噺で楽しんで下さい。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

稲川淳二の「つぶやき怪談」 怖・楽しい時間を、共有しましょうね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

ずいぶん前になるんですが、 講演を頼まれて中国地方の或る都市へ行ったんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

本番の前日の夜に、現地のホテルに入ったんですが、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

部屋は５階の角部屋で、ツインルーム。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

まあシングルより多少スペースにゆとりがある分、 書き物だとか仕事も出来るし、狭苦しいのが苦手なもんですから、いつもそうしてるんですが。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

で、室内に入ると、先ず窓のカーテンを開けるんです。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

というのも、 どこのホテルでも厚い布地のカーテンで窓を閉め切ってますからね。

稲川淳二 @Junji_Inagawa

人によって様々でしょうが、 私の場合、厚いカーテンで窓を塞がれていると、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

どうも息苦しくて、陰気な感じがするし、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

朝起きて、カーテンを開けたら、 外は明るくなっていたっていうのは嫌なんで、

稲川淳二 @Junji_Inagawa

夜であろうと、冬であろうと、関係なく、 透けた薄地のカーテンにしてるんです。