日本人の知らない珍説が世界中で大拡散!歴史家「日本では弥助が歴史を変えたと見なされてきたのです」「日本で一番強い男は日本人ではなかったのです」アサクリ以前から始まっていた弥助の史実ブーストとその歴史 & Wikipediaに出典付きでフェイクを載せられたら10年間誰も気づけない件
本能寺 弥助介錯人説の謎 ~ヒストリアンの罠~
死を目前にした信長が弥助に与えた最後の命令 「我が首を隠せ」 日本でもほとんど知られていない珍説が 世界中で真実のように語られ始める 「弥助の勇気が日本の歴史を変えた?」 一人の歴史家の創作が 世界に与えた影響をまとめていきます
2024-05-25 22:10:12唐突に発見される信長のデスマスク
2014年前後、「信長のデスマスクを発見」「首を運んだのは弥助」という内容のTV番組が放送されました。「日本でデスマスク」の面白さは、『ムー』的に解釈をするのが正しい反応かと思います。これは特に話題にもならずに消えていきました。 pic.twitter.com/gdOWa0ZpKN
2024-05-25 23:41:10遺体の行方については、ある程度説得力のある異説として阿弥陀寺埋葬説、西山本門寺埋葬説、崇福寺埋葬説などがあります。しかし、文献はもちろん、2019年以前の創作物に弥助が首を運んだなどの描写は存在しません(あったらごめんなさい)。 diamond.jp/articles/-/326…
2024-05-26 00:57:39荒唐無稽な話です。 信長の首級がどうなったかについては、どの文献にも記されていないですし、もし弥助が南蛮寺に首を持って行ったらフロイスがそのことを残しているはずです。 1万を超える敵が囲む中、炎上する寺院から、大きな頭部を持って脱出することは相当難しい。
2024-05-25 19:54:07デスマスクは自称信長の子孫の個人博物館で展示されているものです。 卑弥呼の墓もありますね・・・ pic.twitter.com/MJX7LXcRj2
2024-05-30 21:17:55ロックリー氏、動く
2017年『信長と弥助 本能寺を生き延びた黒人侍』出版 少し先走った方が「トンデモ本」と拡散してしまいましたが、 歴史家ロックリー氏による学術書です pic.twitter.com/iuUGxxXgZx
2024-05-25 20:09:34小説部分もありますが「事実は小説より奇なり」を表現するため敢えて収録されたもので、他の部分との見分けがつくようになっています。 pic.twitter.com/mozMg5XtAR
2024-05-25 20:11:46三浦按針を作りたかったのかな? ロックリー氏 「最初に来日したのは21年前。弥助との出会いは2009年で、徳川家康に仕えたイギリス人外交顧問、三浦按針のwikiを見ていたところ、「関連項目」の欄で弥助を発見したんです。『えーっ、こんな人がいたのか』と驚きました。」 bunshun.jp/bungeishunju/a…
2024-05-19 10:49:452019年。アメリカとイギリスで『African Samurai 伝説のアフリカン侍の真実の物語』が出版される。小説家ジェフリー・ジラード氏との共著。日本版での研究をもとにした伝記小説です。ジラード氏のWikipediaではノンフィクションに分類されています。 pic.twitter.com/Fp56q3IFhH
2024-06-02 14:39:48日本版は280ページの学術書。英語版は350ページの伝記+80ページ程の注釈コーナー。
結果この本は売れました。 現在もベストセラーマークがついています。 面白いという評判です。 ただし当初から「変だな?」と思った人も多いようで、 低評価のレビュアーは、具体的に問題点を指摘します。
2024-05-25 20:31:52英語版の問題点は?
これらは2023年以前の投稿です。この画像のようにアサクリ騒動で頭に血が上った人が低評価爆撃をしているわけではありません。 pic.twitter.com/eabg6R3v9p
2024-05-26 11:01:49これらは★1の低評価です
「歴史資料として描かれているのとは対照的に、ほとんど純粋なフィクションです。弥助は実在し、ある時点で織田信長の家来であり、織田が裏切られ敗北したときにそこにいたというのは事実です。それ以外は、推測や憶測、純粋なフィクションが混在しています。」
2024-05-26 04:28:35「情報源は、1960年代に書かれた児童書、イエズス会の記述(弥助に関してはほとんど言及されていない)、および信長を研究する際に使用される普遍的な一次情報源に基づいています。物語のすべては、これらの限られた情報に基づいた著者の推測です。」
2024-05-26 04:28:35「私にとって最も懸念されるのは、提示された情報源がこれらの空想的な主張の多くを裏付けていないことです。情報源の中には、弥助について言及されていないものもあります。弥助以外の例として、彼らが語る忍者に関する話の1つは20世紀の漫画です」
2024-05-25 20:35:15↑の解説 信長との出会いのシーンで信長公記やイエズス会日本年報が引用されるけど「信長は弥助を大黒天の化身と考え恐れ敬った」という話は資料にない創作なんですね。 弥助と関係ない資料も織り交ぜているため、尤もらしくみせることには成功していますが・・・ pic.twitter.com/9y093Tk4Ec
2024-05-25 20:35:16