島薗進氏『医学のあゆみ』12/3特集・長瀧重信「はじめに」批判のまとめ
「低線量被ばくの…WG報告書」内閣官房HP参照http://t.co/1xT0nAM8 。この文書はWG座長でもう一人の座長前川氏よりはるかに専門が近い長瀧氏の考えにほぼそっている。少数の科学者が政策に決定的影響力。もっと鮮明に長瀧氏の考えが見える『医学のあゆみ』掲載文批判継続中
2011-12-25 09:59:441低線量WG座長長瀧氏が国民に強制する「科学的事実」。『医学のあゆみ』239(10)12/3。長瀧「はじめにⅣhttp://t.co/CiM74EvC UNSCEARが合意したのは一つの「科学的知見」にすぎないが、長瀧氏はこれは唯一の「科学的事実」であるかのように言う。
2011-12-26 08:27:212低線量WG座長長瀧氏が国民に強制する「科学的事実」。『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ「外部被曝に関しては、現在でも日本の原爆被爆者の調査結果が世界のゴールドスタンダードであり…UNSCEARの国連に対する科学的な報告書では、100mSv~200mSv以上の放射線の被曝により、
2011-12-26 08:28:353低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ「癌のリスクが直接的に増加すること、そして、これまでの疫学的研究では、それ以下の被曝線量においてリスク増加は認められないと報告している。これは国際的に合意された外部被曝に関する科学的事実である」。
2011-12-26 08:29:484低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ「科学的事実」というと疑いのない唯一の事柄という印象を与えるがまったく異なる。広島・長崎の原爆の疫学調査については科学者によって多くの疑問が投げかけられ、国連が合意した説に対する科学的異論が噴出。
2011-12-26 08:32:445低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」。『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ。アメリカによる調査に日本が協力し未だに日米協力の原爆疫学は意図的・非意図的な被害の過小評価があり裁判でも論じられ政府側敗訴が続いている。問題多い日米共同の原爆疫学が唯一提示さるべき「科学的事実」とは?
2011-12-26 08:34:336低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ。科学者から大いに異論が提示されている事例一つから「科学的事実」が引き出せるか?他に事例がないので例示するだけでは?原発推進ムラ・役所と結合した科学者グループが自分達の見解を絶対だと独占する体制を作ってきた?
2011-12-26 08:37:077低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」。『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ。また長瀧氏が「外部被曝に関する科学的事実」と言っているのも意味深長。ABCC=放影研による原爆疫学は内部被曝はなく外部被曝だけで被害が起こったという前提で調査を続けてきたのだが、それには科学的異論が多い。
2011-12-26 08:38:158低線量WG座長長瀧氏…「科学的事実」『医学のあゆみ』「はじめに」批判Ⅳ。被害が疑われる内部被曝を想定しない統計から外部被曝だけの信頼できる科学的知見が出て来るだろうか?広島・長崎で内部被曝による被害はなかったというのは1つの学説に過ぎない。それが「科学的事実」だろうか?
2011-12-26 08:39:131政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』239(10)12/3長瀧重信氏「はじめに」批判Ⅴhttp://t.co/CiM74EvC 長瀧氏は多様な科学的評価があるのに一つの立場を唯一の国際的に合意された科学的評価としてそれに従うべきだという。
2011-12-27 21:34:412政治的合意を「科学」として説く放射線影響専門家『医学のあゆみ』12/3長瀧「はじめに」批判Ⅴ。チェルノブイリの放射能被害についても長瀧氏はIAEA、UNSCEARなどの国際機関が作成した報告書が国際的に合意された「科学的事実」でありそれ以外は科学の成果とするに足りないとする。
2011-12-27 21:41:103政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』239(10)長瀧氏「はじめに」批判Ⅴ。国際機関が合意した説が「科学的事実」であり異論は科学的成果としないとするのは妥当か?当該国際機関が長く原発推進に関わってきた機関であることも勘案すれば他説に耳を傾けない理由はない。
2011-12-27 21:44:124政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』長瀧「はじめに」批判Ⅴ。放射線被曝の過小評価との反論に応答する科学的言明は傾聴に値する。だが反論に応答せず自らが支持する説を唯一妥当な科学説だと主張するのは不適切。他説は政治的で自説は科学的との論は通用しない。
2011-12-27 21:46:295政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』長瀧「はじめに」批判Ⅴ。長瀧氏は「科学的に認められない」というのは「分からない」ということだが「認められた影響よりは少ないことを理解すべきである」という。そして喫煙などの影響より少ないという比較論にもっていく。
2011-12-27 21:47:296政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』長瀧「はじめに」批判Ⅴ。だが広島・長崎にしろチェルノブイリにしろ「科学的に認められない」のは少なくて分からないのではなく、そもそも健康影響の全体が不確かでさまざまな評価があって分からないということと見るべき。
2011-12-27 21:50:227政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』長瀧「はじめに」批判Ⅴ。比較の土台となる放射線被曝のデータがあやふやだということ。また、子どもについての情報が不十分。1Sv被曝で20歳以前の発がん率が20倍を超えるというPrestonらの2007年論文の評価参照。
2011-12-27 21:51:098政治的合意を「科学」として説く放射線影響学『医学のあゆみ』長瀧「はじめに」批判Ⅴ。Prestonらの原爆疫学見直しでは1000mSv被曝で若年発がん率20倍超。一時/蓄積の別はあるが、長瀧氏の「喫煙の影響は1000mSvの被曝の影響よりも癌リスクは大きい」と整合しにくいデータ。
2011-12-27 21:51:399長瀧「はじめに」批判Ⅴ。D. L. Prestonら”Solid Cancer Incidence in Atomic Bomb Survivors”, Radiation Res. 168, 1-64 (2007)による。田崎氏http://t.co/EWzmSUQM 参照。
2011-12-27 21:54:2810長瀧「はじめに」批判Ⅴ。結局のところ長瀧氏は「現存被曝状況の1~20mSvを超えると健康に影響があるという主張に、科学的根拠はない」と結ぶがこの日本語は事実上、20mSv以下のリスクを否定するかの如き表現でありLNT仮説を支持するICRPの立場にそうものかどうか疑問(つづく)
2011-12-28 10:13:411専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』239(10)12/3。http://t.co/CiM74EvC「はじめに」批判Ⅵ。長瀧氏はUNSCEARの討議で「純粋な科学の国際的合意」を得られると強調。「純粋な科学」「科学的事実」とは国連の委員会の審査を通ったもの?
2011-12-28 11:10:172専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』12/3長瀧「はじめに」。科学の国際合意からからポリシーの国際合意へ、そして国ごとの法律へという順番だと主張される。「世界の情報を隈 なく収集し,評価することがUNSCEAR の使命であり,原爆被爆者に関する放射線影響研究所からの
2011-12-28 11:17:473専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』12/3長瀧「はじめに」Ⅵ「論文も審査の対象となり,委員会として認められることで,国際的に合意された科学的事実となる」。「このUNSCEAR の報告に基づいて,防護に関する考え方がICRP で議論され勧告として発表される」。
2011-12-28 11:18:354専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』12/3長瀧「はじめに」Ⅵ「このようにして成立した報告書,勧告が,国連機関のIAEA,WHO 等を通じて加盟各国に情報として伝達され…」科学者の国際合意に基づきポリシーの国際合意が決定し各国に降ろされるという上意下達を主張。
2011-12-28 11:19:435専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』12/3長瀧「はじめに」Ⅵ「その合意を日本国内の放射線審議会が受け入れを決定し,その後に,国としての具体的な法律の改正に取り掛かるのである」。つまり専門科学者が真実の絶対的な決定権をもって世界を従わせるというイメージ。
2011-12-28 11:20:036専門外からの検討を排除する専門家『医学のあゆみ』12/3。長瀧「はじめに」Ⅵ。こうした上意下達システム像の提示後に「サイエンスとポリシーを混同しないこと」の項目。「この科学的事実(サイエンス)と,科学に基づいた防護の考え方(ポリシー) を,混同せずに理解することが」
2011-12-28 11:21:37