ニボシ企画「子ども短歌2011」vol.20

2012年01月10日(火)ぶんを切り出しました。
0
村井ニボシ @niboshi2000

中二病体操だいいちーっ! 開いた手を天に向伸ばして「月よ、堕ちろ・・」 片手にモデルガン、もう片方の手で胸の前で十字を切って「Amen(エイメン)・・」 はい、ニヤリと笑うーっ! オイッチニーサンシー、今日の短歌も元気よく、ニーニッサンシー。

2012-01-10 21:01:50
村井ニボシ @niboshi2000

水足りぬ 枯れ葉哀しき 人々は 哀れに思い 雨乞いいたす (中二) 評:なんだろうね。「哀」って字を2回も使っているあたりに、中二病の明らかな萌芽が見て取れるが・・。そうか、枯れ木を哀れに思って雨乞いするものなのか。昔の人はえらいから、「いたす」と敬語を使うのかね。

2012-01-10 21:06:08
村井ニボシ @niboshi2000

あの夏の 数かぎりなき そしてまた たった一つの 表情をせよ (中二) 評:行く川の流れは絶えずしてしかももとの水にあらずというか、たくさんの日々があるけど同じ一日はないんだぜ、とかそういうこと? 「表情をせよ」とあるから、そういう哲学的なことの顔マネでもしなきゃいかんのかね。

2012-01-10 21:09:05
村井ニボシ @niboshi2000

サッカーで ドリブルだせば ユメのおく 炎は気合 ユメと遠くに (小四) 評:こいつぜったいイナズマイレブン見てるだろ! ドリブルしてるときに脳内映像で、足元から、タイムワープするデロリアンみたいな炎が出てるんだろうなあ。「ユメのおく」「ユメと遠くに」 ユメはとにかく遠いらしい。

2012-01-10 21:12:53
村井ニボシ @niboshi2000

おりづるは いのちをまもる たいせつだ みんなをまもる せんばづる (小四) 評:ときに子供は信心深い。言ってることは合ってるんだけど、なんかもう、アーティファクト化しちゃってるなあ。不意に千羽鶴がバツーンって弾け飛んで、「今、誰かの命を守ったんだ・・」みたいなことが起こりそう。

2012-01-10 21:16:41
村井ニボシ @niboshi2000

さとうあげ ありが十匹 きましたよ ありが十匹 エサありがとう (小四・夢斗) 評:・・「ありが十匹」ってずいぶん強調してるねえ。そして、「ありがとう」で終わってるねえ・・。先生は怒らないから、正直に言いなさい。これは、ダジャレだね? そのためにアリの匹数を盛ったね?

2012-01-10 21:20:24
村井ニボシ @niboshi2000

バイキング 温泉たまご ゆでたまご えらんで取って おもしろかったよ (小四) 評:どんだけ貧しいバイキングなんだよ! もっと他にもあっただろ? なんか、肉とかエビとか取ってきなよ! 百歩ゆずって、温泉卵食べ放題にときめくのは、わからんでもないけど・・。ゆで卵は家で食べよう、な?

2012-01-10 21:24:53
村井ニボシ @niboshi2000

授業中 頭の中は サッカーで いつの間にやら 踊る足元 (中二) 評:お、普通にいいやつだな。授業なんて耳に入らなくて、サッカーのことばかり考えている。窮屈な机の下では、待ちきれない脚がじたばたと動く。子供らしくてかっこいいけど、たぶん、隣の女子にはうざったがられているぞ。

2012-01-10 21:28:58
村井ニボシ @niboshi2000

あつい日は あいすをたべよ つめたいな もううたべて さむくなったな (小二) 評:いや、小二で短歌を作れてるだけですごいですからね。もうこの、ギリギリなんとか形になってる感がたまりませんな。あつい→あいす→つめたい→さむい 思考じゃないね。まさに感覚だ。

2012-01-10 21:33:31
村井ニボシ @niboshi2000

夏がきた 夏はやっぱり かき氷 夏はやっぱり かき氷だね (小四・陸) 評:お前は小四なんだからもう少しがんばれよ! もうお兄さんだろ! 下級生にしめしがつかんだろうが! 手抜きを超えて、おんなじことを繰り返す老人みたいになってるぞこれ。最低の最高。ひゃく点をあげましょう。

2012-01-10 21:37:01
村井ニボシ @niboshi2000

この夏は 暑さのあまり 塩アメを 一つ二つと ほおばるばかり (中一) 評:中学生ともなれば、アイスじゃなくて塩アメをなめるのだ。しかしこれ、「塩アメを一つ二つとほおばるばかり」は美しいな。出だしも良ければ、モノホンの名歌だったのに。惜しい。だるさとゴロ寝感が出ていてよい。

2012-01-10 21:41:59
村井ニボシ @niboshi2000

スライムは ふにゃふにゃしてて おもしろい ふにゃふにゃ感を もっとあげよう (小四) 評:「ふにゃふにゃしてて面白い! もっとふにゃふにゃ感を上げたら、さらにヤバくね!?」 いや、ものごとには適度というものがあるぞ。なぜかこの短歌にはナイフやAK-47らしき銃の絵が描かれてた。

2012-01-10 21:46:32
村井ニボシ @niboshi2000

えーと、あと2つ。部活系のいいやつを出して終わりにします。

2012-01-10 21:48:19
村井ニボシ @niboshi2000

バスケット なんだかんだで 五年間 これからずっと 続けていこう (中三) 評:部活を引退する年で、振り返って考えてみると、「なんだかんだで五年間やってきたな」というだけだった。これからも「なんだかんだ」続けるだろう、と。言葉ではとらえられない感慨を、正直にとらえたのだと思う。

2012-01-10 21:51:02
村井ニボシ @niboshi2000

部活動 たった三人の サッカー部 十二月まで わきあいあいと (中三) 評:部活系の歌には、「地区大会の初戦で負けてくやしかった」みたいなのが多いんだけど、これはたった三人。出場すらできなかったけど、コートが雪で埋まるまで、和気藹々とやった。それがなにより、なによりなんだよ。

2012-01-10 21:54:56
村井ニボシ @niboshi2000

スライムの歌の紙には、救急スプレーっぽいのや、ナイフっぽいのも描かれていたから、バイオハザードにはまってたのかもね。それなのに、スライムのふにゃふにゃ感に負けた! ではまた次回。

2012-01-10 21:56:57
村井ニボシ @niboshi2000

@ruibee いいでしょう(えへん)。上の句の愛唱性がとても高い。

2012-01-10 22:01:08
ルイベトゥーン @ruibee

@niboshi2000 無理やり前向きに持ってこようとする歌が多い中で、平熱で前向きになっている感じがいいですね。選んだニボシさんもえらい。

2012-01-10 22:03:35
村井ニボシ @niboshi2000

@ruibee えへん。入選してない作品の中にも、こんなまともにいいのがあるじゃないか! というのも楽しみのひとつなのです。

2012-01-10 22:12:20
てぃだ @Tida_pandany

こんにてぃだ。「大人の雪見だいふく」を食べた。どこが大人かというと、アイスの中につぶあんが入っているのだ! 大人の新解釈あらわる!

2012-01-11 00:48:50
村井ニボシ @niboshi2000

@Tida_pandany 大人だから、甘さひかえめだったりはしないのかね!

2012-01-11 01:01:50
てぃだ @Tida_pandany

大人だけに、箱に描かれたあんこが異常にツブツブだったよ。 RT @niboshi2000: @Tida_pandany 大人だから、甘さひかえめだったりはしないのかね!

2012-01-11 01:32:12
てぃだ @Tida_pandany

さて、今夜も短歌をプレイバック。寝落ちしたらごめんね。

2012-01-11 01:34:01
てぃだ @Tida_pandany

ブヒヒヒ! 「枯れ葉哀しき人々」に全く感情移入できない! RT @niboshi2000: 水足りぬ 枯れ葉哀しき 人々は 哀れに思い 雨乞いいたす (中二) 評:「哀」って字を2回も使っているあたりに、中二病の萌芽が見て取れるが・・。枯れ木を哀れに思って雨乞いするものなのか。

2012-01-11 01:38:15