日本の放射線 #ホルミシス 研究の第一人者 #近藤 宗平 氏の著書「 #分子放射線生物学 放射線は生命にどうはたらくか」を勉強する。 #NUKEjp

日本の放射線 #ホルミシス 研究の第一人者である #近藤 宗平 氏の著書 #分子放射線生物学 を勉強する。 この著書では、研究対象をヒトと大腸菌に限った、とのこと。 理由は「専門でない人にもわかりやすいように」ということなので、期待です。
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---- 第4章 ----

Sirius☆彡 #パンデミックの彼方へ @sitesirius

4章 紫外線は生命にどうはたらくか 紫外線の生物作用スペクトルの研究から、紫外線作用の標的物質は核酸である証拠を前章に述べた。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-30 23:19:58
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しかし、この重要な発見は、原爆投下と核爆発実験による人類への危害という緊急な社会問題のために、多くの人の関心からしばらく離れて、電離放射線の生物作用の研究に関心が集まった。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-30 19:40:46
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一方、紫外線の生物作用の研究は、微生物を中心に純学問的に進められ、時を同じくして発展した分子生物学の豊富な知識を利用できる利点と相まって、飛躍的な発展を遂げた。したがって、生物作用過程については、電離放射線より先に紫外線をとり上げる。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-30 19:44:29

---- 第5章 ----

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5章 電離放射線は生命にどうはたらくか 電離放射線は透過力が大きい。生体や機器の内部のさまざまな診断に電離放射線は欠かせない。従来のX線に加えて、各種のラジオアイソトープの使用が近年著しい速度でふえている。原子力発電はもう現実の問題に…。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-30 21:28:29
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さらに一方では、原爆の問題が重苦しくのしかかってくる。これら…ぼう大な研究が積み上げられたにもかかわらず、紫外線の生物作用に比べると、分子レベルで未解決な点が多い。しかし、根本的な点ではほぼ問題点が十分に掘り下げられたとみてよかろう。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-30 21:54:24
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12.4 異なる電離放射線の生物効果の比較 序章の図Ⅰへもどろう。広島の原爆障害のほうが長崎の障害よりひどい。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 07:44:04
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この相違の主因は、広島の原爆放射線は速中性子とγ線をほぼ1:1(組織線量単位で)含んでいたが、長崎の放射線はγ線が主であったためである。(図12.16)~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 07:44:08
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a) 生物効果比 RBE ( relative biological effectiveness )とLET  ~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 07:50:40
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問題にしている放射線Λ"が、標準放射線Λ'(たとえば60Co、γ線やX線)に比べ何倍の生物効果を与えるかを、数字であらわしたものを"RBE"という。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 07:50:55
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c) 各種生物の突然変異誘発率の比較 生物を個体としてみたときは、その特性は生物種によって多種多様である。しかし、遺伝物質は同じDNAであるから、X線誘発突然変異率について…バクテリアから高等生物まで何か統一的法則が発見されるかもしれない。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 08:11:27

---- 13節 高等動物への電離放射線作用 ----

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13.3 高等動物個体のX線致死機構 多細胞生物、たとえばマウスのX線致死を分子レベルで説明しようとすれば、まず個体死がある標的細胞群の増殖死によることを証明しなければならない。しかし、細胞レベルの損傷の算術和ですべてを説明できるはずがない。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 08:16:40
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なぜなら、多細胞間の秩序的制御こそが、高等生物の存在の根本であるから。これを承知のうえで、まず算術和の仮定がどのぐらい予言できるかを試してみる。次に、多細胞間の秩序的制御が、決定的に支配している発生初期の放射線感受性にふれる。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 08:18:56
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a) 幹細胞模型 小腸上皮や末梢血液では、細胞が成熟して脱落し、その分を新しい細胞が補うことによって、両者の間に動的平衡が保たれて器官の機能が保持されている。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 08:46:58
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放射線照射は、幹細胞に増殖障害を与えて、細胞補給の停止、ひいては器官障害から個体の死へと導く。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 08:47:13
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14.2 晩発効果( late effects ) 放射線による急性症状から回復しても、年が経つにつれていろいろの障害が現われることが多い。また、初めから少量の線量をあびていて一見健康そうにみえても、長い年月のあとに障害が現れることがある。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 09:35:02

---- ポイント ----

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晩発影響はよくわからない、ということか…やっぱり。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 09:37:08

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14.3 遺伝的効果( genetic effects ) 放射線によって、ヒトに遺伝的な障害が生じたという確実な資料はない。しかし、子孫にどの程度の遺伝的障害が起こるだろうかということを推定することは、きわめて重要である。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 09:43:09
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科学の重要な使命の一つは、確かな予言をすることである。科学的に予言された危険を避けるために、現在の人間生活を変え、人類の欲望をも抑制することが、今後の大きな課題の一つになってくるだろう。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 09:45:05
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a) 劣性突然変異( recessive mutations )と倍加線量( doubling dose ) 普通の劣性突然変異は、人間の場合は一番早くて4代目(いとこ同士の結婚)で、劣性ホモとして検出される(図14.7)~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 09:51:19
Sirius☆彡 #パンデミックの彼方へ @sitesirius

ここで"倍加線量"( doubling dose )という、放射線の危険度を測る保健物理的量を紹介しておこう。これは、放射線をあてたとき、注目している生物現象(たとえば、突然変異や発がん)の自然出現頻度と等しい誘発頻度を与える線量をいう。~ #分子放射線生物学 #NUKEjp

2012-01-31 10:22:07
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