シーズ松原氏の市民社会に関するつぶやき

シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 @NPOWEB

それ故、ＮＰＯ経営の現状は大きな矛盾を抱え込んでいる。「万物の商品化」とは別の道を作るはずが、それ自身が「万物の商品化」を進める機関と成り変わりつつある。そういった歴史的眼差しが要求されている。松原

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ポランニーは、社会システムを再分配・互恵・交換の３つに分類。今、交換が市場、再分配は国家が司る。再分配と互恵は閉鎖的な社会で有効だが、グローバリズムの下、機能しなくなってきた。寄付も互恵だが、新しい社会では、フリーライダーを許容する開かれた互恵プラットフォームが必要。松原

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世界で最も商業的に成功している非営利組織はIOCとFIFA。スポーツコミュニティを収益源とせず、政府補助金や観戦料、放映権、広告スポンサーといった第三者から収益を上げる。単なる１００Ｍ走を世界屈指の「商品」に仕上げ売り込んでいる。松原

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昔、収益的に成功しているＮＰＯのモデルパターンを分類・分析したので、おいおいつぶやきますね。ただし、収益の成功が活動の成功とは限らないので注意。松原 RT @2011center_cho 収益的に成功しているNPOのいくつかのパターンが知りたいと思っていた

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ＮＰＯの可能性は一般に知られているより、もっと奥深い。ビジネス手法で社会的課題を解決するというのも悪くはないが、ＮＰＯはビジネスにない手法も使って新しい「社会」を創造できる。収益の上げ方も成功事例はたくさんある。その違いが分からないと。松原

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全てが商品化され孤立化されていく現代において、人と人との「協力」はもはや自然に生まれるものではなくなった。この時代において、ＮＰＯは新しい協力の方法と、人が商品としてではなく認知を受ける場（コミュニティ）を提供できる機関となっている。松原

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「豊かさ」とは金銭でもなく、資本の運動でもない。人が社会に持てる可能性の多様さだ。豊かさをＧＮＰで測るのも限界だが、幸福度指数にも肯首できない。金銭的に実現できる可能性と社会制度的に実現できる可能性、そして未来の世代が持てる可能性を総和すべきだ。松原

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さて今年もセンター試験の公民「政治・経済」でＮＰＯが出題。→http://t.co/BcB9mqzR ちゃんと正解できるかな。松原

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あるＮＰＯの理事会では、上場企業の社長も、小ＮＰＯの代表も、ボランティアの代表も、対等に一つのテーブルで議論を交わし、知恵を出し合う。ＮＰＯは企業社会とも政治社会とも異なる社会関係を創造できる。その創造力が日本の再生に必要とされている。松原

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【再掲】この世界ではいくら学んでも学び足りると言うことはない。しかし、「自分が学び足りない」ということを知らないことは「不勉強」と言われても仕方ない。自分が不勉強であることに居直るべきではない。松原

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【再掲】ＮＰＯ法が出来る前からＮＰＯは活動していた。「新しい公共」が政権交代で注目を集める前から、「新しい公共」という概念はあり、ＮＰＯやＣＳＲや多様な社会貢献は行われてきた。政権の変遷は、この新しいトレンドに影響を与えるが、この活動が政権に基盤を持つわけではない。松原

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【再掲】非営利（利益を分配しない）はＮＰＯの本質ではない。それは、人と人とがお金儲け以外で協力するための共同の約束。お金によらない「力」がＮＰＯの本質。松原

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ありがとうございます。でも、今からまだ準備中のつぶやきが多数あるので、もうちょっとお付き合いを。松原 RT @norizinn ちゃんとしたNPOの思想の書がほしい頃です。味わって、熟読させていただきたいと思います。これまでのつぶやきを体系にして、見える化してみませんか

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ＮＰＯとは「関係性」のビジネス。役割を作る、役割を与える、関係を変える、新しい関係性を持ち込む、承認する、グループ分けする等のさまざまな「関係の工学」を駆使して、人とコミュニティに指向性を与え、新しい力を生み出す。松原

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会議は、料理と同じで事前の資材の調達、下ごしらえ、調理方法の段取りが、腕のいい捌き人を存在が、成否を決定する。ビジネスなら制約のある時間で結論を出していくのは当然。なぜＮＰＯの世界だとそうならない？（溜息）松原

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企業経営の考えや手法をＮＰＯにそのまま持ち込もうとすることは間違っている。企業の様々な手法やツールは８割はＮＰＯにも使えるが、残りの決定的２割は全く違う。その違いが分からないと残り８割もトンチンカンなものとなってしまう。松原

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「社会セクターの組織は企業セクターにリーダーシップの模範を求め、人材を求めるようになっているが、実際には社会セクターの方が企業セクターより、リーダーシップの模範例が多いのではないかと思えるのである」Ｊ・コリンズ

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「社会セクターで偉大な組織への飛躍を実現するには、もっと企業に近づけるのが早道だという見方がある。これは、意図は正しいがまったく間違った見方であり、拒否しなければならない。」Ｊ・コリンズ

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仰る通り。本質の２割の違いを理解すれば、企業経営の８割の手法は極めて有効なＮＰＯのツールに変換できる。松原 RT @H_Nobunaga逆にいえば８割は同じ@IHayato @NPOWEB: 企業の様々な手法やツールは決定的２割は全く違う。

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一言では言えないのですが、Ｐ・ドラッガー「非営利組織の経営」とＪ・コリンズ「ビジョナリーカンパニー特別編」に詳しく説明があります。松原RT @H_Nobunaga 二割はなんでしょうか。興味あります

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「ビジョナリーカンパニー」は、１、２、３と特別編が。ＮＰＯは特別編。それ以外では２が日本のＮＰＯには一番参考になりそう。ドラッカーをかなり下敷きに。松原 RT @H_Nobunaga 「ビジョナリーカンパニ」は読みました。NPOもほぼあれで良いと思ってました。

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私見ですが、個人論からは企業とは違う社会的可能性と価値の提供・開発に、組織論からは使える力（リソース）のあり方に、社会論からは近代化と民主主義への貢献内容の違いにあると。松原 RT @H_Nobunaga 松原氏はNPOと企業の一番大きな違いをどこにみてますか？

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【続き】そして、現在日本社会論としては、コミュニティの再生・革新と新しいコミュニティの創造・提供に対する可能性の違いにも。松原 RT @H_Nobunaga 松原氏はNPOと企業の一番大きな違いをどこにみてますか？

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ＮＰＯは個人の自由と社会の多元性の基盤です。政府は、様々な価値・対立を調整し、再分配し、統合（いい意味・悪い意味でも規制）する役割を担っています。違う機能を提供し合っていると。松原 RT @H_Nobunaga NPOと政府セクターの違いはどう考えますか

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少子高齢化・過疎化・個族化の進展と、企業コミュニティの崩壊、グローバル化は、私たちに新しいコミュニティの創造又は現コミュニティの革新と、それに対応できる市民的能力を要求している。帰属・認知・自己の提供というニーズに、ＮＰＯはもっとノウハウを開発し応えなければならない。松原