日本人は本当に「無宗教」or「現世利益の放縦信仰」か

シリーズ「キリスト教と諸宗教と宗教文化の位置づけと」 番外編的な感じで。 今回は、日本の在来仏教と神社神道、それらが渾然一体となった土着的「漠然教」の立場から考えてみました。 編者の持論展開中心です。 続きを読む
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ラスキンの犬 @DogRuskin

世界の無宗教・宗教人口データ2000 興味深い http://t.co/9NgkPICh

2012-01-26 19:45:56
ラスキンの犬 @DogRuskin

都道府県別 無宗教・宗教人口データ2000 マジかよ東西の違いがすごい http://t.co/PftDysxA

2012-01-26 19:46:47
crape @crape_myrtle_

↓世界の無宗教・宗教人口データ2000 (引用) 日中韓、及び中国の影響が大きかったという点で共通のベトナムを含む東アジアの宗教的特徴は、無宗教の比率が高い点と仏教の比率が高い点であり、世界の中でも特異なパターンを示している。(引用終わり)

2012-01-26 19:59:35
crape @crape_myrtle_

↓今朝、我乱堂さんと服部さんと話した事の繰り返しになるけど、東アジアでは精神的なものは儒教と仏教(神仏混交だけど)で事足りていたんだよねえ… そしてこの無宗教の多さは、太平洋戦争後に教育から儒教が排除されたせいもあるような気がして来た。

2012-01-26 20:03:58
小林由紀子 @lupus211

@crape_myrtle_ アメリカやヨーロッパで無宗教といった場合は信念を持った無宗教(唯物論者とか)だけど、日本ではとりあえず今は信じる対象が無いという意味の無宗教だと思いますね。苦しい時の神頼みという言葉もあるぐらいだし。

2012-01-26 20:22:18
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@crape_myrtle_ 日本人は元々漠然教→江戸幕府に仏教が飼い慣らされすぎて形骸化→アンシャンレジームのシンボルである仏教への不信→明治の廃仏毀釈によって仏教大打撃→人工的国家神道建設によって地に根ざした民間神道は却って衰亡→敗戦後の国家神道解体→無宗教状態(いまここ)

2012-01-26 20:50:15
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@crape_myrtle_ 無宗教の多さ:日本に関していえば、GHQの伝統解体政策は最後のとどめにすぎず…明治維新のイデオロギッシュで無茶な宗教政策の時点で、日本の古来の宗教風土は致命傷を負い、空虚に上の宗教政策に従う状態に堕ちた―それが現代に至る無宗教化の始まりだと思ってます

2012-01-26 20:57:17
◆QOOmW3I0SM @bun_history

@triona_klee そういえば以前、宗門の大学で歴史研究をされている方に伺ったのですが、明治時代の仏教各派への打撃は、「地租改正による土地改革に伴う寺社領の解体」で経済基盤が失われたのも大きかったとか。

2012-01-26 20:54:27
◆QOOmW3I0SM @bun_history

@triona_klee 比較的、寺社領への依存率が低かった浄土真宗系が、明治時代に組織としてのフットワークがわりと軽く動けたのもこれが原因だとかで、なるほどなー、と頷いた記憶が。宗教における経済基盤って大事ですよね、ホント。

2012-01-26 20:56:26
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@bun_history なるほど~ 神仏習合の修験道や、浄土系でも時宗は、壊滅寸前まで追いやられましたよね~。廃仏毀釈と国家神道は、仏教にも、本来の神道にとっても、黒歴史だと思います・・・

2012-01-26 21:04:49
◆QOOmW3I0SM @bun_history

@triona_klee うん。ホントあそこの舵取りは理念先行の失敗としか言いようがないですね……そっから舵を修正して、何とか乗り切った点は評価できますが。

2012-01-26 21:08:52
ラスキンの犬 @DogRuskin

@triona_klee @crape_myrtle_ 人間の宗教心は、消し去ろうとしても消えないと思うけどなぁ。だから鎌倉時代にも、幕末から明治にかけても、戦後の混乱期にも、求める心が宗教を作り出した。それがいいか悪いかは…いや、金目当てのものは勘弁

2012-01-26 21:03:37
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@DogRuskin @crape_myrtle_ そうなんですよね。無理に消し去ろうとしたり、人為的な代替宗教を拵え強制したりすると、病的なことになるのだと。共産国が国家崇拝・指導者崇拝に走り、仏革命も「最高存在」「理性崇拝」なる疑似宗教を創り出し…国家神道もよく似た現象です

2012-01-26 21:11:15

民間での神社神道の心性

田蛙澄 @taatooru

日本人の神観念で面白いと思うのは、結構神の名前にこだわらないことだと思う。困ったときも「神様」という非常に抽象的な名称で呼ぶ。神社に詣でてもそこの神社祀られている神の名をそれほど気にしない。神様は神様どろうという感じなのだ。

2012-01-26 21:21:13
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

そうそう。本当に多神教といえるのか?と。ご祭神の如何を気に留めず「神様は神様」として拝む大衆レベルの心性は、実は一神教に近いんじゃないかと。 QT @taatooru: 日本人の神観念で面白いと思うのは、結構神の名前にこだわらないことだと思う。神様は神様だろうという感じなのだ。

2012-01-28 00:20:19
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@taatooru 菅原道真も東郷平八郎も、祭神として拝む際は、生前の人格をあまり意識せず、一線を画して「学問の守護」「勝負の守護」という抽象概念として捉えるわけで。東郷のように功臣を神格化する国家神道には否定派ですが、無邪気な受験祈願絵馬とか見ると、まぁアリかなと思えてきますw

2012-01-28 00:25:53
◆QOOmW3I0SM @bun_history

@triona_klee @taatooru 確かに神様の名前にこだわりませんが、逆に神社が統廃合されて社が消えても、「あっちにゃ、うちの神さんはおらん」みたいに社のあった場所を拝む人がいますし、「ここの神様」「あそこの神様」みたいな認識なのかも。

2012-01-28 00:26:06
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

@bun_history @taatooru そうかもですね!御祭神の如何より、「どこどこのお宮さん」という…土地の神、産土の神という意識の方が、民間レベルでは強いかもです。

2012-01-28 00:28:13
田蛙澄 @taatooru

あとアストンなんかは神道は農業宗教で、また神の人格化がそれほど進んでいないのは仏教が入るまで絵画や造像の技術があまりなかったからではないかと言っている。確かに神像というのは結構これといったイメージは希薄だ。古事記とかみても神はむしろ色々な形で化身として表れているし。

2012-01-26 21:24:40
田蛙澄 @taatooru

もともと神社というのができたのも仏教の寺院に影響されたものらしいしな。そもそも海とか山とか場所に宿るというかましますような感覚だったらしいし。そう考えると、八百万的などこにでもいるという感覚は神の宿る場は無数にあるという感覚からなのか。

2012-01-26 21:27:31
とり~な@trionaP広報 @triona_klee

ですね!仏教伝来なくして神社神道なし。他方、日本仏教も多分に神道的。どちらか本とも末とも言えないかと。 QT @taatooru: もともと神社というのができたのも仏教の寺院に影響されたものらしいしな。そもそも海とか山とか場所に宿るというかましますような感覚だったらしいし。

2012-01-26 21:29:13
田蛙澄 @taatooru

漠然と神頼みしたりする感覚も、近くにいる神さんが聞いてくれるだろうみたいなところからきているんじゃなかと思っている。

2012-01-26 21:29:21

仏教エキュメニズムと一遍上人のことば

田蛙澄 @taatooru

というかうちが真言宗だからという親近感もあるのだろうが、密教のあの日本の八百万の神だろうとインドの神々だろうと皆大日如来の顕現だからみんなひとつみたいな本地垂迹説の無駄な懐の広さが大好きだ!

2012-01-26 21:31:05