処女小説「京急アンチクライマー」が出来るまで。

京急蒲田処女小説文藝大賞への参加へ向けて、そろそろ準備しなくちゃな。という、自分用のまとめです。
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川田十夢 @cmrr_xxx

15年前に書いた映画のシナリオ+設定資料を探している。京急を舞台にした群像劇。あれは露骨な傑作だった。(「京急アンチクライマー」)

2011-10-13 09:58:54
川田十夢 @cmrr_xxx

観客は、映画のチケットの代わりに切符を買う。駅から駅へ、登場人物が乗り合わせる。どこから乗る(観る)かによって、物語が目指すエンディングは流動的に変化する。(「京急アンチクライマー」)

2011-10-13 10:00:46
川田十夢 @cmrr_xxx

タイトルに配した「アンチクライマー」は、京急の車体に見られた構造物。衝突緩衝とデザインが目的で使用されていた。映画は今も昔も、キャスティングで配役が分かってしまう。無名の俳優、無名の物語には、それが必要だった。(「京急アンチクライマー」)

2011-10-13 10:08:04
川田十夢 @cmrr_xxx

たとえば街中で携帯電話に出た途端、方向感覚を失って歩き回る人がいる。この場合、方向感覚の欠如に作用しているのが無意識、声が司るものが意識。両方の存在に気がつくのが映画における観客。物語の緩衝と圧縮に必要なのがアンチクライマー。(「京急アンチクライマー」)

2011-10-13 10:30:12
川田十夢 @cmrr_xxx

京急アンチクライマー、ほぼ書き終えたんだけど。まだ時代が早い印象。もう少し寝かせることにしました。 http://t.co/tIaIgNKP

2012-04-25 13:42:11
川田十夢 @cmrr_xxx

京急アンチクライマーの世界を適えるには、白紙の小説を持ち歩く習慣を浸透させなくてはいけない。場所に内在する語り部。その語り部は誰かの主観であり、主観がひとたび電車から下りれば、別の主観が語り部となる。

2012-04-25 13:54:55
川田十夢 @cmrr_xxx

電車から下りた主観は、登場人物となる。

2012-04-25 13:56:18
川田十夢 @cmrr_xxx

複数の主観を搭載した電車は、呼吸するように駅に物語を吐いてゆく。新しい客観を吸い込む。

2012-04-25 14:00:18
川田十夢 @cmrr_xxx

読者は、必ずしも終着駅まで電車に乗っているとは限らない。

2012-04-25 14:02:10
川田十夢 @cmrr_xxx

途中下車には、途中下車の結末が待っている。

2012-04-25 14:03:20
川田十夢 @cmrr_xxx

「脱輪しないスピンオフ企画について」という講義を、某クルマメーカーでしているときに文体の最終構造が浮かんだ。いい経験をした。

2012-04-25 14:08:04