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牧眞司の文学あれこれ その7

牧眞司の文学あれこれ その6 http://togetter.com/li/611659 からの続きです。
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牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

NEWS本の雑誌「今週はこれを読め! SF編」更新されました。こんかいはフィリップ・K・ディック『ヴァリス〔新訳版〕』(ハヤカワ文庫SF)を取りあげています。 webdoku.jp/newshz/maki/20…

2014-05-27 12:21:47
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

書評のさわり―― ディックの小説(とくに長篇SF)はたいてい何かが過剰なのだが、この作品では主人公と語り手の二重性があまりに過剰だ。ファットとディックがはっきりと分裂し、別々の観点を持っている。 webdoku.jp/newshz/maki/20…

2014-05-27 12:22:12
リンク WEB本の雑誌 【今週はこれを読め! SF編】神学と妄想との捩れ、逡巡する物語、螺旋状に深化する思索 - 牧眞司|WEB本の雑誌 カルト的支持も一部にあるディック晩年の問題作『ヴァリス』が新訳された。大瀧啓裕...
リンク WEB本の雑誌 【今週はこれを読め! SF編】神学と妄想との捩れ、逡巡する物語、螺旋状に深化する思索 - 牧眞司|WEB本の雑誌 カルト的支持も一部にあるディック晩年の問題作『ヴァリス』が新訳された。大瀧啓裕...
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

その「ユーモア」と「シリアス」をつづめると諦観やアイロニーですが、ディックはそこへ逢着せず両端を振幅している感じです。 RT @psychicpainter //個人的にタガの外れたユーモアはディック作品の特徴だと思うんですが、世間的にはシリアスな作家と思われている気がします。

2014-05-27 12:46:14
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

セス・フリード『大いなる不満』(新潮社)を読みはじめた。一篇目からもうヤバい。「ロウカ発見」は研究施設の話なんだけど、〔科学とは情熱なのだ。何かを真であると証明したければ、それがすでに真であるかのごとく振る舞わなければならない〕と、どんどん突っ走っていく。

2014-05-30 15:34:41
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

しかも、世紀の発見と意気込んだ研究が茶番に終わり世間の笑いものになって、研究者全員が解雇されるのだが、〔しかしその後、我々の誰もさして苦労はせず、コミュニティ・カレッジや民間ラボでの仕事が見つけることができ〕というなりゆき。おいおい。

2014-05-30 15:35:15
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

えーと、白状しちゃうとぜんぜん共感しませんでした。ストーリーは面白かったけど。ぼくはあれほど(ああいうふうに)本が好きじゃない。 RT @okiraku_k 『図書室の魔法』途中。主人公がSFファンでなくてもファンタジーの要素が無くても、//多くの本好きが共感を覚える類いの本。

2014-05-30 17:39:05
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

本が好きなことはまあわかるが、それが被差別意識やルサンチマンとお手軽に結びついちゃうのはどうもなあ――って思いました。自分が楽しくしていれば、学校の友人のなかからも本に興味を持つひとがあらわれるもんじゃないの。ちがうの。 >『図書館の魔法』 @okiraku_k

2014-05-30 18:07:00
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

もちろん、『図書館の魔法』のストーリー進行上は、主人公の「本好き/不遇感」が駆動系になっているのはわかるんですよ。だから話が盛りあがるところもあるのだし。でも、もう一歩進んでいえば、そういう小説作法はちょっとあざといと思う。

2014-05-30 18:09:44
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

片瀬二郎『サムライ・ポテト』(河出書房新社)読了。面白かったので、さっそく書評を書いている。いつものごとく調子に乗って余計なことまでふれてしまい、ガリガリと削ったところ。

2014-06-02 10:22:29
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

削った部分のひとつ。 〔表題作は書き下ろしアンソロジー『NOVA 7』が初出で、本書自体も同じ版元の叢書〈NOVAコレクション〉の一冊として刊行された。元のアンソロジーの編者である大森望は →

2014-06-02 10:23:30
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

「片瀬二郎のSFデビュー作となるこの短篇集『サムライ・ポテト』がこうして〈NOVAコレクション〉から出ることになっただけでも、〈NOVA〉をやってよかったなと思います」とたいへんな入れこみよう。 →

2014-06-02 10:24:25
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

→ オオモリのアオリにはもうダマされないぞと警戒している読者もいらっしゃるかもしれませんが、SFに関してはこのひともそう叙述トリックはしないので、まあ、信じてあげてください。〕

2014-06-02 10:24:54
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

NEWS本の雑誌「今週はこれを読め! SF編」更新されました。こんかいはキジ・ジョンスン『霧に橋を架ける』(東京創元社)を取りあげています。 webdoku.jp/newshz/maki/20…

2014-06-03 20:18:11
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

書評のさわり―― どの作品もある種の寓話だが、一意的な教訓に帰着するものではない。ル=グインは自作「オメラスから歩み去る人々」をpsychomyth(心の神話)と称したが、それに似た感触がある。(略)読み手に委ねられる部分が多い。 webdoku.jp/newshz/maki/20…

2014-06-03 20:19:05
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

萩尾望都さんの対談集『愛するあなた 恋するわたし』(河出書房新社)到着! 萩尾さん自身が本格的なSFのクリエーターということもあるけど、対談のお相手もSF度の高いひとが多い。図版も豊富で、造本も含めて賑やかで楽しい一冊。

2014-06-03 20:45:09
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

『愛するあなた 恋するわたし』収録の、萩尾さんと恩田陸さんの対談はぼくが司会・構成しています。初出は〈SF Japan〉。おふたりの会話がピタッと噛みあったからこそですが、その呼吸がうまく分消化できていると我ながらに思います。

2014-06-03 20:49:12
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

萩尾・恩田対談は新宿でおこなったのですが、終了後、恩田さんが「私が萩尾さんを駅までお送りしてきます!」と、おふたり連れだって夜の繁華街を抜けていかれました。ぼくと編集氏は入りこむ余地すらないかんじで、睦まじく語り合いながら遠ざかっていく後ろ姿を見送るばかりでした。

2014-06-03 20:54:37
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

『SFマガジン700【国内篇】』で、桜坂洋「さいたまチェーンソー少女」再読したけど、やっぱ、これ、むっちゃケッサクだわー。ぼくはセカイ系とか全然詳しくないけど、この作品ってセカイ系の進化形というか、さらなる脱格みたいなものかしら。

2014-06-05 19:49:44
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

主人公の娘にチェーンソーをプレゼントした爺さん(祖父)が気になる。作中では〔レザーなんとかとかいうヘンなものを追いかけてテキサスから日本までやってきた〕とあるけど、本当は爺さん本人がレザーフェイスだったんじゃないの。

2014-06-05 19:50:37
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

山岸真編『SFマガジン700【海外篇】』、および大森望編『同【国内篇】』(ハヤカワ文庫SF)読了。ベスト選ではなくレア・トラックスであって、SFを読みこんでいる読者にとってはこちらのほうが嬉しいといえば嬉しい。

2014-06-05 20:46:25
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

国内SFベスト選としてはハヤカワ文庫JAの『日本SF短篇50』全5巻があって、もちろん水準は高いのだけど、あれはあれで縛りがある(その縛りもコミで楽しめる、と言えるのだけど)。ぼく個人としては日下三蔵編『日本SF全集』(出版芸術社)のやりかたが、もっともしっくりくる。

2014-06-05 20:49:09
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

もちろん、出版芸術社版は日下さんひとりで編んでいるので、彼の姿勢・嗜好・匙加減が合う読者もいれば、あまり合わない読者もいるだろう。ただし芯が通っているので、ぼくは合わない部分も含めて面白く、刺激になる。たんなる徳用パックではない。それがアンソロジーの醍醐味だ。

2014-06-05 20:51:40
牧眞司(shinji maki) @ShindyMonkey

話が逸れてしまった。『SFマガジン700』について言えば、珍しい旧作を掘り起こしてみせる部分と、いろいろワケありで書籍未収録のままの作品を提供する部分とがあって、作品のレベルで言えばだんぜん後者のほうが高品質で、昂奮する。

2014-06-05 20:52:50
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