未来社会への移行経路〜「大失業時代」の到来

未来社会への具体的移行経路が見えてきた気がする。従来型の企業が雇用を吸収する力は衰えていき、ある種の雇用は永遠に失われたままになる。この世の終わりのように見えた瞬間に、新しい世界が胎動しはじめる。
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Eiji Sakai @elm200

未来社会への具体的な移行経路が見えてきた気がする。これから10年で日本政府の財政も企業社会も行き詰まり、財政破綻と大量解雇がほぼ同時に起こるだろう。街には失業者が溢れる。だが物質的生産力が高くネットのある現代は、大恐慌後の1930年代米国とは別の経路を辿るだろう。

2012-03-16 09:12:21
Eiji Sakai @elm200

企業を追われたこれらの失業者の多くは、もう二度と安定した雇い主を見つけることはできない。大企業が大量に人員を雇用する時代の終わり。「雇用」は永遠に失われたままになる。だが、考えてみれば雇用されることだけが働き方じゃないよね。雇われない働き方がこれから増えざるをえない。

2012-03-16 09:14:13
Eiji Sakai @elm200

カネを稼ぐことだけが唯一の働き方でもない。世の中にはカネを生まないが立派に人々の幸福を増進しているような活動がある。「大失業時代」にはこうした活動に従事する人たちが増える。その結果、生活必需品程度は物々交換に近い形で手に入るようになるだろう。一部の例外を除いて餓死する人はいない。

2012-03-16 09:17:19
Eiji Sakai @elm200

夢物語みたいだが、政府と企業が同時に破綻した世界で、それらに再び頼って生きていこうとするのもまた夢物語かもしれない。政府や企業は力が衰え、全員分の雇用を生み出す力がないのだから、仕方ない。幸いなことにこういう古い勢力に頼らなくても生きていける技術的基盤が準備されつつある。

2012-03-16 09:20:08
Eiji Sakai @elm200

ディストピアとユートピアは表裏一体っていうことですかね。先進国ではこれから20世紀型の経済の息の根が止まる。「いい会社に就職して一生安泰」的世界の完全なる終焉。数百万人が準備もないまま街に放り出される。いろいろ混乱はあるだろうが、人々は21世紀型の経済に慣れていくしかない。

2012-03-16 09:23:48