小ネタ・彼女が眼鏡を外したら
JAM
適当なマテリアル塊(その辺の原料を光学的に反転させたりだとネタ的にオイシイ)にリソースをダウンロードしてタイプごとの形状に整形、データの引き継ぎを行って活動再開。性別はおろか繁殖の概念も失われて久しいのがインキュベーターと云う種族ではないかと
2012-03-05 17:16:47やっぱり母船みたいなのがあってそこと常時接続してる端末みたいなイメージが一番自然だな。適当な有機物(とは限らないかも)の塊から器としての端末を再構築してそこに単位意識リソースを送り込む、と。
2012-03-05 17:25:42「ワルプルギスの夜」に現代火力が通用しない理由についての考察
「自分の側に連なる力でしか斃せない」と云う守護でもあり呪いでもある何か、によって守られているのだろうと。云い換えれば「無から生み出されたものでしか傷つけられない」とも。
2012-03-06 21:44:32核分裂だろうが融合だろうが対消滅だろうが、有から無に還す力でしかない。因果の流れに従う力である限り、アレには毛筋ほどの瑕すら付けることは困難、いや不可能だろう。さんざめく哄笑とともに舞い来る、あの狂宴には。
2012-03-06 21:50:42disだと勘違いされると心外だから予め断っておくが、手配出来たどんな攻撃手段でも瑕一つ負わせられなかった理由についぞ気付けなかったのがほむら、ではないか。それでも、は通用しなかった。それはとりもなおさず、法則の問題だから……
2012-03-06 23:02:03重力、慣性、分子間力、etc。我々の常識にある力が無化されて、そうでない何かが席巻する。そう云う場を引き連れて来るのがアレなんじゃないか。
2012-03-06 22:21:24緋色の瞳・追想の黒
「今のままでは難しいだろうね。出力効率が悪すぎるよ」事も無げに、そう云う。「呪術的増幅、と云うのだそうだね。生体機能を欠損或いは封印して魔法効果を高める手法だ」それは、つまり。「そして代替器官として"それ"を利用する。キミの魔法特性からすれば、それが最も効率的だ」
2012-03-10 13:05:47その人に尋ねたことがある。どうして、わたし達の証とも云えるあの”指環”を、身に付けていないのかと。気になるか、と何かを懐かしむような遠い眼差しでその人は云う。ほら、これさ、と髪を掻き上げて見せてくれたのは、その左眼に赫々と宿る緋色だった。「おっと、アイツが来たらどやされちまう」
2012-03-07 03:25:11「また、そんな。あまりいい趣味でもないでしょう」「訊かれて無下にも出来ねえよ。って、また盗み聞きか」「いつもそうね……失敬な。通りがかったら聞こえてきただけ」褐色(かちいろ)の瞳が窓の外を見遣る。そこに浮かぶ色に、恐らくは本人すらも気付いては居ないのだろう。届かない、などとは。
2012-03-07 04:06:14「それで、実際のところあの子たちは」「……悪くねえ。カンもいいし、得物の扱いもそれなりだ。あとは場数だな」「……そう。じゃあ、そろそろ」「ってことに、なるな。連絡は」「勿論」「なら今晩で免許皆伝、と頑張ってもらうかねえ」「あら、本気?」「……どうにも厭なニオイはするけどな」
2012-03-07 04:19:11それをあいつから聞いたのはだから、随分後のことになる。「魔女。そう呼んでいたわ」かつての世界で、あたし達がいつか辿る筈だった末路。「だから精々感謝なさい。貴女達が何故最期まで自分を呪わずに居られるのかを」いつかどこかで、あたし達の呪いを全部引き受ける、なんてバカな奴が居たんだと。
2012-03-14 05:22:22