仏トゥールーズのユダヤ系宗教学校前で銃乱射、死者4名 ~ フランスの反ユダヤ事情

フランス南部の街トゥールーズにあるユダヤ系の学校オーザル・ハ・トーラ前で起きた銃乱射事件 http://ht.ly/9KNsb  犠牲者は生徒3名、教員1名。サルコジ大統領が現地入り。 事件の背景となっているフランスに渦巻く反ユダヤ風潮について語る
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山本敏晴 @yamamoto1208

イギリスが第一次世界大戦後オスマン帝国から中東領域を奪取するため三枚舌を使ったことがイスラエル・パレスチナ問題の原因の一つ。1)アラブには独立を承認するからオスマン帝国内で反乱を起こせ。2)ユダヤにはパレスチナに居住地建設を約束。3)フランスとは、オスマン帝国領を分け合いましょう

2012-03-20 08:21:02
山本敏晴 @yamamoto1208

アウシュビッツのガイドは「最近の世界経済の不況の時に『ユダヤ人のせいだ。また、あいつらが悪いことを企んでいるんだ』と言った人はいなかった。先日、フランスがロマ人を追放した時も国際社会が批判をした。こうした世論ができあがったのが、負の世界遺産になったこの施設の効果ではないかと思う」

2012-03-20 08:21:27
山本敏晴 @yamamoto1208

フランスは治安の強化を理由に不法滞在の移民や少数民族を国外退去。サルコジ大統領は犯罪を起こすことが多いとして、ジプシー(移動民族、ロマ等)の一掃を宣言。一か月で千人をルーマニア・ブルガリアに強制送還。(両国は2007年EUに加盟し人の移動が増加。)しかし暴動。排外主義だとの批判も

2012-03-20 08:22:02
山本敏晴 @yamamoto1208

1997年、フランスのカトリック教会のオリヴィエ・ド・ベランジェ司教が、ユダヤ人に謝罪を表明。1)ナチ占領下のフランスでユダヤ人迫害を黙認していたこと。2)キリスト教会に巣くう宗教的反ユダヤ主義への自戒。この「懺悔声明」の発表の場所は、フランスのユダヤ迫害の象徴、ドランシー収容所

2012-03-20 08:22:30
山本敏晴 @yamamoto1208

フランスとユダヤ。1929年世界恐慌と1933年ヒトラー政権誕生によりユダヤがフランスに流入。フランス人は職を奪われ失業を懸念。1941年ヴィシー政権はユダヤ人帰化の再審をし40%が国籍剥奪。ユダヤ人身分法で官公庁等に就職不可。パリ北東のドランシー収容所にユダヤ女性が拘束され餓死

2012-03-20 08:23:01
山本敏晴 @yamamoto1208

ユダヤ虐殺はナチス・ドイツのせいということになっているが、実際はそれ以外の多くの国や組織が協力していた。例えばフランスの鉄道がユダヤ人を強制収容所に輸送することに協力。カトリック系ポーランド人でドイツに味方し虐殺を手伝った人も多い。つまりユダヤ虐殺は「世界的なシステム」だったのだ

2012-03-20 08:23:22
山本敏晴 @yamamoto1208

テオドール・ヘルツル(1860-1904年)はオーストリア生まれのユダヤ人。新聞記者としてフランスのドレフュス事件(1894年)の取材をした時、いまだ根強いユダヤ人に対する偏見を知り、失われた祖国イスラエルを取り戻すための「シオニズム運動」を起こす。イスラエル「建国の父」とされる

2012-03-20 08:23:42
山本敏晴 @yamamoto1208

ドレフュス事件とは1894年フランス陸軍に勤務していたユダヤ人のアルフレッド・ドレフュス大尉に対する冤罪。フランス情報部はドイツへの密告者がいるらしい情報を得た。たいした証拠がないまま彼を逮捕。新聞が「ユダヤ人は祖国を裏切る売国奴」と報道。軍は彼を終身刑に。1906年に再審で無罪

2012-03-20 08:24:17
山本敏晴 @yamamoto1208

シオニズム(ザイオニズム、Zionism)とは、1)イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しようとする運動、2)ユダヤ教・イスラエル文化の復興運動。元は「シオン」(エルサレム市街の丘の名)の地に帰るという意味。フランスでユダヤ人が冤罪をきせられた1894年のドレフュス事件が契機

2012-03-20 08:24:41
山本敏晴 @yamamoto1208

ドミニク・ストロスカーン。1949年生。フランスの経済学者。ユダヤ人。1997-99年、経済・財政・産業大臣。2007年より国際通貨基金(IMF)専務理事(任期は5年)。2012年の仏大統領選の最有力候補と言われた。2008年、部下との女性関係が発覚。2011年、強姦容疑で逮捕。

2012-03-20 08:25:43
山本敏晴 @yamamoto1208

フランスの大統領選で再選を狙うサルコジ大統領は「わが国の移民統合システムはどんどん悪化している。それは、わが国の領土にあまりにも外国人が多すぎるからだ。もはや彼らのための住宅や職、学校を探すことは不可能だ」と発言。2012年3月。サルコジは「再選した暁には移民の数を半分に減らす」

2012-03-20 08:31:23
山本敏晴 @yamamoto1208

フランスの作家、ヤニック・エネルの『ユダヤ人大虐殺の証人ヤン・カルスキ』(河出書房)。第二次世界大戦中にホロコースト(大量殺戮)の実態を世界に訴えた、ヤン・カルスキ(1914~2000)の半生をたどる作品。執筆の契機はユダヤ人虐殺の証言で構成したドキュメンタリー映画「ショアー」

2012-03-20 08:33:55
山本敏晴 @yamamoto1208

「ユダヤ・イスラエル・パレスチナに関するツイート」 その1、アウシュビッツ編 http://t.co/yI6EQvcn その2、イスラエル建国編 http://t.co/DcmaSJzV その3、現代パレスチナ編 http://t.co/LV84pyst 山本敏晴のブログより

2012-03-20 08:35:01
山本敏晴 @yamamoto1208

「フランスのユダヤ迫害、ヘイトクライムに関するツイート 20120320まで 7671字」 http://t.co/cM2Yc8Oc 山本敏晴のブログより

2012-03-20 09:06:20
山本敏晴 @yamamoto1208

サラの鍵。2006年に出版されたタチアナ・ド・ロネの小説、及び、これを原作とした2010年に公開されたフランスの映画。1942年のヴィシー政権によるユダヤ人迫害が背景。10歳のユダヤ人の少女、サラは、検挙される直前、(すぐ戻れると思っていたため)弟を納戸に隠し、鍵をかける。だが…

2012-03-20 09:32:27
山本敏晴 @yamamoto1208

ヴェルディブ事件。1942年7月、パリとその近郊に住むユダヤ人13352人が検挙。4115人が子ども。トイレもなく食事も与えられず、ヴェルディブという屋内競技場に留置。その大半がアウシュビッツに送られ、生還できたものはほとんどいなかった。当時のフランスは親ナチスだったヴィシー政権

2012-03-20 09:37:22