3月19日開催 UCSF震災シンポジウム

坂本先生のツイートより http://globalhealthsciences.ucsf.edu/news-events/events/the-great-east-japan-earthquake-and-disasters-one-year-later その1)「日本の震災から1年 - 影響と課題」http://goo.gl/yvHwH その2)「福島の放射線リスクはチェルノブイリよりも低そうだ」http://goo.gl/iMk5X
40
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

岸本先生:奈良県立医科大学は気仙沼にDMAT1チーム、医療団19チーム、精神ケアグループ13チームを投入した。医療チームは医師2−3人、看護師2人、薬剤師1人、事務員2人で1チームを構成する。5日ごとに交代。

2012-03-20 13:07:45
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

岸本先生:拠点は小原木中学校においた。ここの体育館には230人が避難していた。はじめは救急医療が要求され、やがて心理的なサポートが主となっていった。

2012-03-20 13:08:11
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

岸本先生:心理的なサポート。30代男性。妻は行方不明で葬式をあげた。10歳の息子からは「お母さんはどこにいるの?」と聞かれ「生きているよ」と答える。そう答えたことで自分自身が、後ろめたさで心理的に罪の意識を背負うことに。

2012-03-20 13:09:19
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

岸本先生:50代女性。夫は失職。その夫の落ち込んだ顔を毎日見続けるのが苦痛。「先生、どうすれば?」近所の女性「あなたは顔を合わせる夫がいるだけマシよ。私の夫はいなくなってしまったわ。」医師として女性へのアドバイス。「彼を笑わせなさい。貴方が彼に笑顔を見せれば良いのです。」

2012-03-20 13:10:24
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

岸本先生:この現象はMirror Neuronと呼ばれる。例えば、スポーツでファインプレーが出るとチーム全体の雰囲気が盛り上がり動きが良くなる。逆に落ち込んだ顔を見せると相手も落ち込む、それを見てさらに自分も落ち込む。笑顔をつくることがこの状況から抜け出す第一歩である。

2012-03-20 13:12:00
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

第4題は慶応大 小児精神学の渡辺久子先生。 郡山で子供の精神面のケアについて活動。タイトル“The Manifold Impact of Radiation on Children and Families in Fukushima”福島における放射線の子供と家族への多様な影響

2012-03-20 13:25:45
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:現在の放射能問題は心理的な「見えない津波」として福島の人々に襲いかかっている。震災の後、郡山市で病院を営んでいる知人の菊池信太郎医師、菊池辰夫医師のサポートに行った。はじめの頃は新幹線はじめ鉄道は使えず、那須からはタクシーで郡山に。

2012-03-20 14:05:58
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:メディアは放射能の恐怖をひたすら煽っていた。郡山のお母さんがたは子供のことをとても心配しており、子供達に険しい顔を向け続けることになった(No Smiling Mother)。それを見た子供達からも笑顔が減っていった。

2012-03-20 14:06:18
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:そこで、子供達に絵本の読み聞かせをして、子供らしい感情を取り戻してもらうことにした。郡山市に働きかけてニコニコこども館に読み聞かせコーナーを新設。また絵本コーナーも充実させてもらった。

2012-03-20 14:06:35
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:こういった絵本コーナーの充実や校庭の除染など、郡山市は国が動き出すよりも早く対策に乗り出すことが多く、素晴らしい。

2012-03-20 14:06:49
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:郡山のお母さん達への子供への接し方もアドバイスした。子供に寛容になり抱きしめなさい。この状況に子供の過ちが一切無いことを伝えなさい。子供の言うことに耳をもっと傾けなさい。子供をぐっすりと寝かしなさい。

2012-03-20 14:07:29
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:地域社会の安定が、地域の会社を安定させ、幼稚園、家族、両親の心を安定させる。本来、子供の心はこれらの安定があって上手く発達していくものだ。

2012-03-20 14:08:33
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:この他にも郡山では多くのボランティア団体が献身的に活動した。こういった成果もあるのだろうか。福島での妊娠中絶率の増加はみられず、ストレスの低下も認められた。ただし、子供の筋力低下はなかなか改善していない。運動させるのが難しいからだ。

2012-03-20 14:08:54
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

渡辺先生:子供の遊び場をもっと作らなくてはいけない!菊池医師らが中心となってペップキッズ郡山という施設を作った。これは屋内でも屋外の様に遊べる施設である。除染も子供の遊び場を増やすのに重要だ。

2012-03-20 14:09:36
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

第5題は太平洋地震工学研究センターのStephen Mahin先生による“Earthquake and Tsunami Mitigation in Japan”(地震と津波の緩和策)です。

2012-03-20 14:12:30
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Mahin先生:環太平洋地域をはじめ近年大きな地震が発生している。カリフォルニア州も地震が多く、この問題からは例外ではいられない。カリフォルニア州ではサンアンドレアス断層が縦断しており、断層の西側は南へ東側は北へと動いている。この断層の動きが地震を生み出す。

2012-03-20 14:31:16
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Mahin先生:今回の東北の地震は三つの地震が連動した結果だった。最初は岩手県沖、次に宮城県沖、最後に福島県沖で地震が短時間に連続して起こった。このため、揺れが長くなり津波が大きくなった。余震もきわめて多かった。

2012-03-20 14:32:26
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Mahin先生:浦安では地震により液状化が発生した。サンフランシスコでも地震で液状化がひどかった。日本では地震への建物への被害は軽微だった。しかし、工場へのダメージが少なくてもその工場への物資の運搬搬送がダメージを負ってしまい、業務に大きな影響をきたしたことは課題として残る。

2012-03-20 14:33:33
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

第6題はサンフランシスコ市のArietta Chakos先生による“Building Individual and Community Resilience”(超意訳:災害に強い都市計画)です。

2012-03-20 14:36:53
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

(といいたいとこなんですが、すいません真面目に聞いてもわかりませんでしたorz ライフラインが壊れない様に水道管を補強した、とか病院を免震構造にしたとか、そういうサンフランシスコ市の取り組みがメインでした。)

2012-03-20 14:40:40
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

第7題は、UCバークレー工学部のMary Comerio先生による“Post-Disaster Housing”(災害後の住環境)です。

2012-03-20 14:42:41
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Comerio先生:大災害によって社会は大きな損失を被る。ハリケーンカトリーナの被害は$80-150B(billion)、中国の四川地震は$150B、ハイチ地震$12B、チリ地震$30B、ニュージーランド$300B、そして日本の大震災では$300Bの損失が発生した。

2012-03-20 15:03:59
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Comerio先生:都市部には人が密集しており、災害時のダメージも深刻になる。大規模な災害から住環境を復興させることは、各国政府にとっても大きな課題だ。

2012-03-20 15:04:23
坂本多穂 Kazuho Sakamoto @kazuho14

Comerio先生:都市部には人が密集しており、災害時のダメージも深刻になる。大規模な災害から住環境を復興させることは、各国政府にとっても大きな課題だ。

2012-03-20 15:04:23