- toshihiro36
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西村: (GPSは)最近十数年間に急速に発達した技術なので、GPSを過信して「今はひずみが溜まってないから安全だ」とは言えないわけです。今までの評価だけにとらわれてリスクを判断するのではなくて、いろんな可能性も含めて考えていかないといけない時代になったのだと思います。
2012-04-02 09:51:22<ナレーション> 膨大なデータから、少しづつ見え始めた巨大地震の実像。しかし解明しなければならない謎は、まだ数多く残されています。これまで目を向けられなかった場所で、巨大地震の手掛かりを探し始めた科学者がいます。
2012-04-02 09:57:29<ナレーション> 本州の南東に延びる伊豆・小笠原海溝。深海にそびえる高さ3000メートルもの崖が見つかりました。かつて巨大地震が繰り返されてできた断層ではないかと調査を進めています。
2012-04-02 10:02:35中田 高: 今まで歴史時代を通して大きな地震が記録されていないとしても、将来非常に大きな地震が発生する可能性を否定することはできないと私は思っています。
2012-04-02 10:06:10<ナレーション> 東北沖の地震を研究してきた、松澤暢さん。隠れたアスペリティーを見つけ出すことが、巨大地震の予測につながると気付かされました。地震の空白域の中から、どのようにアスペリティーを見出すのか。新たな研究に取り組み始めています。
2012-04-02 10:09:24<ナレーション> 巨大地震がなおも投げかけてくる謎。地震で沈下した沿岸部の地盤は、時間が経てば上昇に転じると考えられていました。しかし一部では、今も沈下が続いているのです。このまま収まるのかそれとも次の地震のサインなのか。松澤さんはあらゆる謎の意味を解き明かしたいと考えています。
2012-04-02 10:20:47松澤: 普通の地震だったら1年経つとだいぶ見えてくるんですけども、今回の地震に関しては全貌が見えてくるまでにたぶん数十年かかります。「何が起こったのか、これから何が起きるのか」ということを、たとえ時間がかかっても明らかにしていくことが我々の責務だと思います。
2012-04-02 10:25:20<ナレーション> MEGAQUAKE 地下に潜んでいた脅威に、私たちはあまりにも大きな痛手を負いました。初めて垣間見たその姿から、知れば知るほど底知れないリスクが明らかになっています。 巨大地震から逃れることができない日本。その現実と向き合う時代が続いていくのです。
2012-04-02 10:29:47関連まとめ 「MEGAQUAKE シリーズⅠ」昨年の1月に放送されたもの