量子力学の特徴とは?谷村省吾教授(@tani6s)による解説
@tani6s 明快なご返事頂き、ありがとうございます。>あえて言えば、非局所的なものは「物理量」ではなく「状態」です< また、本質的なことは「非可換性」にある。 目から鱗です。 お答えを、励みに、もっと、もっと勉強します。
2012-04-03 22:47:48大域的な「状態」と、局所的(光速以下では連絡できない時空2点の物理量は可換)だけど一般的には非可換な「物理量」があり、これらが織り成す世界が、現実的な量子力学の世界です。
2012-04-04 01:00:08状態が非局所的な遠隔相関を担っています。しかし、その相関がベル不等式の破れという形で現れるためには、非可換物理量が必要なのです。
2012-04-04 01:00:30繰り返しになりますが、理論的には、超光速でしか連絡できない時空点の物理量が非可換であるような、非常に非局所的な量子力学モデルも作れますが、そういうものは現実的でないから排除しているのです。
2012-04-04 01:00:53ただし、これは私流の整理の仕方であり、私のやり方に同意しない人もいるだろうと思います。しかし、これは私がいろいろ考えた末、ベストだと思う理解の仕方です。
2012-04-04 01:01:22@tani6s @kahukanoochan 勉強も兼ねてつぶやきをまとめさせていただきました。“量子力学の特徴とは?谷村省吾教授(@tani6s)による解説” http://t.co/eSbMqXZy
2012-04-03 23:42:51@masmt @kahukanoochan あ、なんと。私の散漫なツイートをまとめていただき、ありがとうございます。
2012-04-04 01:08:16@tani6s @kahukanoochan いえいえ、こちらこそいつも勉強になってます。量子力学は体系立った理論だと最近まで思ってましたが、小澤の不等式にしても光子の逆説にしてもまだまだ理解が定まってないところがけっこうあるんですね。
2012-04-04 01:22:59@masmt @kahukanoochan はい、「量子力学なんて、100年近く前に完成した学問で、いまでは誰も疑問を持たない理論体系、それをいまだに議論している奴らは物好きなオタク」と思われがちな気もしますし、
2012-04-04 02:38:19というか、そこまで深く考えていない人が多かったということが如実に顕れます。量子力学は、よく考えている人と考えていない人(考えずに済んでいる人)の理解の差が激しいです。
2012-04-04 02:41:51@tani6s なるほど…量子力学のメカニズムをどう解釈するかは専門家の間でもまだ議論が続いてるんですね。そこで谷村先生は非可換性に着目していると。
2012-04-04 09:19:43@tani6s 清水博士のHP http://t.co/zQ3XTllo に、「被測定系に対して射影仮説を用いたのでは実験と合わないケースがある」 「測定器に対して射影仮説を用いれば常に実験と合う整合した理論ができる」とあります。念のため RT量子力学の物理への応用問題を扱う上
2012-04-04 15:44:49@kahukanoochan コメント・資料の示唆、ありがとうございます。清水明さんの量子論における測定の捉え方、私はほぼ同意しています。「ほぼ」と言ったのは、細かいことをつつけば意見の違いが出て来るかもしれない、という程度の意味です。
2012-04-04 16:55:41しかし、古典理論からのdeformの仕方は非可換性の導入のみでよいのかという疑問は常に付き纏います RT @tani6s: 量子力学の特徴は「非局所性」と言うよりは「非可換性」ですね。
2012-04-06 13:43:30