「低線量被曝と向き合う：チェルノブイリからの教訓」メモ

so　sora @sosorasora3

マリコ氏：（Q:対策は？）日本は裕福だから、汚染されてない外国の食品を食べればいい。汚染食品はいくら加工しても、0Bqにはならない。（保養は？）ベラルーシでは援助もあり、主にドイツ・イタリアに保養に行った。とても有益だ。　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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ステパノワ氏：ウクライナの不幸は統一された方向性を持つ調査が無かったこと。小児、遺伝、胎児、その辺の統計的資料が欠けている。 （Q:ウクライナの子は皆不健康って？）毎年の健康診断で問題の無い子は25％だけ、多くが何らかのチェックに引っかかる、複数該当する子も多い。 #ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏：「ベラルーシの子どもも、みんな病気だ」と言っても、信じられないだろう。ベラルーシは貧しいが、被災した子ども達は助けようとした。当時のロシアは豊かだったのに子どもを支援しなかった。常に子どもが犠牲になる。　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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以上が札幌講演での資料未掲載部分と質疑応答のメモです。（抜け、聞き・書き間違いもあると思います。ご了承ください）資料掲載箇所のメモは後日気づいた点だけ追加するかも。●「低線量被曝と向き合う：チェルノブイリからの教訓」 は全国講演の最中です。ぜひ足をお運びください。　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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（資料から抜書きメモ）　　　「チェルノブイリ原発事故の放射線的・医学的影響」　ミハイル・ヴラジミロヴィッチ・マリコ。　エネルギー研究所、国立科学アカデミー、ミンスク、ベラルーシ　　　#ﾁｪﾙﾉ教訓　

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マリコ氏：「健康への影響」　電離放射線が身体疾患及び白血病・固形癌を含む殆ど全ての疾患を引き起こす原因になりうることは、RERF（放影研）の専門家によって実証された結果だ。ARS（急性放射線症候群）と呼ばれる特定疾患を引き起こす危険性。ARSには「しきい」がある。　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏：ARSには「しきい」がある。固形癌、白血病には、しきい線量はない。放射線が誘発する健康への影響は集団被ばく線量と関数関係にある。 ・絶対リスクモデル、式　・放射線が誘発する健康への影響は集団被曝線量と関数関係にある　・相対リスクのモデル、式（RERF）　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏　・被曝線量の関数としての相対リスク　・絶対リスク・相対リスクモデルに対するコメント　・放射線事故における被曝線量推定問題について　・集団被曝線量の推定方法、式。　・核種の放出。核種毎の量、Cs,I の汚染地図、各国の蓄積量　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏：　「チェルノブイリ事故はヨウ素・セシウム災害といえる」　ベラルーシの地域区分表：移住権利レベル別の137Cs、90Sr、Pu３種一覧。（全Cs放出量の66%がゴメリ州に）　胃がん、肺がん、乳がんの各発生率の相対リスク表。（線量と比例関係）　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏：「ベラルーシは事故前から癌などの疾病登録があった。胃がん・肺がん・乳がん・白血病・先天性疾患・甲状腺癌などの登録制があったので、事故後比較ができた。まとめたデータから、チェルノブイリ事故は長崎・広島より危険だったということがわかった」　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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137Csの汚染レベルが555～1480kBq/m2の、ベラルーシ・ロシア・ウクライナの農村住民の平均放射線量比較：表　●ベラルーシ：1986年：23.7、1986-1995年：57.8、1986-2000年：63.4　（平均全身被曝量：mSv）　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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137Csの汚染レベルが555～1480kBq/m2の、ベラルーシ・ロシア・ウクライナの農村住民の平均放射線量比較：表　●ロシア：1986年：20、1986-1995年：60.4、1986-2000年：データ無し　（平均全身被曝量：mSv）　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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137Csの汚染レベルが555～1480kBq/m2の、ベラルーシ・ロシア・ウクライナの農村住民の平均放射線量比較：表　●ウクライナ：1986年：26、1986-1995年：データ無し、1986-2000年：74　（平均全身被曝量：mSv）　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏推定資料：高汚染地チュジアニ村、住民の被曝（対照村あり）：汚染レベル：5420kBq/m2、1986：142.4、1987：68.6、1988：43.3、1989：26.5、1990：15.3．（被曝線量：mSv）1986－1990で計296.1mSv　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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マリコ氏：1986'5/4：事故後1週間後、ヨウ素131はホメリ地方で37000kBq/m2以上になった。（事故直後は74000kBq/m2以上だったと推定）→ベラルーシ住民は非常に高い甲状腺被曝にさらされた。60000mGy以上の子どもも。　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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・ベラルーシ国内の成人の急性白血病の発生率の予測と結果の比較（グラフ）　　1986-1992には予測の２倍以上に急増。　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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・ベラルーシ・ロシア・ウクライナ住民の甲状腺被曝の集団線量（表）：各国「一人当たりの線量」　マリコ氏調査だと：ベラルーシ127mGｙ。（UNSCEAR資料だと：ベラルーシ49mGｙ、ロシア5mGｙ、ウクライナ19mGｙ）　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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ベラルーシ全土における、小児急性白血病の期間平均発生率のグラフ。1980-1985：4、0、1986-1992：4.3、1993-2000：3.6　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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ベラルーシにおける地方別住民の「胃がん」発生率の相対リスク：　線量と比例。（汚染の酷いゴメリ州が最大、他の地区も線量で見事に分布）　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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「肺がん」の10年平均の相対リスク：グラフ。　　「乳がん」発生率の相対リスク：グラフ。　（それぞれ線量との相関関係）　　　#ﾁｪﾙﾉ教訓

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資料：「ベラルーシの青年・大人の甲状腺癌」　ミハイル・v・マリコ氏　 　ベラルーシ科学アカデミー・物理化学放射線問題研究所　 http://t.co/68lnL1Jf　 　●矢ケ崎先生の集団疎開裁判への意見書４・「別紙３」。（「長期的な放射線被曝と癌影響の総合評価」p86～）

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以上、マリコ氏の講演内容のおおざっぱすぎる項目メモ。　　ベラルーシが気の毒すぎて気がめいってきた。　　　　#ﾁｪﾙﾉ教訓