科学哲学者と科学者の間にある悲劇の原因
名古屋大学の谷村省吾教授(@tani6s)による科学哲学者と科学者の間にあるコミュニケーションギャップの原因についてのツイートをまとめました。
科学哲学は物理学について何か「指導的なこと」を言えるか?
→http://togetter.com/li/285820
『科学哲学は物理学をどうしたいのか?』に対しての返答
→http://togetter.com/li/286243 も併せてご覧ください。
続きを読む
TANIMURA Shogo
@tani6s
それでも、それらはむしろ科学者の教育・思考鍛錬上の課題であって、科学研究そのものの方法を提供するわけではないので、やはり現場の物理学者からはお節介扱いを受けることがあるでしょう。
2012-04-10 22:39:56
TANIMURA Shogo
@tani6s
勝手な偏見をもとに非難されるのも、同情されるのも、ご迷惑でしょうけれど、物理学者は哲学者に対して「相手は奇矯なものを見る目で我々を見ているに違いない」という偏見を持ちやすいと思います。
2012-04-10 22:40:32
TANIMURA Shogo
@tani6s
繰り返しになりますが、偏見が生じてしまうのは、科学者は日ごろの営みを遂行する上で科学哲学を勉強する必要を感じていないからです。
2012-04-10 22:40:45
TANIMURA Shogo
@tani6s
科学哲学の観点を面白いと思う人はけっこういると思いますが、必要だというところまではなかなかいかない。他にやるべきことがいっぱいありますから。
2012-04-10 22:41:00
TANIMURA Shogo
@tani6s
それは物理学と生物学のような、カテゴリーの高さ(みたいなもの)がある程度そろっている中での差異ではなく、カテゴリーが一段違うところにある差異だと思います。
2012-04-10 22:42:03
TANIMURA Shogo
@tani6s
その段差が、「オレたちのやっていることに上から目線的に名前を付けてわかったような気でいやがる」的に物理学者側から見られる原因だと思います。
2012-04-10 22:42:17