「イノシシの食文化ワークショップ」から派生した「食文化を喪うということとは何か」セッション
- fukubrowndog
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@leaf_parsley え~っと、フィンランドのヨエンスーというロシア国境の街に昔からのペンフレンドがいまして、1991年に訪問したのですが、ご当地の人類学者とも話ができたので、あちらの食生活の変化について少し。
2012-04-24 09:08:12@leaf_parsley トナカイと森のベリー、キノコ類を主食にしている人たちは、だんだんと食生活が変化してきている。昔はそれが主食だったが、明らかに主食が小麦など輸入食品になってきている。伝統的な生活を守っている人は激減している。
2012-04-24 09:11:20@leaf_parsley 野生のトナカイは昔と違って食べてはいけないことになっていると。飼育されたトナカイを食べさせてくれました。ベリーは森に摘みに行っていましたが・・・
2012-04-24 09:13:49@niigatamama それについては、今まとめにほうに、サーミ人での食事制限の様子を報告したドキュメントをリンクしました。https://t.co/Wm1lLGbS
2012-04-24 09:15:59@leaf_parsley @niigatamama チェルノブイリ関連の対策を行っていないわけではないです。むしろ、速やかに食事を気を付けて、内部被曝値が下がっているのが分かります。
2012-04-24 09:16:52@leaf_parsley @niigatamama さらに、注目したいのは、サーミ人にとってトナカイは貴重な収入源であると同時に、伝統食でもあるので、セシウム値が高いからといって、廃棄はせずに、食べる人間のほうで食べる量を気を付けるという手法を摂っている点なんです。
2012-04-24 09:19:26@leaf_parsley @niigatamama つまり、サーミ人の生活の糧と、トナカイの存続と、伝統的生活様式の保持に留意しつつ、健康にも気を遣うという実に繊細かつ合理的な対応をとっていて、思わず尊敬してしまいました。
2012-04-24 09:21:00@leaf_parsley トナカイ肉を観光客向けにローストして売ってましたが、以前より貴重なものになってしまい値段がすごく上がっているとか。私が案内してもらったラップ人のご家族は、朝ごはんはシリアル、主食はピラッカという小麦と米のパイのようなもの、トナカイ肉は特別な時のみと。
2012-04-24 09:20:32@leaf_parsley チェルノブイリの放射能に気を遣ってそのようになったかどうかは、フィンランドの普段の生活を2週間ともにしましたが、私はあまり思えませんでした。湖の魚は食べていたし森でベリーは摘んでいる。でも食生活が変わって生活習慣病が増えたのでそれには気をつけていると。
2012-04-24 09:24:38@leaf_parsley ラップ人のお母さんが「日本のものだから健康なの」って言うからえぇぇっとびっくり(^^;)ピラッカというのはパイ(日本みたいにサクサクしていない固い皮に米を載せる)なので大量のバターを使います。ベリー類はすべてジャムにするので大量の砂糖を使いますし。
2012-04-24 09:36:12@leaf_parsley カリフォルニア米(ロシアからの輸入でない)のポン煎餅のようなものがたくさん市場に並んでいたのが印象的でした。
2012-04-24 09:26:39@niigatamama 行ってみたいです^^ ポン煎餅みたいなのがあるんですか、、そういえば、煎餅みたいにカリカリに焼き上げた薄くて小さいものって、あまり他の国で見ないですね。。もう少ししっとりしたのは世界中にあるんですが、めずらしいですね。
2012-04-24 09:31:25@leaf_parsley ポン煎餅は、健康食ということで、カリフォルニア米で作られた(恐らくジャパンタウンとか)ものを輸入しているようです。小麦は相変わらずほとんどがロシア産でした。
2012-04-24 09:38:00@leaf_parsley いえ、だから米国産wアメリカで日本人向けに作っているのを輸入しているみたいです。日本のみたいに味はなく、子供用の御煎餅みたいな感じです。カフェオレにひたして食べたりしていた・・・なんと斬新な(^^;)
2012-04-24 09:44:54@niigatamama なんにしても、北欧3国は、福祉も医療も最先端な国ですから、データも信頼できますし、取られた対応も信頼に値すると思うですよ。お手本にしたい国です。
2012-04-24 09:35:49@leaf_parsley 確実に言えることはフィンランドのカレリア地方(ロシア国境)の人たちは、相当量の被曝を(外部も内部も含めて)している。それでも特に目立った健康被害がないのは、国が、穀物の主要な輸入先を変えるなど、政策で守ったことや、生活習慣病が問題になったから。
2012-04-24 09:54:03@leaf_parsley 私も何度もいろいろな所で言っているのですが、チェルノブイリ事故のロシア周辺の状況にあてはまる場所は、日本にはないということ。初期のヨウ素被ばくの量が違いすぎます。計画的避難区域辺りとホットスポットが北欧。東日本はイギリス北部と東部を参考にできるかと
2012-04-24 09:59:11@leaf_parsley ただ、日本が西欧、北欧のとった対策と決定的にちがう点、それは汚染されている物を移動してしまったことです。「人は動かしても、物は動かさない」封じ込める、ということを初期段階できちんとしなかった。無駄に広げてしまっている。
2012-04-24 10:11:22うぅむ。チェルノブイリ事故については、被害をクローズアップした番組や映画はあれど、淡々と計測したマップや、Csよりヨウ素が大きい問題であることをきちんと伝えている番組が無い気がする。だからCsの汚染度だけを見て誤った解釈になってしまう。BBCで、いい検証番組、なかったかなぁ・・
2012-04-24 10:23:04それに、日本海側や西日本みたいにチェルノブイリ事故の時の方が明らかにフォールアウトが多かった地域もあるわけで。で、輸入食品は370Bq/kgの規制値でずっと食べてしまっているわけで。事故前の食生活の検証だってしないと、はっきりと因果関係はつけられないと思う。
2012-04-24 10:26:42