NHK・週刊ニュース深読み「えっ!クレヨンしんちゃんが・・・商標は誰のもの?」書き起こし #nhk

4月28日に放送された番組の特集コーナーを文字起こししています。 スタジオでの雑談風になった部分は若干カットしています。
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とし @toshihiro36

馬場:今回のしんちゃんの問題で8年かかって出てきた結論は、国際的に法的な常識論になっているんですね。世界の常識です。中国だから画期的と言われているだけで。

2012-04-29 11:49:45
とし @toshihiro36

文珍:じゃあ中国の皆さんが「漢字は俺たちが発明したんだよ。お前たち使っているじゃないか」と言われたらどうするんですか?

2012-04-29 11:51:59
とし @toshihiro36

森永:著作権違反だとよく言いますよ、中国人は。ただ、日本人は千数百年かかって、日本語という世界で唯一の言葉を発明しちゃったから。漢字そのものを使っているわけじゃない。中国人に言わせると、「それは大きな失敗だ。日本語がなければ中国語でやりとりできるのに」と。

2012-04-29 11:57:06
とし @toshihiro36

小野:商標権は早い者勝ちってさっき徳永アナウンサーが言ってましたけど、あれは中国だけですか?

2012-04-29 12:32:24
とし @toshihiro36

森永:先願主義というのが国際的なルールで、日本も例外ではない。商標というのはまだ誰も登録していなければ、先に届け出た人が権利を持つ。

2012-04-29 12:36:18
とし @toshihiro36

文珍:落語家なんかで大きな名前を登録しておけば、襲名したいという人が出た時に…に俺が権利を持っているんだからということで、いくばくかのお金でうってあげるよということが成立するんでしょうか?

2012-04-29 12:40:44
とし @toshihiro36

馬場:理屈上は成立しますね。

2012-04-29 12:42:58
とし @toshihiro36

文珍:理屈上は成立しても、それはお行儀が悪いということになりますわね。

2012-04-29 12:46:45
とし @toshihiro36

山田:だってタイとかだったらTシャツとかで「アディダス」を「アデダス」にしちゃったりとか、そういうのも流行ったじゃないですか。ああいうのはちょっと笑えるかわいさがあるじゃないですか。でも中国の商標権は早い者勝ちで、子どものケンカの売り方みたいなね…

2012-04-29 12:51:47
とし @toshihiro36

馬場:中国ではビジネスという感覚が、日本よりもスピード感があって…それから商標とか知的財産権というのは先にやった方が勝ちなんです。だからゲリラ的なビジネスなんですね。

2012-04-29 12:56:02
とし @toshihiro36

小野:ちょっと変容してきてることってないんですか?

2012-04-29 12:59:39
とし @toshihiro36

加藤青延:昔は中国という所は物を売る場所じゃなくて、物を作る場所だったんですよ。中国で作って外国で売りましょうという考え方だから、まさか中国で売ると思っていないし。中国で売って儲けようという人もいなかったんですね。だから中国で商標登録しようなんて考えもしなかったんですね。

2012-04-29 13:04:27
とし @toshihiro36

加藤:偽物を作られて外国で売られたら込めるというのはあったけれども、中国の中で自分たちの物を売ろうという気持ちはなかった。それがいつの間にかすごい市場になってしまったので、中国で商売をしようとした時にもう(商標を)登録されてしまっていたという状況になった。

2012-04-29 13:13:59
とし @toshihiro36

加藤:中国の市場としての魅力に、もう少し早く気がついていればよかったんだけど。それがなかなかそこまでは頭がまわらなかった。スピードが速かったということだと思うんですね。

2012-04-29 13:16:58
とし @toshihiro36

馬場:中国では物を作る手段とツールは揃ったんですよ。ところが自分たちで作るものがない。だから、すでに先進国から出回っているものをマネしちゃえと。それでこういうなりすまし商標とかね。SONYを真似てSQNYとかHITACHIの真ん中にCを入れてHITACCHIと。

2012-04-29 13:23:19
とし @toshihiro36

馬場:それから地名とさまざまなブランド名もさきに商標登録して…SQNYとかHITACCHIはなりすまし(商標)ですけれど、先取り商標というのは先に商標登録する。「クレヨンしんちゃん」がそれですね。

2012-04-29 13:27:52
とし @toshihiro36

徳永:いま馬場さんがおっしゃった、なりすましから先取りへというのが如実にわかるものがあるんです。その先取りの最たる例がアップル社のiPadなんです。アップル社が発売するはるか前から、中国ではIPADというパソコンがあって商標登録済みだったんです。で、いま裁判になっている。

2012-04-29 13:35:57
とし @toshihiro36

徳永:つまり、これから広まりそうな名前を先に商標登録しちゃおうという動きがある。ちなみにiPadに似た名前が、あと25種類登録されているんです。「i」も入れて26種類。勘のいい方は…つまりAからZまですべてのPADがすでに押えられているんです。

2012-04-29 13:41:33
とし @toshihiro36

徳永:たまたまiPadが出たんでここが訴訟になってますが、APADからZPADまでもしかしたら訴訟になっていたかもしれません。DはDでも3DPadというものまで商標登録されている。これがアメリカですね。

2012-04-29 13:45:17
とし @toshihiro36

徳永:日本の地域が困っているのが、地域ブランドの商標登録なんです。これおなじみの有田焼。中国で有田焼の組合の知らないところで商標登録されてしまいました。「それは違うでしょう」と有田焼の関係者の皆さんが異議申し立てをしたんです。ダメでした。異議申し立てが認められなかったんです。

2012-04-29 13:51:44
とし @toshihiro36

徳永:いま有田焼の皆さんは中国に持って行くとき「有田焼」と名乗れないんです。いま「有田磁器」という名前で売れないかと申請中です。有田焼を作っている人たちなのに。もう登録されちゃったものでいうと、お米でコシヒカリ(越光米)、地名で秋葉原。全部登録済みです。

2012-04-29 13:57:33
とし @toshihiro36

馬場:それはね、ビジネスなんですよ。先に登録して、それを使おうとしたら「お金払って下さいよ」と、使うならば。

2012-04-29 14:00:56
とし @toshihiro36

森永:例えば田舎の方に土地がいっぱいありましたと。そこはきっと駅ができて発展するだろうと。そこに土地が空いていて、そこを買えますと。将来必ず高く売れるじゃないか。それを買いたい気持ちって…自然ですよね。で、そこを買って、高くなってから売るというのは法律的に問題ないですよね。

2012-04-29 14:11:30
とし @toshihiro36

森永:中国ではご指摘のように有名になりそうな商標というのは、昔からどんどん取って売ろうとするブローカーみたいなのがいるんですけれども。彼らは感覚的にはそういう感じなんですよ。

2012-04-29 14:14:45
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