信頼できない語り手と叙述トリック
異世界本格に近いのに普通世界本格に擬態してる、ということが多いかも知れませんねRT @eviz1106: それらしく伏線や設定を作ることでありだと思わせてしまう。叙述トリックって異世界本格に近いのかしら。
2012-04-30 02:45:35語り手と信頼性
今まさに語っている最中の語り手が信頼できるか否かを判定する方法がないはずだが。「この語り手は最初から最後まで嘘をつかなかったので信頼できる語り手とする」、という結果論があるのみでしょう? つまり「信頼すべきだった語り手」はいても、いま・ここで「信頼できる」という語り手はいない。
2012-04-30 02:19:28結局、再読の際に語り手がフェアだったかアンフェアだったか注目して読んで、フェアだったら誉めてアンフェアだったら眉をしかめる、ぐらいしかやることないよねえ。マニアック過ぎて誰得、俺は読者を驚かせるならそれでいい、と考える人がいても不思議ではないなあ。
2012-04-30 02:26:40純文学は途中まで性別わからないことが多いですよね。「私」って言ってるけど男かも知れない、でも情報が出ないので確定できない、みたいな。あれは狙ってやってるのか天然なのか。狙ってやってるとしたら何の意味があるのか、わからないことの方が多いです。
2012-04-30 02:28:55“娯楽小説に禁じ手などあるのだろうか。/おそらく、ありはしない。/面白ければそれでいい” でも成立しますね。盗作問題でアレしたんで禁じ手うんぬんがごにょごにょ。
2012-04-30 02:32:16語り手が信頼できるかどうか最後までわからないので、読者には驚かされるしか道がない、みたいなことを言おうとしたのだったかな。アンフェアだろうとフェアだろうと結局驚かされてしまう。驚かされた後でフェアだったかアンフェアだったか確かめる。でもいちいち確かめない人もいる。
2012-04-30 02:42:04つまり「信頼できる語り手」は確かめる人専用というかマニア専用というか。だからそっちを向いてない人は語り手が信頼できなくても平気だろうな。
2012-04-30 02:43:14「ゅ」を省略して「事実トリック」とすれば「事実を誤って受け取らせるトリック」みたいな意味も付加されるし、なによりも言い易い>叙述トリック噛む
2012-04-30 02:47:15うっかり「ょ」の存在を忘れてじじょつトリックになるところだった。「ょ」と「ゅ」を省略しなければいけませんね。
2012-04-30 02:50:34叙述トリックについて
個人的に叙述トリックとは本当に数ある叙述トリックを誰が1番最初に思いついて1番最初に使うかという早い者勝ちのコロンブスの卵だと思うの。最初に思いついた人はそりゃ、すごいしみんなを驚かせることができるわけど、それを猿真似するだけでは芸がないし評価されるはずもない。
2012-04-30 02:30:58個人的に本格ミステリで叙述トリックを使っていても、某作品のようにそれが作品内のメイントリックとうまく絡んでる物は“必要な叙述トリック”として、すごい好きだ。論理の展開とは別にしかも本当に存在意義が不明の“じつは女(男)でしたーww驚いたでしょーwwワロスww”というものはちょっと
2012-04-30 02:36:20語り手が信頼できるかどうかは極論【人間は誰も信用できない。ましてや小説の中の人間なんて】というスタンスを取って、全てを疑う性悪説てきな考えはどうだろうか?
2012-04-30 02:43:44多重推理ちゅーても、探偵役(あるいは名探偵)一人が多重推理をする方式と、大勢が集まってディスカッション形式でやる方法があるのよ。前者で有名なのはデクスター、のりりんの『誰彼』。後者だと『毒チョコ』以下多数。どちらも巧く取り入れているなと思うのは、三津田氏の刀城玄弥シリーズ。
2012-04-30 02:27:21性別誤認の叙述トリックに関していうと、「私」という一人称には5段階の誤認が考えられる。A、男性である。B、女性である。C、女装をした男性である。D、男装をした女性である。E、ふたなりである。以上である。
2012-04-30 02:33:58