広島教採塾さん「教採のための学習指導案の書き方」のツイート。

「合格するための指導案」では、上手く自分をアピールする要素を含ませることが大切なんですね。
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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採の模擬授業のための学習指導案の書き方について考えていきます。学習指導案は、学生の方は教育実習や大学での研究授業等で書いていらっしゃるでしょうし、現職の講師の方は学校での研究授業や日々の授業で書き慣れていらっしゃるでしょう。でも、教採での学習指導案にはそれなりのコツがあります。

2012-03-12 19:16:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

模擬授業と同様に、教採での学習指導案は、就職試験としての教採における評価項目であることを意識する必要があります。実際の授業での学習指導案は生徒に学習目標を達成させることを目指して書かれますが、教採での学習指導案は受験者の授業構成力と授業技術を評価してもらうために書きます。

2012-03-12 19:21:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もちろん、教採の学習指導案でも生徒が学習目標を達成するための授業が構成されていなければなりませんが、教採の目的はよりよい教師候補者を探すことですから、受験者の指導案執筆能力や授業構成力を評価してもらえる書き方をしなければなりません。ここのところの微妙なバランスが重要なのです。

2012-03-12 19:33:02
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ちょっとオーバーに書けばこうなります。「実際の学習指導案は子どもの学びのために書くが、教採の学習指導案は受験者の合格のために書く。」

2012-03-12 19:33:52
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

さて、合格につながる教採の学習指導案を書くためにはどうすればよいのでしょうか。大切なことが3つあります。3つとは、1.指導案の「見栄え」の良さ、2.興味を引く部分の存在、3.留意事項や評価のきめ細かさ・工夫、です。

2012-03-12 19:37:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採で書く学習指導案は、大体A4で1ページです。1ページに1単位時間分の指導案を書きます。言ってみれば、これは受験者の授業構成力や授業技術を示すエントリーシートのようなものです。まず第1に重要なことは見栄えが良いことです。見栄えが良いとは、綺麗な字で書くということではありません。

2012-03-12 19:40:15
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

学習指導案は枠組みの大枠が決まっていて、後は自由に書けます。ですから、適宜、線を引いて導入、展開、確認等を視覚的にはっきりと分かりやすくするとか、矢印や星印などを適切につかっって見て分かりやすくすることが重要です。重要なところはちょっと太字で、あるいは下線を引くなどの工夫も大切。

2012-03-12 19:44:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

要は、あなたが書いた指導案を一目見て、「分かりやすいなあ」、「なるほど、こういうところを重視した授業か」というように、授業の流れを採点官に掴んでもらう必要があります。教採の指導案は採点してもらう「作品」であることを忘れないようにしましょう。作品としてヴィジュアルに作成しましょう。

2012-03-12 19:46:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

2番目の興味を引く部分の存在というのは、あなたの指導案にどこか特徴的なところ、評価したくなるところが必要だということです。教採は結局はライバルとの競争です。あなたがどんなに頑張って指導案を書いても、ライバルの方がよいものを書いていたらあなたは採用されないかもしれません。

2012-03-12 19:49:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採では、競争に勝つための指導案である必要もあるのです。これは実際の教育ではあまりありませんよね。隣のクラスの先生に勝つための指導案なんて普通は書きません。教師になってからは競争のための指導案なんて書きません。でも教採ではどうしても競争に勝つ必要がありますよね。それへの配慮も重要

2012-03-12 19:51:25
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採に勝つための指導案とは、一般論で言えば、基本をきちんと押さえているということに加えて、どこか特筆すべきところがある、つまり、「この授業いいね!」と思わせる部分がどこかにあるということです。単に平凡過ぎる指導案では競争には勝てません。ちょっとした工夫が必要なのです。

2012-03-12 19:53:41
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

じゃあ、どんな工夫が必要なのか、それは、各教科、各学校種、各学年でそれぞれ違います。また、単元ごとに、教材ごとに工夫の仕方は違います。私は、教え子には、大体、20種類以上の指導案を書かせています。いろんな単元で、いろんな教材で出題されそうなところの指導案をどんどん書いていきます。

2012-03-12 19:55:43
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

書くだけではダメです。書いたものを徹底的に討論し、実際にそれで模擬授業を行ってみて上手くいくかどうか、教採での合格水準か、そして、高倍率の競争に勝てるレベルかをしっかりとチェックしながら、足らないところを改善していきます。これを20回くらいすると力が付きます。

2012-03-12 19:57:29
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

3つめの留意事項や評価のきめ細かさというのは、教採での学習指導案は指導上の留意事項や生徒の評価の仕方などを丁寧過ぎるくらいに書いておくことが高評価を勝ち取ることができます。普通ならまあ分かってもらえるだろうと省略することでも、教採の指導案ではしっかりと記述しておいてください。

2012-03-12 20:01:44
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

留意事項の記述がしっかりとしていればしているほど、あなたに生徒観(児童観)や教材観がしっかりとあることが採点官に伝わります。また、あなたに授業力があり授業技術があると考えてもらえる可能性も高くなります。留意事項を書くとは、あなたの授業能力を言語で示すということに他なりません。

2012-03-12 20:03:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

評価に関する記述も適宜、詳しく書いておくことが重要です。教えっぱなし、学びっぱなしではなく、適切に評価する、フィードバックする、次の指導につなげるというためにも評価項目の記述は重要です。もちろん、全ての指導には評価はつきものですが、教採の指導案にはそれを言語化しておくことが大切。

2012-03-12 20:05:24
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

評価に関する記述がしっかりしていれば、採点官はあなたが子どもをしっかりと見つめている、子どもの学びをうまくコーディネートし、サポートしていると思ってくれます。とかく評価に関する記述を忘れがち、省略しがちですが、教採の指導案ではしっかりと書いておきましょう。

2012-03-12 20:06:56
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採のための学習指導案作成のトレーニングは、まずは、指導案をたくさん書いてみることです。そして、書いた指導案で模擬授業をしてみる、そして、改善していく。指導案の見栄えを良くし、自慢できる部分を持てるようにし、配慮事項や評価事項もしっかりと書き込む。これを何度もやると上達します。

2012-03-12 20:14:51
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日は教採での学習指導案の書き方について考えてみました。明日は面接時の発声法や話し方についてツイートする予定です。お楽しみに。ということで、今日はおしまい!!

2012-03-12 20:20:22