沼崎一郎先生Ichy_Numaの「新入生の多くが「レポート恐怖症」に罹っているが、その原因のひとつが受験小論文体験らしい。」
【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文は短時間で書くが、大学レポートは長時間かけて書く。特に、資料集めに時間をかける。考えるための材料を、自分で探して、コピーをため込まなければならない。どれだけ資料を豊富に引用して主張をしっかり根拠づけているかが、評価の基準になる。
2012-05-02 11:02:18【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文は与えられた課題に答えるが、大学レポートは自分でテーマを設定する(課題が出されていても)。テーマ設定は、単なる思い付きではいけない。広く読書し、新聞や雑誌を読み漁り、社会で何が論議されているかを先ず調べなければならない。
2012-05-02 11:09:23【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文は結論が「分からない」では答えにならないが、大学レポートは結論が「分からない」でも良い。「分かっている」と思っていることが実は「分からない」のだと示してもいいし、「分からない」ことの「分からなさ」を一層細かく「分けてみせる」のもよい。
2012-05-02 11:19:42【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文では極論は避けるのが無難かもしれないが、大学レポートでは極論を試してみるのもいい。どこまでも論理的に、クールに、極論の可能性と限界をトコトン突き詰めて見せるのだ。
2012-05-02 11:29:07【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文では評価は減点式かもしれない(本当は?)が、大学レポートでは評価は加点式(のはず)である。引用資料が多ければ多いほど、考察が深ければ深いほど、主張が独創的であれぱあるほど、評価は高まる(はずw)。
2012-05-02 11:35:30【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文では字数の幅が狭く決められているが、大学レポートでは広いことが多い。主張をしっかり根拠づけるためには、資料の引用は多ければ多いほどよいから、大学レポートはいくら長くなっても構わない。2千字以上と言われたら、2万字くらい書いてみよ!
2012-05-02 11:43:06【受験小論文と大学レポートの違い】受験小論文に引用文献リストは要らないが、大学レポートには必ず引用文献リストをつけなければならない。必ず、必ず! 本や論文、雑誌や新聞の記事、ネット上の信頼できる資料を、本文中で引用し、その一覧表をレポートの末尾につける。必ず、必ず!
2012-05-02 11:51:06【受験小論文と大学レポートの共通点】どちらも、「論理的」でなければならない。論理的とは、最低限、本文中1)話がつながっている、2)必ず理由が示してある、3)必ず根拠(=理由が理由になる理由)が示してある、4)「場合分け」ができていて、その全てを検討してあることである。
2012-05-02 12:02:15【受験小論文と大学レポートの共通点】どちらにも「形式」(フォーマット)がある。問いを立て、答えを示し、答えに対する可能な批判を検討し、最終的な結論を導く。より細かな形式は、試験によって、あるいは学問分野によって異なる。大学では、自分の専門領域の学会誌の論文形式に従えばよい。
2012-05-02 12:10:01【受験小論文と大学レポートの共通点】どちらも「冷静」な考察でなければならない。感情的な表現は一切不要。誇張表現も不要。強調の副詞は使わない。文学が対象であっても、「感動した」ではダメで、「作品の何が、誰を、なぜ、どのように感動させるのか」を分析して見せなければならない。
2012-05-02 12:22:29【受験小論文と大学レポートの共通点】どちらも「論文」である。論文とは何かを知るには、論文を読んでみること。分かっても分からなくてもいいから、学術雑誌の論文を眺めてみるべし。読めそうな論文を探してみよう。大学図書館には、学術雑誌がたくさん並んでいるよ。
2012-05-02 12:34:21誤解。受験小論文をdisってもいないし、大学レポートを称揚もしていない。 MT @yoshiokayuji: @Ichy_Numa 氏は「受験小論文では…かもしれないが、大学レポートでは…」というフレーズを繰り返す。…かもしれない=よく知らないことを前提にして大学を称揚する構造。
2012-05-02 21:39:42受験小論文と大学レポートは、そもそも使用目的が違う。採点者/教師が見たいもが違うのだ。ところが、大学レポートも受験小論文のようなものだと誤解する新入生が多いので、我々は違いを強調するのである。
2012-05-02 21:54:42こういうのを、言いがかりと言うのであろう。RT @yoshiokayuji:「人それぞれ」ですか? かつて大学入試で「人それぞれ」の議論がどこがおかしいか書かせるという小論文問題がありました。先生にも有意義な問題かもしれません。
2012-05-02 22:19:57小論文の問題にはなっても、私のレポート課題には絶対にならない。 RT @yoshiokayuji: @Ichy_Numa 「人それぞれ」ですか? かつて大学入試で「人それぞれ」の議論がどこがおかしいか書かせるという小論文問題がありました。先生にも有意義な問題かもしれません。
2012-05-02 22:21:40日本語140字のツイートは、パラグラフの練習にはちょうどいいかも。トピック・センテンスを冒頭に。次にエビデンスを示すサポート・センテンスを2~3つ並べるくらいできるだろう。
2012-05-09 01:35:27そうです。パラグラフを論理的に積み上げて節が、 節を論理的に積み上げて章が、章を論理的に積み上げて論文まは本ができます。RT @6soeno: ブロックを積めば大きくなるんですか?
2012-05-09 01:45:16私流のパラグラフの原則は5文構成。トピック・センテンス×1+サポート・センテンス×3+まとま(orつなぎ)のセンテンス×1=5文。サポート・センテンスは、具体例(喩え)×1+一般化×1、例外(限界)の指摘×1=3文。もちろん、具体例や例外の数が増えたり、一般化が長くなることは可。
2012-05-09 02:17:36節も同じで、5パラグラフ構成が基本。トピック・パラグラフ×1+サポート・パラグラフ×3+まとめ(orつなぎ)のパラグラフ×1=5パラグラフ。
2012-05-09 02:19:16章も同じで、5節構成が基本。序論の節(トピック節)×1+本論の節(サポート節)×3+結論の節(まとめの節)=5節。本論の節が増えたり長くなることは可。分量的には、序論10%、本論80%、結論10%が適当。
2012-05-09 02:21:44パラグラフ→節→章で、5文×5パラグラフ×5節=125文。1文20~40字だから、1章=2500~5000字。大学レポートの長さは、これくらいが基本ではないか。学術論文なら最低5章=1万2500~2万5000字かな。
2012-05-09 02:27:29