激論!音楽批評とは? -高橋健太郎 vs. 微熱王子-
- gogonyanta
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同時代の無数の作品の中から、これはクラシックとなる、というものを選び出す。もし、それが批評家の役割だとしたら、そこでは批評家は「今日、私にはこう聞こえた」ものが、1年後には違った聞こえ方をする、10年後にはまた違った聞こえ方をする、そんな未来を予見しなければいけないことになる。
2012-05-11 23:29:31逆から見れば、クラシックになりうる作品というのは、ある時点で固まってしまった定説のようなもので、批評家がそれを語り続けることを許さない。そんな作品の前では、批評家の一貫性はずっと揺さぶられる。
2012-05-11 23:36:05一人の論者としては、自分の言説を一貫させたいというのは、当然の欲求だ。だが、批評家は、その一貫性を放棄させるような作品を探し当てないといけない、という皮肉な運命を背負っているのかもしれない。
2012-05-11 23:39:58まったく、そうは思いません。 QT @redtrek1958 作り手と聴き手とは価値観が違うわけで、評価家は聴き手側の同時代的代弁者ということなのではないかと。同時代性が大切で、未来は未来の評論家に任せれば良いと思います。RT @kentarotakahash
2012-05-11 23:46:19【追記】2012.05.17
と、思ったらまたちょっとごたついてた。
TL上にgogonyantaさんのまとめがあったからざっと目を通して、高橋さんからの私宛以外のツイート読んだけど、やっぱ考え方は根本から異なるし、相入れないな。対象を通して書く目的からして違うんだろうから当然なんだろうけど。
2012-05-12 07:25:43私が書いている対象はきちんと時代的なバックボーンを踏まえて書かれているものが少ないし、そういうものがきちんと残っていないから未だに整理できていない(と勝手に考えている)から、そこを第一義に置いている。
2012-05-12 07:32:48作品の感想もリスナーやアーティストが参考にするという意味では必要だと思うけど、それこそyahooの検索窓にキーワードぶちこんでリアルタイム検索すればわらわら出てくる。
2012-05-12 07:37:34でも、例え感想の延長でもそういう安易なものに何か+αされた文章なら何かしら特別な価値は生じるとも思いますけどね。gogonyantaさんのブログのように毎月大量にあるミックステープをもれなく聴いて文章を残しているものとか。
2012-05-12 07:39:20文章を読む人も立ち場によって読む目的が違うから、どういう読者を想定して書くかというところでスタンスが変わる。ただ優れた文章はアウトプットされてからずっと将来まで色んな立ち場の読者から需要が途絶えないもので、プロとは何ぞやという話であればそういうものが書ける人だと思いました。
2012-05-12 07:51:02時を経ても、古典/クラシックとして残るかは世の中が決める。つまり読者判断であり、著者の姿勢ではないということ。QT @BN2OG ただ優れた文章はアウトプットされてからずっと将来まで色んな立ち場の読者から需要が途絶えないもので、プロとは何ぞやという話であればそういうものが書ける人
2012-05-12 13:21:10筆者の姿勢や方法論について、こうあるべき、ということを語っていた人が、喋っているうちに、読者判断を基準としたことを喋っている。 @andoh3 さんはそこをきちんと切り分けて話していたが。違うレイヤーにある問題を混同している人が多いのだろう。
2012-05-12 13:44:32@kentarotakahash 自分に来てるツイートだけ見て返信すると、"読者判断"という言葉で著者の姿勢がなんでもアリになるなら、アマチュアとプロの違いなんて金をもらっているかそうじゃないかだけだと思いますね。自分の中でのプロの定義は読者に対する姿勢の問題にあるので。
2012-05-12 13:50:24とすると貴方は矛盾を抱えます→ https://t.co/5HYdXmFG QT @BN2OG "読者判断"という言葉で著者の姿勢がなんでもアリになるなら、アマチュアとプロの違いなんて金をもらっているかそうじゃないかだけだと思います〜自分の中でのプロの定義は読者に対する姿勢の問題
2012-05-12 14:00:30この二つですね。「将来まで色んな立ち場の読者から需要が途絶えないもので、プロとは何ぞやという話であればそういうものが書ける人」「プロの定義は読者に対する姿勢の問題」前者は読者の判断に依拠しますが、後者は筆者の姿勢を問うています。 @BN2OG
2012-05-12 14:02:46といっても、矛盾を抱えることが悪いことだと言っている訳ではないですよ。それは良い契機です。この矛盾が解消できたら、貴方だけでなく、読者もより視界がクリアーになるでしょう。 @BN2OG
2012-05-12 14:05:11@kentarotakahash それはご指摘の通りです。言葉上では矛盾に違いないですが、整理すると前者は"一般的(と思われる)考えとしての理想"であり、後者は"私個人の理想"と捉えてください。どちらも大切なものだと思います。わざわざご指摘ありがとうございます。
2012-05-12 15:54:37ふむ、言葉上の矛盾か。 QT @BN2OG @kentarotakahash それはご指摘の通りです。言葉上では矛盾に違いないですが、整理すると前者は"一般的(と思われる)考えとしての理想"であり、後者は"私個人の理想"と捉えてください。どちらも大切なものだと思います。
2012-05-12 18:41:27言葉上の矛盾と言われても、他人はその人の言葉しか見ることが出来ない。言葉足らずで矛盾していたが、よく考えるとこういうことだと、言葉で説明されれば、矛盾は解消されるかもしれない。が、それは言葉上の矛盾で、自分の中では整合していると言わたら、はあそうですか、と言うしかない。
2012-05-12 18:45:02「前者は"一般的(と思われる)考えとしての理想"であり、後者は"私個人の理想"」というのは前者は世間的な常識、後者は個人の考えということであろうか。しかし、この人は前者についても「プロとは何ぞやという話であればそういうものが書ける人だと思いました」と書いている。
2012-05-12 18:48:25個人の考えも、個人の考えではないものも同様に「思いました」と書いてしまうのだとすると、この人の中でいろんなことが混濁するのも無理ないように思える。資料を引いた説明と、自身が考えたことも混濁してしまうのであろう。
2012-05-12 18:51:15