烏賀陽弘道氏が語るツイッター論　ギャラリー乱入やツイッターリテラシーなど…

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１）ツイッターについてわかったこと。例えば江川紹子さんが烏賀陽について特に批判の意図なく「それってどういう意味？」と聞いてくる。すると江川さんの回りにいる他者（江川ファンらしい）が江川さんが烏賀陽を批判している」と 「忖度」して「烏賀陽けしからん」「理解できん」と投げてくる。

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２）で、烏賀陽は「江川さんが何か烏賀陽に敵対的なので、このようなゴロツキが集まってきたのか」と思う。江川さんに疑心暗鬼になる。ところが、江川さんはそういうゴロツキが烏賀陽に悪罵を投げていることすら知らない。

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３）私はそういう他者にくっついて（便乗して）悪罵を投げる人間を「船の底に繁殖したフジツボ」と呼んでいる。「船」である江川さんは気づかない。が、いつの間にかそういう「便乗ゴロツキ」が船底にくっついて一緒に動く。

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４）ツイッターでは、そうした船底のフジツボのような悪罵者が便乗、当事者は「こいつら仲間か」「信者」「集団リンチされた」などと猜疑心を募らせる。そしてちょっとした行き違いで「やっぱりそうか」と爆発、本当に対立関係におちいる。

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５）そうやって、本来全面的対立、敵対関係になる必要のない人が決裂した事例は多いのではないか。ツイッターの危険な側面が大きくなってきた。特に３．１１以後「低線量長期被曝と健康」というセンシティブな論点のプレゼンスが大きくなり、その危険はますます増加している。

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６）つまりツイッターは、実際に当事者がやりとりする情報にプラスして、 ノイズが混入する。「観客」が多いほど、そのノイズが増加し、最後は「何が本人の発言だったか」わからなくなってしまうほどだ。

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７）ツイッターは社会的議論のプラットフォームとしては、きわめて不出来で、危険が多い。足元がぐらぐらしている。小舟の上で重量挙げをするようなもので「議論の場所」として不向きなのだ。

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８）私の方針は、重要な人物とツイッター上で意見の相違があって、論争になりそうになった場合は「直接会って意見交換しましょう」「タダで野次馬を喜ばせてやる必要はありません」とその場でやめてしまう。重要でない相手はブロックして終わり。笑

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９）特にトゥゲッターは恣意的な編集、見出し付け、など、既存メディアと同じ惨状に陥って、もう信用に耐えるクオリティにない。素人がやっているだけに、既存メディア以上に（笑）恣意的で悪意が丸出しになる。これも出来が悪い。

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１０）結局、ツイッターで有益な社会的議論などはじめるのは危険だし、資源の浪費であると最近は思う。

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１１）放射線モニタリングポストについてのツイートがいかに愚かか、というロジックを説明するのに、５４００字かけた。私は必要なら、このように連投する。

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１２）そういう阿呆、じゃなかったツイッターリテラシーの低い人のために、プロフィールにツイログのURLまで記載しているのに、それも見ない。これでは話にならない。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１３）連投するな、迷惑だ、と言う人に至っては、形容すべき言葉も見つからないほど愚かである。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１４）ツイッターのやりとりで憎悪や敵対心、猜疑心を募らせている人々は、「一度会って、ゼロから話してみてはどうですか」と勧める。両者を知っていると、どちらも主張はそんなに変わらないことを知っていたりするからだ。そういう人たとがノイズ（フジツボ）のせいで敵対するのは馬鹿馬鹿しい。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１５）我々が必死で学んできた知的財産を、「タダ見の野次馬を喜ばせるためにツイッターで浪費し、しかも敵対者をつくる」なんて、まったく馬鹿馬鹿しい無駄です。

烏賀陽　弘道 @hirougaya

１６）おしまい。