加藤哲郎さん講演「反原爆と反原発の間」まとめ

ありす @alicewonder113

昨日の東京新聞一面。本社論説主幹深田実「忘れてならないのは、原発の危険性は、飛行機や車や工場のそれとはまったく違うということだ。核の扱いは絶対の無謬を求められる。世界では四百を超す原発が動いている。日本も世界も知りたいのは、人類は本当に核を制御できるのかということではないか」

ありす @alicewonder113

人間に無謬性を求めるという部分が、左翼的理想主義と重なる。国家のトップが善であり間違えず、完全に公平であるなら、共産主義でも皆幸せに暮らせるかも知れないが、そのような完璧な人間もしくはその集団というのはあり得ないように思う。

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漢江の奇跡の前までは、李承晩政権の大失政、朝鮮戦争などでもともと鉱物資源とインフラの乏しい韓国側は最貧国といって良い状態に陥っており、日本も高度成長より前は口減らしの移民奨励をするほどに貧乏だった。北朝鮮(共産圏)の発展が素晴らしく映ったのは仕方ないとも言える。 (続

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承前) 特に農業集団化とミチューリン･ルイセンコ農法は今も災厄の元凶となっているが、ルイセンコ農法は日本でも戦後熱心に取り組まれ、自民党国会議員がその奨励に励んだ例もあるなど、右派左派の別を問わず、科学･理性絶対主義というものは人を魅了し、現実から目を背けさせた。

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承前) 重工業に傾斜的に力を入れる共産圏の発展は、非常に絵になるもので、それを支えるものが囚人労働であった事は徹底的に隠匿されていたのだから、特に進歩主義の知識人、学者がコロリと騙されてしまった。一方で、必ず失敗していた農業問題を直視できる人が居なかった。 (続

道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@alicewonder113 原爆実験での陸軍省公表文書から。「その爆発効果は、未曽有、荘厳、華麗、巨大かつ脅威的と呼ばれて然るべきものであった」「それは大詩人も夢には見るが、筆に乗せれば、極めて貧弱かつ不適当な表現になってしまうような美しさ」

道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@alicewonder113 「この世の終わりを警告し、われわれ微弱な者は今まで全能の神の手に止められていた力によけいな手出しをあえてする冒涜者なのだというような感じをいだかせた」「言葉は不適当な道具である。その実感を得るには、自ら体験するほかはなかったのである」

道草クー太郎 @KutaroMichikusa

↓『原子爆弾の完成』H.D.スマイス（1946年）邦訳1951年からの引用でした。