加藤哲郎さん講演「反原爆と反原発の間」まとめ

◇「全ての原発の終焉をめざして」講演会  日時 5月26日(土) 午後1時開場、1時半から5時  於 明治大学リバティタワー 1011教室  【第一部】演題 反原爆と反原発の間  講師 加藤哲郎さん 続きを読む
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道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@alicewonder113 巨大技術←業界化することによる利権の大きさの問題があるように思います。表裏一体なので同じことと言えるのかもしれませんが。共産党が「原子力の平和利用」から離陸できなかった一つの要素としてそれを疑っています。原研で飯を食っている党員は少なくなかった。

2012-05-27 11:01:24
ありす @alicewonder113

@KutaroMichikusa その辺は同意します。利権にどっぷりはまってしまった根っこには、一応夢や理想があったのではないかとは思うんです。利権の恩恵に浴せる上に、夢や理想の実現が合わさると、相当強い動機になりますよね。

2012-05-27 11:13:37
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@alicewonder113 利権が利権として生き残るためには何らかの理念が必要ですね。また、利権に付着する理念に欺瞞が含まれるのも世の常です。

2012-05-27 11:17:33
ありす @alicewonder113

@KutaroMichikusa まったく同感です。それで、常に理念は完璧でなければいけないかというとそうでもなく、大枠としていい方に進んでいれば、あんまり厳密にする必要はないと思っています。大枠いい方に利権が発生するのは、人間の動機から考えて悪くないかと。

2012-05-27 11:22:51
ありす @alicewonder113

@KutaroMichikusa 問題はその、大枠がいいのかどうかをどう判断するかなんですよね…

2012-05-27 11:23:30
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

@alicewonder113 外部の人々がそれを「利権」とみなす際には、すでに理念はくすぶけているのが普通だと思います。そこで「大枠としての理念の正しさ」が利権にあずかる人々の抵抗の足場になる。無理だと思えば理念の拡張をやる。これは私の確信に近いです。

2012-05-27 12:57:43

道草さんによる感想ツイート

道草クー太郎 @KutaroMichikusa

加藤氏の原爆と原発の歴史的同根性の指摘は「原発全廃」の道義的基礎を補強するものだとは思うが、政治学を生業とする加藤氏がそこに留まっていて良いとも思えない。放射能に汚染された日本の政治を論じることこそ政治学者の本道ではなかろうか。

2012-05-27 13:32:34
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

1950年代のマルクス主義者を後世から批判する加藤氏は、自身が後世から批判されぬような言説を「今」産み出してこそ、その批判に魂が宿ると私は思う。生意気言ってすいません>加藤先生。

2012-05-27 13:33:00
道草クー太郎 @KutaroMichikusa

高木仁三郎氏が「マルクス主義を超えていた」というのは単にドイツの新しい思想に触れていたからだけではなく、同時代のマルクス主義者の射程を超えた知性と感性を持っていたからではないのか。2012年時点での原発批判はある意味誰にでもできるとか言ってみる(汗)

2012-05-27 13:41:37

追加のつぶやきを収録

ありす @alicewonder113

原子力の夢は左翼的夢とぴったり重なっていた。何よりも、それはまさに科学者の夢そのものだった。そして、「当然のことながら」というべきか「愕然とすることに」というべきか迷うのだが、今でもその状況はまったく変わっていない。

2012-05-27 10:25:47
ありす @alicewonder113

ナノテク、電磁波、遺伝子組み換え技術、IPS細胞、不妊治療…、そういったいろいろな最先端科学技術が、わたしたちの目の前にある。新しい科学技術が、これまでの不可能を可能にし、わたしたちを解放するという夢。

2012-05-27 10:43:05
ありす @alicewonder113

1920年『新青年』では、“原子力があれば毎日下着が洗濯できる”と語られた。今、推進派ですら、これを見たら「原子力と下着の洗濯は関係ないよ」と笑うだろう。そんな風に、過去に描いた夢と未来の実際の姿は随分異なる。

2012-05-27 10:43:42
ありす @alicewonder113

人間は夢を描くものだ。それは悪くない。しかし実際の姿が描いていたものと違っていたら、そのズレがフィードバックされ、夢は修正されていかねばならない。

2012-05-27 10:47:21
ありす @alicewonder113

ズレがどんどん大きくなっていき、どこかで修復不可能になり、なだれをうって破滅に向かわないために。

2012-05-27 10:48:02
ありす @alicewonder113

だから、あまりにも巨大なもの、完成までに何十年もかかって、それがだめだと分かる頃には人々が依存していて逃れられなくなってしまうような巨大技術は、巨大であるという一点で避けるべきものだと思う。

2012-05-27 10:50:43
ありす @alicewonder113

自動車や飛行機はどうだろうか?こちらもいつの間にか人間は依存しきっており、逃れられない。一個一個は小さいが人間の活動としては巨大システムと考えることもできる。

2012-05-27 10:55:18
ありす @alicewonder113

しかし、自動車等と原子力には決定的な違いがある。それは、自動車も飛行機も、考えるのも嫌になるぐらいおびただしい事故を経験し、試行錯誤を繰り返してきたというところである。

2012-05-27 10:56:43
ありす @alicewonder113

原発で、そんな試行錯誤が可能だろうか?

2012-05-27 10:58:30
ありす @alicewonder113

これは実は、核兵器にも通じるかな?ちょっと思考実験。通常兵器の場合、たとえばイラクの空爆で民間の工場を間違えて爆撃しちゃいました。非難はされるが、兵器の使用を禁じる動機にはならない。

2012-05-27 11:01:41
ありす @alicewonder113

核兵器で、本当はパキスタンに落としたかったのに何を間違ったか日本に落ちて東京が全滅してしまいました。てへっ。というわけには行かない。

2012-05-27 11:01:53
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

@alicewonder113 (1)日本の社会主義者層も,原発を夢のエネルギーと考えていたことはその通りだと思います。(2)他方,その傾向は,左翼だけではなく国民一般に存在していたと評価します。アトムの動力が小型原子炉であることはその象徴です。(続)

2012-07-21 23:36:20
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

@alicewonder113 (承前)(3)本来,諸々の国家政策に批判的立場を取りやすい社会主義者層にもそのような観念が共有されていた理由は,おそらく,(a)当時のインテリ層にとっては科学的手法による社会変革アプローチが親和的であったこと,および(続)

2012-07-21 23:41:32
TAKASHIMA Hidehiro @TAKASHIMA724

@alicewonder113 (承前)(b)彼らが手本とする当時のソビエトでも,核軍備競争と結合した原発エネルギー政策が必要不可避であり,イデオロギー対立構造と離れてこれを客観的に批判することが困難だったこと,に求められると考えています。

2012-07-21 23:44:43
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