加藤哲郎さん講演「反原爆と反原発の間」まとめ

◇「全ての原発の終焉をめざして」講演会  日時 5月26日(土) 午後1時開場、1時半から5時  於 明治大学リバティタワー 1011教室  【第一部】演題 反原爆と反原発の間  講師 加藤哲郎さん 続きを読む
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ありす @alicewonder113

「今もし彼が生きていたら何を言い、どういう行動をとっただろう。間違いなく真っ先に現地に行っただろう。そして、彼の「彼ら(御用学者、電力会社、国家、マスコミ)は結局地震がきて初めてわかるだろう」という言葉が今も耳に残っている」 http://t.co/rPzNYoHM

2012-05-26 23:54:21
ありす @alicewonder113

久米三四郎の本の書評より:「住民、つまり足を踏まれる人の立場に私たちが立たないかぎり、科学なり、技術というのは一般の人に受け入れられない、それは社会体制と関係がない」 http://t.co/BGrT7iTB

2012-05-26 23:58:42
ありす @alicewonder113

それは「いちばん大切な安全が問題というときに科学者としての興味、論理の整合性が優先していく。これはもう研究者の業(ごう)」という反省ともあいまったもの。そのうえで久米は、科学者として裁判闘争のなかで国や電力会社と対決していく。

2012-05-27 00:01:08
ありす @alicewonder113

「そこでのポイントは、①放射能の安全性には「しきい値」がない、②安全委員会の審査で「基本設計」だけを対象にして「詳細設計」をレヴューしないのはおかしい、③事故の際の組織的対処能力を審査しないのはおかしい、④事故が起こったとき「それがどこまで深刻化しうるか」という検証と対策がない、

2012-05-27 00:02:35
ありす @alicewonder113

⑤事故後の他の原発での「安全性総点検」なるものは法に不適合」…福一事故後に起きている批判と同じだ。まったく変わっていない。

2012-05-27 00:03:42
ありす @alicewonder113

加藤先生の資料に高木仁三郎さんの言葉が引用されてるのでそれで〆るかな。「科学者が科学者たりうるのは、本来社会がその時代時代で科学という営みに託した期待に応えようとする努力によってであろう。高度に制度化された研究システムの下では見えにくくなっているが、

2012-05-27 00:20:51
ありす @alicewonder113

社会と科学者の間には本来このような暗黙の契約関係が成り立っているとみるべきだ。としたら、科学者たちは、まず、市民の不安を共有するところから始めるべきだ。そうでなくては、たとえいかに理科教育に工夫を施してみても、若者たちの“理科離れ”はいっそう進み、

2012-05-27 00:22:55
ありす @alicewonder113

社会(市民)の指示を失った科学は活力を失うであろう。」

2012-05-27 00:23:37
ありす @alicewonder113

そうそう、加藤先生の高木さんへの評価。「マルクス主義者をくぐっているが、それを超えている」在独時代にハーバーマスやシュミットらを勉強した影響が見られるそうです。

2012-05-27 00:24:41

原子力の原理的否定ってどうなの?というやりとり

ありす @alicewonder113

最初に加藤さんがおっしゃったのは、反原発は日本に地震が多いからとか、たまたま福一事故が起こったからというものではない。原理的に人類は核に手を出してはならないということだと。

2012-05-26 21:01:53
ありす @alicewonder113

私はときどきとても細かくなってしまうのですが…、この場合の核利用は食べ物への放射線照射や医療利用も全部含むんだろうか。X線は関係ないの?

2012-05-26 21:04:07
no1hasgone @no1hasgone

@alicewonder113 ぱっと見ですが、核分裂/核融合をイメージされているのではないでしょうか。X線とか粒子線とかは含まずに…ただ、アイソトープは微妙ですね。

2012-05-26 21:27:10
ありす @alicewonder113

@no1hasgone どうもありがとうございます。X線もCTも、一般に産業や医療で使われるやつはOKなんですね。そういえばそういうのは廃棄物も出ないか。

2012-05-26 21:31:42
no1hasgone @no1hasgone

@alicewonder113 はい。ただ仰るとおり、ダイナマイトと爆弾/原発と原爆が相似でなく、後者を何を以って(リスクの大きさ、非対称性…)絶対否定しているかは不明ですね。推測はいろいろできますが…

2012-05-26 21:40:48
ありす @alicewonder113

@no1hasgone そうなんです。なんかこう、気持ちはわかるけど、理屈で考えると説明できないみたいな、歯がゆい感じなんです。

2012-05-26 21:43:46
no1hasgone @no1hasgone

@alicewonder113 ご覧になっていると思いますが、添付のページで見ると森瀧氏らも当初の平和利用歓迎から、原発の事故・微量放射能漏洩の危険性、廃棄物の問題、軍事転用の容易性などを知り、核技術の全否定に至った…としてますね。 http://t.co/Cqb4DVwU

2012-05-26 21:59:38
ありす @alicewonder113

@no1hasgone はい。結局、そのデメリットの集積から考えて、核利用あり得んだろうという話ですよね。地震はOne of themだと、そういう話なら理解できます。でもそれは原理否定じゃなくあくまで総合判断だと思うんです。

2012-05-26 22:01:49
no1hasgone @no1hasgone

@alicewonder113 帰納的な総合判断から核利用あり得んだろうではこの時代ダメで、推進か反対かという思想・結論から行動が演繹されねばならなかった、従って原理否定から始まるということかも。何故、何が「ダメ」だったか、に問題をすり替えただけの感があり、済みません…

2012-05-26 22:17:19
ありす @alicewonder113

@no1hasgone その辺が、ひょっとすると、従来型の運動と、311以後に始めた人の感覚がずれているところかも知れないと思いました。私などは、総合判断でだめならそれで十分で、原理否定を言われるとかえって引いてしまいます。

2012-05-26 22:34:09
no1hasgone @no1hasgone

@alicewonder113 はい、同感です。私は原子力技術はあかん、と思っていますが、これは事実を踏まえた倫理的判断の結果であって、否定自体が判断原理となるものではないと考えています。また原理否定をアプリオリに置いてしまうと、拡がらない気がするのですね…

2012-05-26 22:57:06

核への原理的拒否感についてもう少し

水無月 @minadukiG

@alicewonder113 有難うございます。このまとめは以前にも2度3度と拝読した覚えがあります。が、今読み返しても考えさせられる内容ですね。核は原理的に人類が手を出すべきでないものか、と考えると、私は医療利用ならOK…と思うのですが。その差は事故時の規模かなと思います。

2012-09-09 23:19:44
ありす @alicewonder113

原理的な拒否感というのは、私も今一つ持てません。事故時の規模という感じで私も考えます。医療や殺菌利用だけでなく実験炉だったらOKと思ってます。 RT @minadukiG: 核は原理的に…私は医療利用ならOK…と思うのですが。その差は事故時の規模

2012-09-10 06:57:45

利権と理念について