高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の成果発表会 by 細川弘明さん実況(追加修正版)

6/10 高木仁三郎市民科学基金(高木基金)の成果発表会 by 細川弘明さん実況(追加修正版)
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HOSOKAWA Komei @ngalyak

藤井理事: ミクロシスチンは分解しないのか?─ 梅原:分解菌はある。 フロアから問い:ボラを食べる上位種は? 東京湾ではスズキがボラを食べるが?── 梅原:諫早のボラは70cmくらいあって、巨大なので、たぶんこれを食べる魚はいない。スナメリがもしかしたら。しかし、やはり人間。

2012-06-10 22:51:55
HOSOKAWA Komei @ngalyak

山下博由さん: 地元の食生活を考えると、かなり衝撃的なデータである。どうやって発表していくか。漁業者への配慮も。 ── 梅原:漁師からは「俺たちが傷をうけないことには、何も始まらない」として、データの公表は了解してもらっている。

2012-06-10 22:55:01
HOSOKAWA Komei @ngalyak

菅波 完さん: アオコは開門すればすぐに解決する問題。調整池の淡水を農業用水にしていることがネック。裁判では開門命令がでた(今年12月までに)が、開門反対派は頑なで膠着している。漁業者は、マガキのミクロシスチン濃縮の実態もみずから開示して、開門を求めている。

2012-06-10 22:55:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

大沼委員: もし開門しないのであれば、長崎県はミクロシスチンの濃度チェックをする義務がある。 菅波: 長崎県は「開門絶対反対」の立場を崩していない。

2012-06-10 22:55:35
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【第13報告】16:39-17:12 山下正寿さん「ビキニ水爆実験被災船員の実態調査と事件の実相解明」 ・ビキニ被災した漁船、全体の3分の2弱が高知県の船だった。

2012-06-10 22:58:54
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・ひとつの船の乗組員の健康状態(聞き取り)調べるのに、だいたい3ヶ月かかる。各地に四散しているので。新聞記者が協力してくれて、なんとか追跡できた。現在の健康状態を探った。

2012-06-10 22:59:07
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・この調査中に福島第1原発事故がおきた。漁村地域のがれき処理の関係者のことが心配だった。放射能のこと知らない知らされないうちに被曝する(つまり、ビキニ事件と同じことが起きるのではないか)と心配。

2012-06-10 23:01:49
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・昨年6月、茨城県大洗を訪問、まず漁協の専務理事を歴訪。驚いたのは、みな「何とかなるだろう」「何とかして欲しい」という発想。とにかく放射能についての情報が現地に入ってなかった。ビキニ事件のことは皆、知っていたが、福島事故とつなげてはとらえていなかった。

2012-06-10 23:07:01
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・福島の汚染水の放出、漁協の了解など取り付けていない。漁民はみな、海底の汚染を実感してる。とくにウニが駄目。獲ってない。 ・ビキニ事件では内臓から汚染されたので、茨城特産のアンコウなんかでも「肝が危ないですよ」と伝えると、「肝を食わなきゃアンコウじゃない」という返事。

2012-06-10 23:07:12
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・10月には相馬に行った。ここも情報、全然はいってない。「あんたが漁業調査に来た初めての人だ」と言われた。底曳きやってるから、瓦礫がどこにどう溜まるかは分かる。潮の流れで分かる。

2012-06-10 23:13:44
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・漁に出られず、待たされているのが一番辛い。沿岸漁はしばらく駄目なので、高知などに来て、カツオ漁の研修を受けてはどうか、と提案した。後日、50人の若い漁民が遠洋漁業の研修に高知にきたので、嬉しかった。

2012-06-10 23:13:51
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・放射能は海水で薄まる、と水産庁は言う。ビキニでは薄まらなかった。海水温の差があると混ざらない。塊のまま移動する。高知の足摺岬の近くまで放射能水塊が流れてきた。福島沖は親潮あって、渦になって拡散する。そこはビキニの場合と違う。

2012-06-10 23:22:08
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・(配布の図版)ビキニ、キャッスル作戦の降灰分布と汚染濃度分布。第5福竜丸のほか日本船16隻が船体汚染された。第5福竜丸では3〜5Svの被曝だったと推定。

2012-06-10 23:32:24
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・健康状態を調べると、甲板員の死亡率が高い。中にいた機関員は生存率が高い。ガンも多いが、脳腫瘍が目立つ。血管破裂による突然死も多い。今、診察データの分析を医師に依頼しているところ。

2012-06-10 23:32:32
HOSOKAWA Komei @ngalyak

(以下、質疑)細川理事:乗組員が四散しているのはなぜ? ── 山下:マグロ船は船頭が若いのを確保し、組で乗り組んだが、腕の良い船員は引き抜き合いがあって、あちこちの船に乗った。室戸船籍の場合、7〜8割は室戸の漁民、残りは全国各地から。三浦岬も、船籍は高知でも全国から乗組員を調達。

2012-06-10 23:33:34
HOSOKAWA Komei @ngalyak

山下: 第5福竜丸よりも長く現場水域に留まった船では、第5福竜丸よりはるかに死亡率が高い。生存者がいない船もある。久保山愛吉よりも先に死んだ19歳もいる。海水を浴びたり、海に入ったりしていた。

2012-06-10 23:34:42
HOSOKAWA Komei @ngalyak

山口響さん: 米国の公文書で分かったことは? ── 山下:ブラボー実験で米国本土・西海岸も被曝した。日本の5倍。予測に反して東に流れたことが記録されていた。核実験は、観測網をはりめぐらせたうえで実施したので、放射能がどう流れたかは全部記録がある。

2012-06-10 23:39:59
HOSOKAWA Komei @ngalyak

貴田選考委員: 乗組員の曝露量は分かっているのか? ── 山下:マグロは測った(100カウントこえたら廃棄)、人間は測っていない。船を測るついでに測ったこともあって、500カウントを超えた例も記録されている。4隻ほど測って、乗組員が病院送りにされ、こっそり検査していた。

2012-06-10 23:40:40
HOSOKAWA Komei @ngalyak

..こっそり検査していた。乗組員が抗議して、露見。その後、ほかの乗組員の検査はされなかった。政府は「第5福竜丸だけの被災」にしたかったのだろう。厚生省は乗組員の検診をすべきだったのに、していない。

2012-06-10 23:40:48
HOSOKAWA Komei @ngalyak

第5福竜丸の乗組員には「見舞金」を渡して、ほかの船から妬ませ、孤立させた。声をあげにくくした。今後福島への対応のあり方が同じようになるのではと危惧する。/以上、山下正寿さんの報告。

2012-06-10 23:43:23
HOSOKAWA Komei @ngalyak

【第14報告】17:12-17:47 野崎壱子「米国の工業的畜産と多国籍アグリビジネス支配に対抗する市民運動(サステナブルフードムーブメント)の成果とその手法」

2012-06-10 23:51:26
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・工業的畜産の問題にとりくむ米国のリーダーのもとで研修。Small Planet Institute (SPI)昨秋、1ヶ月滞在。

2012-06-10 23:51:52
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・工業的畜産とは、大量の家畜を身動きできないほど密飼い・密閉飼いする。病気になりやすいので、抗生物質やワクチンを投与。短時間で太らせるため、穀物飼料を大量に与える。世界では牛・鶏・卵の約7割、豚の5割が工業的畜産。日本では比率もっと高い。正確な統計は無いが、ほとんど9割に及ぶ。

2012-06-10 23:53:03
HOSOKAWA Komei @ngalyak

・工業的畜産の問題点は多岐にわたる。GM飼料によるアレルギー、抗生物質多用による耐性菌の発生、抗生物質の効かない新感染症の発生。飼料として穀物を大量に消費sするため、人間の飢餓の拡大(食料不足)。

2012-06-10 23:53:19
HOSOKAWA Komei @ngalyak

糞尿による土壌汚染、悪臭、メタンガスによる地球温暖化。動物福祉からも問題。低賃金・長時間労働という労働者福祉の問題もある。

2012-06-10 23:53:28
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