上田慈夢さんーモダンスタイル

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jimueda @jim_ueda

モダンスタイル1)イングランドとフランスは落ちることなく観れた。しかし、披露の限界は、もう近づいている。以前の私はこんなことなかったのに。このゲームは無性に懐かしかった。その一方で、全てのことを確認させてくれる義務教育課程の教科書の様なゲームであった。

2012-06-12 09:23:53
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル2)最近の風潮は数字の羅列のシステム論から、チーム分析による対処論へと移行し、その両者にカテゴライズできないものはバルセロナというボックスやレアルというボックスに入れることがモダンスタイルな論議の様だ。

2012-06-12 09:27:22
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル3)イングランドのホジソンはマルメ、スイス代表、FCコペンハーゲン、フィンランド代表同様、クロスチェーンでチームを短期間でまとめた。所謂プレッシング(日本語ではゾーンプレス)の原型である。プレーヤー同士が全てチェーで繋がれたようにシンクロする。実に美しい。

2012-06-12 09:32:53
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル4)セントラルゾーンに入ると、複数でサンド(ダブル・トリプル)ディフェンス。奪うと前に速く、最終的にはダイアゴナルラン(カットイン)。ディフェンスラインではCBが広がりスペースを作り、MFがボールを受ける。パススピード速く。

2012-06-12 09:36:37
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル5)フランスはブラン。今昔問わず、私は敬愛する。プレーヤの個性を組み合わせた数字の羅列。最終的にはリベリ、ナスリを活かす、オーソドックスなスタイル。役割分担というより、個の特徴を組み合わせ、状況認識(このレベルは認知ではない)と判断→決断をシンクロさせる。

2012-06-12 09:42:30
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル6)しかし、どちらも昨今の言い方からすると、過去のモダンスタイルだ。だから、観ていて気持ちがいい。さあ、ここに来るぞ、来るぞ、来た〜、みたいな?どちらも幾何学的で論理的で美しい。両監督のフィロソフィーに感服。いったい、モダンスタイルってなんなのだろう?

2012-06-12 09:45:57
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル7)モダンを追っかけるが故に見えないものが沢山ある。この教科書の様なフットボールこそ美を感じざるを得ない。しかし、それは時代の為せる業。ビートルズがポップスになり、クイーンが巷で普通に流れているように。おやじの回顧録ではない(笑)。

2012-06-12 09:51:17
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル8)完成度の高い、この両スタイルを、今、見れたことに嬉しさと、ヨーロッパの奥深さを感じざる。そして、その一歩、時代が進んだスタイルを、ザッケローニは浸透させようとしている。時間の概念を加えたスタイルだ。この歴史の流れをよく知る指揮官は、時間をかけて造っている。

2012-06-12 10:00:02
jimueda @jim_ueda

モダンスタイル9)豪州は更に前のスタイルであるが、ブレは無い。ユーロ→代表、その後クラシコ。本日はフットボール博物館完成。でも、プレーヤー達はどのスタイルでもプレーできる。これが、本当のモダンスタイル。「監督!チームの約束事を決めてください」なんて言葉は寝言にも出てこない。了

2012-06-12 10:07:42