専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか②
- karitoshi2011
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1専門家はなぜ市民・住民の「安全・安心」の判断や考え方まで指導しようとするのか②―この連ツイ①~では、政府周辺の放射線の専門家と彼らに協力してきた諸領域の専門家の「リスク・コミュニケーション」論や「安全・安心」論が、原発推進のムラ構造にどう組み込まれてきたかを検討していきます。
2012-06-19 09:12:492専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②菅原努氏、中川恵一氏、山下俊一氏が日本人はまともなリスク評価ができないと論じるのを①で見てきた。同様の論調は山下氏の長崎大同僚柴田義貞氏も。同氏編『福島原発事故―内部被ばく…』http://t.co/4851XPge
2012-06-19 09:14:393専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②さらに山下氏の福島医大同僚神谷研二氏も国民はリスク評価が未熟と。http://t.co/QlNPNaut「低線量被ばくのリスク管理に関するWG報告書」ではこう述べてる「リスクを確率論的に捕らえることと、リスクの比較が」
2012-06-19 09:15:214専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②「重要であるが、国民はそれに慣れていない。国民もメディアも、シロかクロかの二元論でとらえる傾向があった。これを克服するためには、国民全体の放射線リテラシーが必要」と。これらは専門家の側の未熟にふれてないのが共通の特徴。
2012-06-19 09:16:255専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②だが、放射線リスクの評価で国民が政府周辺の専門家を受け入れなかったことについては、専門家の方に責任があると判断している人は多い。吉川弘之元東大総長・元日本学術会議会長は放射線の専門家が信頼を失ったと見なしてる。
2012-06-19 09:17:086専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようと…②「科学者はフクシマから何を学んだのか――地に墜ちた信頼を取り戻すために」『中央公論』4月号。「放射能に関して言えば、それがどの程度人間の体に悪影響を及ぼすのかについて人類が蓄積したデータは、十分と言えるレベルにはない…」
2012-06-19 09:17:277専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②吉川弘之氏「…地に墜ちた信頼を取り戻すために」『中央公論』4月号「だが、持っている範囲さえも、有効に活用されることはなかったのである」「放射能の人体への影響」についても専門家が混乱を招いたことを率直に認めている。
2012-06-19 09:17:508専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②山下俊一氏自身もこのほど過度の安全論の非を認め謝罪した。日隈一雄弁護士の公開質問状5/15に対する5/31付け回答で(4/13,5/8の項も)。同氏ブログの6月冒頭部分に掲載http://t.co/hM4lqFWF
2012-06-19 09:19:169専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②山下俊一氏の謝罪5/31「私自身が現地でお話しした内容から、100mSv以下の安全性を強調しすぎたとのご批判と、そのために一部の県民の皆様に不安と不信感を与えたとするご指摘には、大変申し訳なく存じます。事故発生直後の」
2012-06-19 09:19:3810専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②山下俊一氏の謝罪5/31「非常事態における危機管理期から、その後の移行期において放射線の防護と健康リスクの説明の仕方が必ずしも円滑でなかったことは、私の未熟な点であり、謙虚に反省し、その後、自戒の上で行動しています」
2012-06-19 09:20:3011専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②放射線リスク情報で混乱しているのは、人々が専門家のリスク説明を適切に理解できないからなのか、そう国民を批判する専門家自身の説明が不適切なのか?まず後者について話をしてからでないと前者の論はなりたたない。混乱するばかり。
2012-06-19 09:21:1212専門家はなぜ市民・住民の…安心…まで指導しようとするのか②国民のリスク理解が誤ってるという前に自らの情報提示が不適切だったとの指摘にどう応答するのか?山下氏のように情報提示に不適切があったと自認しているのならどこがどう不適切だったかをしっかり説明する。これがまずなされるべき。
2012-06-19 09:22:20