岡村眞・高知大学特任教授講演会『巨大地震最新情報と伊方原発』(2012年6月9日@高知県立大)

高知大学 岡村眞特任教授による 『巨大地震最新情報と伊方原発』 日時:2012年6月9日(土)15時~16時半 場所:高知県立大学池キャンパス 大講義室 主催:グリーン市民ネットワーク高知 続きを読む
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しまなみ @shimanamis

岡村教授141 断層面も小さく見せるいろんな細工がある。断層もまっすぐ動く、横ずれだけだから大きな揺れは起こさないと。本当は断層側に傾く80度を検討しているのに。しかし、最悪のもの3つは、合わせると絶対に570ガルを超えるから、これはやらない。こういう姑息な手を使う。

2012-06-24 11:27:28
しまなみ @shimanamis

ちなみに最新の四国電力が使った姑息な手です。→ http://t.co/P2YYQNZs

2012-06-24 11:28:16
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しまなみ @shimanamis

岡村教授142 それが今の日本の原発の危機的な状況。分からないことがたくさんあるから、本来は最小と最大の両方のケースを考えなければいけない。特に原発は危険だから、最悪のケースを考えなければいけないのに、危険な要素を一つずつ抜いて、あらゆるケースについて組み合わせて考えましたと言う

2012-06-24 11:29:08
しまなみ @shimanamis

岡村教授143 しかし本当は最悪のケースは全部組み合わせていない。だから福島第一原発事故のようなことが起こってしまう。全部同じこと。同じロジックで、論理で、日本の原発はこうやって安全宣言してきた。動かしながら評価している。動かすことが前提になっている。

2012-06-24 11:29:51
しまなみ @shimanamis

岡村教授144 とにかく伊方の基準地震動570ガルは、実際に4000ガル超の地震があるということで、これだけでもきちっと理解をすれば、とんでもないことだということ。次はどこが住めなくなるかを、我々は考えておかなければならない。それは当然のこと。近々またどこかで起こる。間違いなく。

2012-06-24 11:30:59
しまなみ @shimanamis

岡村教授145 『福島第一の揺れ、耐震設計の想定越える 2・3・5号機』(朝日新聞2011年4月2日)。この記事を読むと「新指針では極めてまれで施設に大きな影響を与える地震動を想定するよう求めている。東電は、今回の地震の規模に近いとみられる貞観地震の揺れでも超えないと想定。≪続く

2012-06-24 11:32:23
しまなみ @shimanamis

岡村教授146 続き≫超える場合もその確率は1万年から100万年に1回」。つまり考えなくていいことにした。貞観というなら千年に1度起こるのに、なぜ突然1万年とか百万年に1回と勝手に…要するにこれを見ると、数字はごまかし易いと基本的に考えていると思う。数字を出すとごまかされる。

2012-06-24 11:33:46
しまなみ @shimanamis

岡村教授147大事なことは、危ないものは危ないと言うこと。技術的な議論に入るととんでもないことになる。結局我々は基本的なデータを持っていない。しかし彼らはいっぱいデータを持ち、いくらでも組み合わせることができる。そういう議論をしても意味がない。福島第一の結果がすべてを物語っている

2012-06-24 11:35:00
しまなみ @shimanamis

岡村教授148 『女川原発、余震でも想定超す揺れ 耐震指針運用見直しも』(朝日2011年4月14日)女川原発も危ういところで、津波だってあと80cmでアウトだった。津波に関しては助かった。電源喪失はしなかった。ところが、これも想定の揺れを既に超えている。≪続く

2012-06-24 11:37:28
しまなみ @shimanamis

岡村教授149 お墓も倒れない地震なのに、原発が想定を簡単に超える。これは「すごい技術」、本当に。余震、本体じゃなくて余震でももう想定を超える。こういうことがあるということを、きちんと理解して。全部公表されている。伊方の場合はとにかく何百ガルという話じゃない。数千ガルを考えて。

2012-06-24 11:38:18
しまなみ @shimanamis

岡村教授150 不安だけを増したかもしれない。しかし、中央構造線の地震は千年、千数百年に1回起こる。どうも400年前に起こったことはみんな小さい。みんな小粒だった。だからあまり力を取ってない可能性がある。いつ起こってもおかしくないということ。

2012-06-24 11:39:05
しまなみ @shimanamis

岡村教授151 特に東日本大震災を見れば分かるが、M9.0の地震が起こると、内陸の活断層がものすごく最初の6カ月間活発化した。単独の地震では7.2までいった。でもほ報道はあまりされない。本体が2万人亡くなっているから。10人、20人は問題にされないが、実はたくさん活動している。

2012-06-24 11:39:52
しまなみ @shimanamis

岡村教授152 私は、南海地震ではそれほど大きな揺れ、津波も3、4m程度だから、伊方原発はそれほど破局的なことにはならないだろうと思っている。しかし、やはりその南海地震の前後に内陸の活断層が活発化する。そのときに一緒にこの伊方の前面海域の断層が動く危険性の方がずっと高い。

2012-06-24 11:40:40
しまなみ @shimanamis

岡村教授153 恐らく9割くらいは、南海地震よりは、南海地震に伴って内陸の活断層が活発化することによって伊方前面海域断層が動くの危険性の方が、伊方原発にとっては大きなダメージを与えてしまのではないかと考えている。

2012-06-24 11:41:25
しまなみ @shimanamis

岡村教授154 しかしそれはあくまでも考えであって、単独でM8.0が起こるかもしれない。それは分からない。直下型は、明治の濃尾地震(1891年)が内陸でM8.0が起こっているので、こういうことは日本では内陸でも起こり得る。

2012-06-24 11:43:02
しまなみ @shimanamis

岡村教授155 濃尾地震は特に大した断層ではなかったが、中央構造線はその何倍も長い断層系。これが、そのわずか6キロのところに伊方原発という危険なものが置いてあるという、それをまずは理解してほしい。 (了)

2012-06-24 11:44:11
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