ICRPのLNTモデルは安全側に立った仮説というのは誤解/曲解/歪曲のいずれかである。
.。oO( ICRP publ. 99を再度読み始める。自分の記憶のなんといい加減なことorz。本筋は変わらないけど、99と103では、LNT正当化の力点が違うことは付け加えないといけないという印象。疫学がまず最初に来る。
2012-07-09 14:26:30.。oO( ついでに99は過小評価説への対抗なんではないかとも思われる。もう少し良く読まないとわからんけど…
2012-07-09 14:29:45。o O (99を一気に目を通した。正直いって、chapter3-5は内容を理解したとは到底言えないどころの騒ぎではない。もっとも結論だけはよくわかったけど。
2012-07-09 17:23:13ICRP publication 99はICRP 2007のLNTモデル採用に関する基礎的な議論を提供している重要な勧告。これを読んで分かったことは、やはりまずは疫学データを重視しているということ。で、疫学データを外挿するにあたってメカニカルな証拠という関係にあること。
2012-07-09 17:26:16そのような意味では、逆に線量反応曲線が上に凸であることも否定していないので、過小評価と言えるかもしれない。ただ、いずれも可能性を否定しないのであって、可能性を肯定したと同等に扱い過小評価や過大評価を現時点で論じても始まらないと思う。(可能性の問題は別次元)
2012-07-09 17:32:35もう一つ。数千人でリスクを分かち合うのと、もっと大きな人数でリスクを分かち合うのであれば、各個人のリスクは小さいのであるから、(仮にLNTを受け入れるとすれば)科学的にリスクの分かち合いを正当化できるのでは?という指摘。
2012-07-09 17:34:32一人ひとりのリスクが小さくなれば、「(潜在的な)犠牲者の数」にかかわらず、分かち合いが正当化できるということ自体が倫理的な判断です。リスクが小さくなるまではLNTでしょうが。したがって、LNTはリスクの分かち合いを正当化できません。
2012-07-09 17:36:55コメントのご趣旨を取り違えていました。LNTに確かでないところがあるのであれば、分かち合いにも意味があるのではということだそうです。これは、いき値説が正しく、かつそのいき値が(範囲だけでも)わかっていれば、その通りです。
2012-07-10 09:07:47つまり、論理的には正しいと思います。ただ、現状、いき値説を唱える人であっても、今現在いき値の範囲がそれなりの確度で評価できるという主張は少数派と思いますので、現実に分かち合う根拠としては不十分だと思います。
2012-07-10 09:11:35ちなみに、いき値の有無不明、あったとしても値が不明ということでリスク評価をすると傾斜が緩いLNTモデルと実質同等というような話もICRP Publ. 99にはあります。(まだちゃんと理解していないのですが(^_^;))
2012-07-10 09:19:46