原発事故前に「線量限度見直し」の動きがあった事を思い出した…
この記事で事故前に「線量限度見直しの動き」があった事を思い出したw
- これまでは? ICRP勧告(1990年)による個人の線量限度の考え
『放射線安全の新しいパラダイム検討専門研究会報告書(2010年7月・日本保健物理学会)』http://t.co/hvCQYFcpY3 「現在の放射線防護体系は直線しきい値無し(LNT)仮説に基づいている。しかしながら最近の知見からこの仮説は科学的とは言えず規制目的のモデルである」
2013-03-15 13:56:03【LNTモデルの利点】 「 LNT モデルは、線量の加算性(線量とリスクの直線比例)を仮定しているため、被ばく線量の記録・管理を容易にする。また、人々に被ばくを低減しようというインセンティブを与えることが出来る。」 @kazooooya
2013-03-15 13:59:46【LNTモデルの欠点】 「どんなに微量な線量でも「リスクがある」というモデルは、「安全」な線量はないと誤解され“放射線恐怖症”を助長し、際限のない規制強化による資源の浪費につながる。原子力・放射線の利用が阻害され、人類がその恩恵を享受することへの妨げとなる」@kazooooya
2013-03-15 14:03:00【広島・長崎の原爆被爆者の調査】 「生涯調査で放射線リスクが統計的に有意と観察された最小の線量は、200 mSv とされている」「一方、LSS 第 13 報ではしきい値があるという証拠はない。」 @kazooooya http://t.co/wDFdy94S37
2013-03-15 14:18:06【高自然放射線地域での調査 】 「インド、ブラジル、イランには、10 mSv/年をこえる高放射線地域があるが、自然放射線が住民の健康に悪い影響を与えているという証拠はない。」 @kazooooya http://t.co/Sv3SHoXgRj
2013-03-15 14:24:17【原子力従事者の 3 カ国調査】 「米国、英国、カナダ 3 カ国の約 96,000 人の原子力従事者のデータを合同解析した結果、全がん死亡について放射線による過剰リスクは示されなかった。」 @kazooooya http://t.co/Dn8G9iqmZL
2013-03-15 14:30:42【原子力従事者の15カ国調査】 「この疫学調査結果は過剰がんリスクを検出したとしている。しかしこれは比較的高線量を受けた者など 20 万人以上を故意に除外したものを全コホートとして解析した極めて信頼性の低いもの」@kazooooya http://t.co/WCi0aDtP94
2013-03-15 14:38:52【英国の放射線科医の 100 年間におよぶ調査】 「1920年以降に登録された放射線科医は、他の医師と比較して、がんによる死亡率の増加は統計的に有意ではなく、すべての原因による死亡率は有意に低いことが示された」@kazooooya http://t.co/thLSgXTzG9
2013-03-15 14:41:04【非発がん線量】 「急照射の場合、低LET放射線で 0.1Gy 以上、高LET放射線で0.01Gy 以上であり、低線量率、分割照射あるいは部分照射の場合には、これらの値よりもはるかに高い線量となっている。」 @kazooooya http://t.co/80nRT6uHHZ
2013-03-15 14:48:09【生物影響とリスク評価①】 「国際放射線防護委員会(ICRP)は、1977 年勧告(Publ.26)から、放射線防護基準設定を目的として、主に原爆被ばく者の疫学データを基に確率的影響(発がんと遺伝的影響)に対するリスク係数を評価している。」 @kazooooya
2013-03-15 14:56:51【生物影響とリスク評価②】 「1977年勧告の時点では、主に致死確率(生殖腺は遺伝的影響)を考慮し、線量限度の妥当性の確認(他の産業の致死率との比較)に使用した。@kazooooya
2013-03-15 14:59:43【生物影響とリスク評価③】 「1990年勧告(Publ.60)では、リスク評価をさらに詳細化するとともに非致死がんや寿命損失を考慮したものとし、実効線量の計算に必要な組織荷重係数の算出に使うとともに、線量限度の決定にも用いられた。」@kazooooya
2013-03-15 15:00:46【生物影響とリスク評価④】「2007 年勧告では、発がんについては罹患率を用いた評価した。このように、ICRP のリスク評価は、生物影響データの進展とともに変化している。」@kazooooya http://t.co/EqYhiycpmb
2013-03-15 15:07:08【放射線防護の変遷】 「1950 年代半ば考え方が変わった。疫学的な証拠から「しきい値」が排斥された。他の有害要因との比較で最大許容線量を決めなければならない。影響が不可逆的、蓄積的であるとの認識から、被ばくは、可能な限り低くすべきとされた。 」 @kazooooya
2013-03-15 15:22:38【進化した放射線防護体系の提案①】 「DNA 修復、アポトーシス、適応応答、免疫系というような生体防護機構の存在がよく認識されるようになった現在、すべての線量レベルで直線性があるという(LNT)仮説は“科学的”とは言えない。 」 @kazooooya
2013-03-15 15:31:50【進化した放射線防護体系の提案②】 「新体系は、他の“有害”物質と調和がとれていなければならない。“全てのものは毒である。毒でないものは存在しない。毒になるか薬になるかは正しい量であるかどうかで分かれる。” 」 @kazooooya
2013-03-15 15:34:32【進化した放射線防護体系の提案③】 「被ばくが“実際的”しきい値以下に保たれているかぎり、行為の「正当化」も防護の「最適化」 (ALARA)も不必要となり、個人への放射線の害が社会への便益で相殺することを許すという「正当化」の倫理上の問題を解決できる。」 @kazooooya
2013-03-15 15:42:02【進化した放射線防護体系の提案④】 「20世紀の後半、世界中で採用された全身被ばく線量の限度(作業者50mSv/年、公衆5mSv/年)以下の放射線被ばくでは、有害な健康影響のはっきりした証拠は見られていない。 これを“実際的”しきい値以下であると想定する。」@kazooooya
2013-03-15 15:46:20