ネタ帳7月

考察・推論、おはなしの原案
0
前へ 1 ・・ 3 4
酔宵堂 @Swishwood

それが、どれくらい前の話か。むろん、"それ"の記憶、いや記録には正確に刻まれてはいたが、意味などありはすまい。ただ、待ち続けた。広大な宇宙に、僅かの可能性を求めて。あまたの惑星に播かれた種子、その一つが"それ"だった。その多くは、二度と孵ることのないものだったが。

2012-07-06 02:37:42
酔宵堂 @Swishwood

誰の意図で”それ”が播かれたのかは定かではない。一度大気に墜ちてしまえば、もう二度と自らの力で戻ることはかなわない”それ”の一つ。空から降ってくるのを、見上げていた何かはいただろうか。

2012-07-06 03:10:36
酔宵堂 @Swishwood

”それ”に触れた獣の、色と云う色が失せてゆく。その姿もやがて曖昧な輪郭を残し、そして消えた。それから、しばらくして。

2012-07-06 03:34:22
酔宵堂 @Swishwood

もぞり、と。かつて小さな獣が消えた筈のその場所で。白い身を震わせ、似た姿の”それ”は動き出した。かぶりを振り、遠くを見遣るように。「どうやら進化は進んでいるらしいね。これなら、そろそろ適格者も発生していそうなものだが」真紅の瞳が、嗤うように光る。「さあ、始めようか」

2012-07-06 03:48:37
酔宵堂 @Swishwood

それは星を孵すもの。奇跡を求めるものに、契約をもって応えるもの。

2012-07-06 03:57:05

その祈りが生かすものは

一会 @itie19

@CrushedNumbers そして折角ベテランになれてもマミさんの時みたいに相性の悪い敵と出くわしたら…という。これではちっともノウハウが共有されませんね。ベテランがみんな新人に親切とも限りませんし。改変後はその辺りも大分改善されて魔法少女の生存率もあがっているイメージです

2012-07-05 23:10:44
酔宵堂 @Swishwood

改変後におけるGSは実質無尽蔵に等しいからね、一つ一つは小さくとも。そして魔獣も同時に多数発生するのが常であり、しぜん連帯を要求されることとなるだろう。それは取りも直さず「少しだけ優しく」造りかえた彼女の、せめてもの抵抗とも云える。

2012-07-05 23:16:53
酔宵堂 @Swishwood

だからこそ古い血の因果を併せ持つものが、その連帯において連綿と指導的役割を果たし続ける……みたいなことはあるのだろう(わたしはその身が「子を生せる」と解釈する派)。母から娘に、代々受け継がれる願い、みたいなものもある筈だ。

2012-07-05 23:41:45
酔宵堂 @Swishwood

と云う前提で織莉子を考える。王侯巫覡と同格に扱っていいものかは疑問が残るが、それでも生まれつき他人よりは因果を背負っているのじゃないかとは思う。彼女自身の願いだけでは閾値を超えられないとしても、血の後押しで契約に足る程度には。

2012-07-05 23:46:25
酔宵堂 @Swishwood

織莉子は契約こそ比較的後発だけれど、その後親譲りのカリスマを発揮して頭角を現すみたいなのだと良いなと思う。他地域との連絡、折衝、協力者の確保。交渉ごとに長け、いつしか何か二つ名で呼ばれるような存在であると良い。

2012-07-05 23:58:46
前へ 1 ・・ 3 4