IWC64_2012_沿岸小型捕鯨の捕獲枠要求提案に関する日本政府代表の発言

佐久間淳子 @shimanomusume

したがいまして今回の議論を聞いていますと、私どもの提案についてもコンセンサスはないというふうに理解をいたします。 したがってこの提案についてですね、引き続き議論をすることはお願いをいたしません。 この会議においてですね。引き続き議論をすることは求めません。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

これについて私どもの考え方を少しコメントをさせていただきたいと思います。 一般的な私どもの本件問題に関する意見を述べさせていただきたいと思います。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

我が国は科学的根拠に基づき、鯨資源の持続的利用と地域的伝統的な食文化、習慣の尊重を持続しており、その観点から我が国は本年の年次会合において、先住民生存捕鯨に関するすべての提案を支持いたしました。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

しかしながら我が国の沿岸小型捕鯨に関する提案については、複数の国がきわめて不合理な理由から反対の意向を示しました。きわめて残念であります。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

先住民生存捕鯨と同様の性格を持つ、我が国の沿岸小型捕鯨の捕獲枠をめぐる議論はIWCの機能不全と委員会決定のダブルスタンダードを象徴するものです。 また先ほど解決のオプションを検討する小委員会の部会設置さえ否定されました。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

我が国の小型沿岸捕鯨に関する付属書改正提案を否定する論理的理由は何でしょうか。 昨日、我が国の提案に反対を示した国の多くは、我が国の提案が商業捕鯨の再開につながるとの懸念から賛成できないといいました。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

しかしながら、このような指摘はきわめて不合理なものと言わざるを得ません。 なぜならこの捕鯨委員会を設立した条約ICRWは、捕鯨産業の秩序ある発展のための鯨類資源の保存管理を実現しこれをもってクジラ資源の持続可能な利用を実現することをその主旨としたものであります。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

昨日とある国はIWCが現代にふさわしい姿として、クジラの捕獲を必要としなくなったというふうに延べましたが、加盟国がよって立つ条約の規定は、その採択当初から変わることなく鯨類の持続可能な利用を謳っています。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

その実施の権利を根本的に否定する権限は加盟国の誰にもないのではないでしょうか。 また、IWCが捕鯨活動の商業性そのものを否定したことは一度も過去になかったはずです。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

サブシスタンスユースの定義の中にもトレードやセリングという商業行為が明確に含まれております。 なぜ捕鯨業だけに他の産業と異なり商業性が否定されるのでしょうか。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

昨日の議論においても、いくつかの国から商業モラトリアムはそもそも商業捕鯨の永久的な禁止を位置づけたものではなく商業捕鯨を一時停止し当時不足していたといわれる科学的データを集めるために期限を定めて設定したものであったはずです。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

これまで過去何年にも渡りご説明したとおり我が国において伝統的に行われてきた小型捕鯨に関わってきた人々は長年苦境を強いられ続けています。もはや我慢の限界に来ています。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

そのような中で我が国国民や政治家は、日本の忍耐にも限界がある、IWCに対する対応を根本的に見直し、IWCの脱退、新機関の設立、沿岸小型捕鯨の再開を検討すべきという意見を述べており、そのような圧力は我が国国内においてますます増えております。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

我が国としては次回会合で本件問題が解決されないと、忍耐の限界を超えることになります。 そのような視点で昨日のデンマーク、グリーンランドの状況に同情いたします。 我が国は今後も基本方針を共有する関係国と相談し、次回会合で提案を行いたいと思います。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

この点は、議事録に明記いただくようお願いします。 議長ありがとうございました。#iwcjp

佐久間淳子 @shimanomusume

議長：（通訳）日本ありがとうございました。これで議題の12は終了ということになります。