ハイデッガー Heidegger 技術論・ニーチェ論
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ハイデッガー(及びユンガー)の技術論再び
もう持ってたかどうかなど確認せず、古本で500円だったので二冊買ってきた。理想社版のハイデッガー選集、「有の問いへ」、「同一性と差異性」。有の問いへのほうは、ユンガーのために書かれた、「〈線〉について」という論文が収められていて、本文は70ページほどなのに、訳注が180ページも。
2012-02-07 21:49:25ヘンリー・パクター「ハイデッガーが自著の中で献辞を捧げたことのあるエルンスト・ユンガーは、かつてこう言った。『私は敵に会ってもそれとわからないだろう。しかし声を聞けばわかるのである。』 ドイツ語のわかる人なら、偉大な文体家であるユンガーが何を言わんとしたかわかる。」
2012-05-29 18:50:23ハイデッガー研究会の『科学と技術への問い』に、P・トラヴニーのハイデガーのユンガー読解に関する論考があるが、どこかで接した名前と思っていたら、積ん読状態の『Die Autoritaet des Zeugen』というユンガーの政治著作研究書の著者だった。読書が追いつかない本が多い。
2013-03-30 13:53:10これは朗報。いまちょうどハイデガーの技術論をゼミでやっていて、ユンガーへの依拠の重要性について認識を新たにしたところだった。RT @BaddieBeagle: エルンスト・ユンガー『労働者』 http://t.co/TLOsybQtEI
2013-07-17 11:32:49ユンガーの「労働」概念の基底にあるのは技術の問題であり、個々の人間と技術の関係への考察は、戦場で意味もなく肉片と化して戦死していく兵士の在り方に基づいている。『労働者』と『鋼鉄の嵐の中で』の回路もまたそこにあろう。
2013-07-27 17:37:15「周知の通り、本書についてはハイデガーが長篇の研究論文を執筆していて、ハイデガーが本書の技術論から受けたインパクトの強さが伺えます」 / “書影公開:近日発売、ユンガー『労働者』 : ウラゲツ☆ブログ” http://t.co/3YXHC3wULG
2013-08-02 21:35:19なぜか緊張感をもって期待。早く読みたい。 [書影公開:近日発売、ユンガー『労働者』] http://t.co/PfRIsKO6aP
2013-08-09 01:51:57ユンガーによれば1930年代のドイツの農民はすでに「労働者」であったそうだ。それを引き継げば、日本の今の農家も「労働者」だろう。技術と資本によって運営されているのだから。だとしたら、少なくとも僕が内情を知っている農業は、「ブラック企業」である。
2013-09-04 20:16:36H・マルクーゼの『文化と社会』を読む。マルクーゼはフランクフルト学派の人間にしては意外とユンガーへの言及が多いが、ここでも例外ではない。ここでマルクーゼは、英雄的リアリズムのナショナリズム的側面への批判を展開しているが、ユンガーの場合、技術の論理として世界が対象となっている。
2013-09-26 12:54:23そういえばユンガーは、こうした喩えも用いて。「技術と自然は決して対立物でない。もしそう受け止められているとするなら、それは、生活が正常でないことの印である。自分自身の無能力を手段の非情さの所為にしようとする人間は、自分の足の数を数えたために動けなくなった寓話のムカデに等しい。」
2013-10-07 09:24:58ハイデッガー『技術への問い』が、11月9日発売開始の平凡社ライブラリー新刊で登場します。すべてが技術的に解決され機能化した世界は、はたしてパラダイス(だったの)か――福島原発事故後の世界を生きるわれわれに、切実に迫るハイデッガーの問いと思索。関口浩訳、312頁、1575円。
2013-10-29 14:23:29