【シューニャリアーナ】ここになき、向こうに萌ゆる灰【イリヤラサンドル2ネットCGM版】
- L_O_Nihilum
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上空飛行型思考は、こういう方法。まず解らなくていいのでガチで本人の文章を読む。哲学書を読んでみる。それで、自分なりに解釈してみる。間違っててもいいから。
2012-07-17 00:36:38で、その解説書を読む。ぶっちゃけ解説書と本書ってどっちが先でもいい。セオリーつけて原書から先、ってやると無駄に時間がかかることもあるから。
2012-07-17 00:37:16解説書は、少なくとも3つ以上読むようにする。なかには、その哲学に詳しい人やその哲学を読んだ普通の人の感想とかも読んで、その核になるイメージを寄せ集める。
2012-07-17 00:38:02ときには…というか、その際の哲学者の「用語」は、ちゃんと意味を調べておく。で、こういうことを繰り返しながら、もう一度この本を読む、この本を読む、ってやっているうちに、だいぶイメージがつかめてくるので、
2012-07-17 00:40:20その哲学のイメージが頭に出てきたあたりで、これを、今度は「身近なもの」と近づけてみる。
2012-07-17 00:40:54身の回りで、この哲学者が言ってるような現象や、仕組みが、あるかなぁ、と探す。つまり、例えたりパラフレーズしたりできるものを探していく。つまり、なるべくパラフレーズできるようにしていくんです。
2012-07-17 00:42:48で、「かっちりきた!」と思えるパラフレーズが出来るようになったところで、はじめて「ソクラテス解ったぜ!」「デリダ解った!」ってなるようにする。「ひらめき」を大事にします。これが僕スタイルの哲学。
2012-07-17 00:43:32「○○の思想・哲学」という場合でなかったとしても、同じ。自分でテツガクするときも、閃き重視。なんかものを視たり経験したり体験したりすることで、そこから勝手に考えていく、その際につながっていくものをパラフレーズし続け、それに「できればでいいから」哲学者の考えをくっつけたりしてみる。
2012-07-17 00:44:46だから、僕はまずその風景が高くから見えるように、姿勢は「高め」でいく。高く空を飛んで、ひらりひらりと着地できるように哲学します。このへん、チェルたちとは真逆ですね。ただ、パラフレーズ能力にかんしてはチェル負けないでしょうね。
2012-07-17 00:46:53だから、例えばです。永井先生だとまず「私ってこれ私か?」みたいに提題してから、すっごい低い姿勢になってドリルのように洞窟やジャングルに潜っていきます。そして、細かいその性質をくまなく調べては、洞窟の途中で座り込んで考え込んで矛盾の解決に励んだり…
2012-07-17 00:49:26そして「このルートにするか」となって、また一歩二歩くらいだけまで歩いて、またなんか気づいたことが在ったらすぐ立ち止まって…と、めんどくさいごとくに細かい哲学の繰り返しです。
2012-07-17 00:50:02僕は、例えば「フッサールの現象学」てなんやろ、ってまず思う。そっから、まず現象学って何、って調べて、その内容からとりあえず想像します。「えーと、意識に映ったものをそのまま書き取る?え、なにこれさとり?ああ、悟りですか、仏教の修行ですかそーですか」
2012-07-17 00:51:02で、それからいろんな文献読んだり感想よんだりして「あー、さすがに悟りじゃねぇか…じゃなんなんだよ、意識とかいって意識って地点で駄目じゃね?なにが”事象そのもの”だよ?」とか文句垂れながらいろいろ読む。
2012-07-17 00:54:12で、或る時ジョジョに出会う。そしたらポルナレフがこんなことを言っている。「あ、ありのまま今起ったことを話すぜ!」←ピーンときた。こ れ だ、 …と。
2012-07-17 00:55:19つまり窮地・究極状況になった彼の説明すりゃ現象学なんだ簡単じゃん、ってなる。要は例えば「目の前にカクテルがあった、なんの事言ってるかわからねーと思うが、とにかく、目の前にカクテルって言えるだけのこれこれこれがあったんだ」って言えばいいのだ。
2012-07-17 00:56:15そう、つまりポルナレフのあの台詞こそ、現象学的還元の一番簡単な方法だ。「あ、ありのまま今起ったことを話すぜ」ここが、エポケー。
2012-07-17 00:56:54で、その先の「何のことを言ってるか」を言うのが、”現象学的還元”です。つまり、本質観取、モノゴトの認知認識、志向性の条件を報告する部分です。
2012-07-17 00:57:44では、彼はどうして「何のことを言ってるかわからないと思うが俺もよく分からなかった」と言うのか。そう、それは現象学的に「還元不可能」なことだった、と言ってる。そういうこと。
2012-07-17 00:58:50そりゃそうだ、「その階段を上りきったと思ったらいつのまにか、降りていた。」なんて、どういう内訳でそうなったかわかりません。つまり、「上ったと思ったら降りていた」ことを条件づけることが無かったわけです。ほら、なんか説明できます。ポルナレフ現象学。
2012-07-17 00:59:42そしてよく考えて見ると、その「階段を上ったのに降りたという還元不可能性」は、デリダなんかが言ってくる「言葉の還元不可能性」に似ています。「上った(言葉を放った、そのベクトルへ)けれど降りてた(全然進んでない、遅れている)」。構造までそっくり。
2012-07-17 01:00:56で、この構造の類似性から、あれ、このポルナレフ説明法で、なんか現象学と、それにまつわる周りの話も説明できるぞオラァ?!ってびっくり。ここで、開眼。そうだ、これだ、と確定しやすくしていくんです。これが僕スタイル。
2012-07-17 01:09:07とりあえずその言葉に触ってみる→イメージする⇒ズレ修正しまくり→あるとき閃いてパラフレーズ→そのパラフレーズが正しい物かどうか、他と比べる(風景を見渡す、と言ってるのはまさにこれ)→で、その風景像が近似するたんびにさらに近づける→把握
2012-07-17 01:10:24