広島教採塾さん「面接での話力」についてのツイート。

1
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

「どのように話せば面接官はどのように判断するか」、「プロの面接官はどこまで受験者の能力を見抜けるか」の実験をするのは簡単です。本物の受験者と受験生役を徹底的に訓練した同年代の俳優を、面接官に面接してもらい評価してもらう、あるいは、(続く

2012-05-17 11:02:07
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

本当の自分を語る受験者と他人が書いた原稿をあたかも自分のことのように話す受験者(もちろん、補充質問や突っ込み質問への対応も訓練しておきます。)を面接して評価してもらう。プロの面接官なら見抜けると思いますか? 答えは残念ながらNOなのです。

2012-05-17 11:03:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ならば、どうやって、この幣害を面接官は克服するのか。どうやって本当に優れた人を面接で選ぶのか。これが面接官トレーニングであり、企業の人事部の腕の見せ所です。私はそんなトレーニングも担当したこともあるので、この「面接官と受験者とのいたちごっこ」を興味を持って見つめています。

2012-05-17 11:06:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

さて、教採の面接官は教育関係者が多いので、「性善説」に立って面接をしてくださいます。だから、皆さんがウソを言っているだろうなんて、あまり思わずに聞いてくれます。教採の面接官が一番嫌うのは、面接対策マニュアル通りの答えです。これには、さすがの人徳者の教採面接官も嫌悪感を抱くようです

2012-05-17 11:11:28
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

何が言いたいかお分かりですよね? 想いを磨き、言葉を磨き、語り方を磨くということは、面接対策マニュアル通りに話すことではありません。確かに、最低限の面接常識やエチケットは必要です。昨日、紹介したような本を1冊だけ読んでおくことも大切です。でも、マニュアル通りに話すと自滅します。

2012-05-17 11:16:14
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

想いを磨き、言葉を磨き、語り方を磨くということは、あなただけのユニークな語りを準備するということに他なりません。コンパクトにインパクトを、ナンバリングとラベリングもすべてそのためなのです。

2012-05-17 11:18:16
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

言葉は空虚なものではありません。言葉だけの人なんてけなす必要はありません。けなされるとしたら、言葉に行動が伴わない場合、あるいは、ウソをつく場合です。言葉だけでもその背後にしっかりとした想いがあれば、文学になります。哲学になります。思想になります。そして、合格する面接にもなります

2012-05-17 11:20:42
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日、お話ししたことは、実は、今から2000年以上前に古代ローマのキケロが書いた『弁論家について』に描かれているレトリック論にも通じることです。キケロは、レトリックのfive canons(5つの規範)を、構想、構成、修辞、記憶、演出(訳はいろいろあります)としました。

2012-05-17 11:27:04
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

キケロが示した構想、構成、修辞、記憶、演出とは、構想でユニークな切り口、視点、想いを定め、構成でそれをどんな文章構成にするかを考案し、修辞で言葉を選び、表現を工夫し、文体を磨き、記憶でその原稿(内容)をしっかりと頭の中に入れ、演出でそれを効果的に演技力を持って語る、というものです

2012-05-17 11:30:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

弁論家の基礎の基礎でもあるこのキケロのfive canonsは西洋2000年のパブリック・スピーキングの根幹となっています。現在でも、大統領のスピーチライターなどはこのfive canonsをしっかり意識してスピーチを書いています。

2012-05-17 11:33:12
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私が10年近く在住して教育に関わったアメリカでは、小学校からパブリック・スピーキングが盛んで、私が教えていた大学では卒業要件にプレゼンテーション(パブリック・スピーキング)の実演がありました。キケロのレトリック論はしっかりと教育されていました。

2012-05-17 11:35:55
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

というわけで、大統領のスピーチライター級のレベルで、面接の準備をしていこうではないですか!! (微笑)

2012-05-17 11:37:36
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

皆さんは、今は亡きアップル社の会長のスティーブ・ジョブズ氏の「伝説のスピーチ」を聞いたことがあるでしょうか?このスピーチは2005年に米国スタンフォード大学の卒業式で行われたもので、21世紀で最も感動するスピーチだと言われています。

2012-05-20 16:11:53
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

わずか14分あまりのスピーチですが、スピーチの極意を全て満たしています。ナンバリングとラべリング、インパクトフレーズ、偽らざる真の想い、伝えたい願い、そして、学生(若者)への期待とメッセージ等々。 http://t.co/w5AXIL4c で必見です。(日本語字幕付き)

2012-05-20 16:13:51
拡大
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

広島教採塾では、このスピーチを必ず受講生に聞いてもらっています。そして、「スティーブ・ジョブズより上手く語れ!」と言い続けています(笑)。自己アピール文を書く上でも、プレゼンをする上でも、最高に参考になるスピーチです。想いを言葉にするとは何かが分かるスピーチです。

2012-05-20 16:15:19
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

先程のスティーブ・ジョブズの「伝説のスピーチ」 http://t.co/w5AXIL4c の英文テキストをフェイスブックの個人ページに掲載しました。英語教師志望者は必見です。このスピーチは教採の面接官なら皆、見て知っています。彼らも感動しています。是非、動画で見ておいてください。

2012-05-20 16:23:58
拡大
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

英語を外国語だと思うな。英語は言葉だと思え。言葉は想いを紡ぐもの。言葉は想いを伝えるもの。言葉は人の想いと人の想いを繋ぐもの。英語でも日本語でも同じ。英語も言葉。だから、まずは想い。そして、伝える情熱と技術。英語が話せることが目的ではない、英語で聞き手の共感を勝ち取ることが目的。

2012-05-26 11:46:24