真正護憲論(新無効論)についてのツッコミ。及び、させられた苦行。(まとめ公開後の反応も追加)

非常に濃密な毒電波でした。 やり口が、何処ぞのカルト宗教と全く一緒。 ……公開後の反応、つか難癖?言い掛かり?も追加。
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第七十五条 憲法及皇室典範ハ摂政ヲ置クノ間之ヲ変更スルコトヲ得ス

神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

で、戦後日本はGHQの間接支配によって『天皇陛下に代わって摂政が置かれたようなもの』であるから、その間の『日本国憲法制定』は第七十五条違反であり、そもそも『憲法として』は無効だ――ということらしい。はぁ、よく考えたね。 #真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 20:38:59
神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

然し、実際問題として『日本国憲法』は有効であり、日本国憲法統治下において内政及び外交が行われている。だから、【日本国憲法】は『憲法として』は『無効』だが、実際の『条約として』は『有効』であってその存在は矛盾しない。現憲法体制下での統治事実にも問題はない、らしい。#真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 20:47:04
神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

それ以前に、だ。先ず『戦後日本には摂政が置かれてたようなものだから、その間の改訂は第七十五条違反』、これ自体がおかしい。摂政の設置根拠は明治憲法第十七条第一項にある。その条文を参照すると『皇室典範の定ムル所ニ依ル』とある。では旧皇室典範を見てみよう。#真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 20:54:30
リンク www.geocities.jp 中野文庫 - 大日本帝国憲法

第十七条 摂政ヲ置クハ皇室典範ノ定ムル所ニ依ル
2 摂政ハ天皇ノ名ニ於テ大権ヲ行フ

神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

旧皇室典範第十九条第二項にはこうある。『天皇久キニ亙ルノ故障ニ由リ大政ヲ親ラスルコト能ハサルトキハ皇族会議及枢密顧問ノ議ヲ経テ摂政ヲ置ク』、つまり『天皇が調子が悪い際には、皇族会議&枢密院の会議で決めた摂政を置く』とある。#真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 21:00:22
リンク www.geocities.jp 中野文庫 - 皇室典範

第十九条 天皇未タ成年ニ達セサルトキハ摂政ヲ置ク
2 天皇久キニ亙ルノ故障ニ由リ大政ヲ親ラスルコト能ハサルトキハ皇族会議及枢密顧問ノ議ヲ経テ摂政ヲ置ク

神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

では、GHQの間接支配は皇族会議&枢密院の会議を経て決まり指名されたものか?答えは無論否である。敗戦による占領状態となり、占領地に『戦勝国』が乗り込んできただけだ。 #真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 21:00:28
神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

つまり、戦後日本で日本国憲法制定時に、天皇陛下の権能が平時に比較して制限されていたとしても、それは決して『摂政が置かれた』からではない。単純に『敗戦国が戦勝国の支配を受け、その権能が制限された』だけだ。だから『第七十五条違反』という理屈自体成り立たない。 #真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 21:07:27
神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

こう言うと伊藤博文辺りを出してくるはずだ。『摂政を置くは国の変局にして其の常に非ざるなり』とか何とか。然しこれすら『摂政が置かれる時→(必ず)国の非常事態』という因果関係は成立しても、『国の非常事態→(必ず)摂政が置かれる』という因果関係は成立しない。 #真正護憲論の瑕疵

2012-08-07 21:11:49

p57が該当部分の第七十五条解説。

原文ママ 旧仮名遣い

恭テ按スルニ攝政ヲ置クハ國ノ變局ニシテ其ノ常ニ非サルナリ故ニ攝政ハ統治權ヲ行フコト天皇ニ異ナラスト雖憲法及皇室典範ノ何等ノ變更モ之ヲ攝政ノ斷定ニ任セサルハ國家及皇室ニ於ケル根本條則ノ至重ナルコト固ヨリ假攝ノ位置ノ上ニ在リ而シテ天皇ノ外何人モ改正ノ大事ヲ行フコト能ワサルナリ

原文 新仮名遣い

恭て按ずるに、摂政を置くは国の変局にして其の常に非ざるなり。故に摂政は統治権を行うこと天皇に異ならずと雖も、憲法及び皇室典範の何等の変更も之を摂政の断定に任ぜざるは、国家及皇室に於ける根本条則の至重なること固より仮摂の位置の上に在り。而して天皇の外何人も改正の大事を行うこと能わざるなり。

現代語 意訳

慎んで思うところ、摂政を置くという状況は国に非常事態が起こっていて普通ではない事態である。だから摂政は統治権(大権)の行使に関しては天皇と変わりなく行えるが、憲法及び皇室典範の改正については摂政では出来ないようにしている。これは、国家及び皇室の根本的な決まり事は何よりも重要であり、言うまでもなくその重責は、天皇に代わり仮に統治している摂政などには背負えないほどに重い。だからこそ、天皇の他には誰も改正という大事業を行なってはならないのだ。


と、ここまで言ってはみたが具体的反論なし。

ヲイヲイ。


ツッコミ&他の箇所への異論反論&感想

神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

@futtcha 確かに訳解らん。つーか、これって『心情的には認めたくない!でも現実としては認められてる。この落とし所どうしよう……』って事で産み落とされた鬼子なのよ。日本国憲法と明治憲法の連続性が認められないから産み落とされた『八月革命説』みたいなもん。

2012-08-07 20:42:06
リンク Wikipedia 八月革命説 八月革命説(はちがつかくめいせつ)とは、1945年(昭和20年)8月のポツダム宣言受諾により、主権の所在が天皇から国民に移行し、日本国憲法は新たに主権者となった国民が制定したと考える学説のこと。主権の所在の移行を、法的な意味での革命、革命という法的な擬制(フィクション)を用いて説くことからこう称される。憲法学者の宮沢俊義により提唱された。 八月革命説は、大日本帝国憲法の改正手続を経て成立した日本国憲法について、憲法改正限界説に立った場合の憲法制定過程を説明するための理論である。1946年(昭和21年)5月
スープぬこ(シーフド風味のとんこつ) @futtcha

@kamijo_haruka 明治憲法と現行の日本国憲法の連続性って、そんなに重視されるものなんですかね?

2012-08-07 20:51:20
神條遼@Charge-on! Access-rock! Fighter-change! @kamijo_haruka

@futtcha んー。戦前暗黒史観の立場の人にとっては『戦前の天皇大権』と『戦後の国民主権』に連続性がなく、八月革命(つまりは、敗戦とGHQの占領政策)によって『大衆が真に目覚めて民主主義を構築した』とする方が都合がいいしね。

2012-08-07 21:03:19
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