ゆたさんの戦国時代素朴な疑問

捕虜の扱いから経済問題まで@yuta_mozさんの疑問に@sweets_streetさんが答えます
46
@yuta_moz

@sweets_street 得がないと動きたくないですし、関係が薄ければ敵側に高待遇を提示された場合裏切られることもありえますよね。自分たちが生き残るのにもっともベストな選択をするのが当然でしょうし。兵はそれぞれからの寄せ集めということなら、全体に凄い統率のいる作戦はとれない?

2012-08-13 18:49:59
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 戦国時代の時点では、最も軍制が整備された大名でも「鑓を持った兵を○○人、鉄砲を持った兵を××人連れてきなさい」「持ってくる鑓の規格は…」などと指定するのがせいぜいですね。練度にムラがあって連携が困難なので、扱いが簡単な長柄鑓や鉄砲が主力武器になりました

2012-08-13 19:09:54
@yuta_moz

@sweets_street 当時のことを考えるとそれだけ指定して守ってもらえるだけでも僥倖なのでしょうね。となると何かに特化した一団を作るには、手塩にかけなきゃいけないのですね。出した兵を統率するのは出した家の人間でなかったのでしょうか?それなりの扱いをする必要があるのでは。

2012-08-13 19:18:15
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz こんな時代だから、馬廻だの旗本だのと言われる大名の直轄部隊の存在意義が大きかったんですよ。大名のポケットマネーで集めた兵を、大名が信頼する側近が指揮する親衛隊です。馬廻や旗本の指揮官から、重臣に取り立てられる人間も多くいました

2012-08-13 19:24:10
@yuta_moz

@sweets_street なるほど。信頼出来る人たちがそばにいるって大きいですものね。ポケットマネーで集めた兵ですから、自分の指示も行き渡りやすいですし。どの時代でも信頼出来る人間というものは代え難いのですね。他がいつ裏切るかわからない危うさがあるのでその面が際立ちます

2012-08-13 19:35:30
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 直轄部隊はとても頼もしい存在ですが、養うにはお金がかかります。そのお金を捻出するためには直轄地や商業利権などからの収益が必要になりますが、それらを拡大しようとすると、領主の既得権とぶつかることもある。だから、強い権力がある大名でないと強い直轄部隊は持てません

2012-08-13 19:56:26
@yuta_moz

@sweets_street 「強い権力」の一部として天皇から授けられる官位は有効なのでしょうか?あることに意味があるからこそ授かっていたのだとは思うのですが、思いついたので。そもそもそれなりの力がないと授かれるものでないことは知ってます。本当の意味では理解できてないですけど

2012-08-13 20:08:01
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz この時代において一番世間で通りが良い肩書きは、律令時代から使われてる官位です。武士はメンツの生き物なので、世間が自分より偉いと認めてる相手じゃないと頭を下げるのが恥なんです。そんな武士に素直に頭を下げさせることができるというだけでかなり有利になるんですよ

2012-08-13 20:14:36
@yuta_moz

@sweets_street 相手にとって頭を下げやすい相手になるってのは、面子に拘る方を相手とする人にとっては大切なのですねー。そうしたら話が進みやすいですし、相手にとっても下げざるをえなかったもっともな理由があるってことですものね。面子というのはいつの時代も大切なのですね。

2012-08-13 20:22:47
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 武士は「家来や領民を守ってやる代わりに、金や人手を出させる」「偉い人に武力を貸すかわりに面倒を見てもらう」のが仕事なので、舐められたら誰も頼りにしなくなって仕事にならないんですよ。だから、メンツが傷つけられるのは死活問題なんです

2012-08-13 20:31:12
@yuta_moz

@sweets_street 面子を傷つけられたら舐められますものね。ということは上に従わざるをえないだけの何かがある状況は、大なり小なり屈辱を伴うとはいえ有り難くもある?のかな。そういったものがないため、頭を下げたい気持ちがあっても下げられず滅んだパターンもあるのですかね

2012-08-13 20:41:50
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 「頭を下げたら、誰も言うことを聞かなくなる」「自分は頭を下げたいけど、家臣が『名門の我が家が成り上がりなどに頭を下げるな』と突き上げてくる」という理由で、頭を下げられなかったパターンは少なくないですね

2012-08-13 20:48:01
@yuta_moz

@sweets_street そういった方々は滅んでしまったのでしょうね。そういえば武家の皆様で、乱捕りした奴隷を売らず私兵として育てたというパターンはないのでしょうか?そういう人ならまだ安く使えるのでは?と思ったのですけど

2012-08-13 20:52:59
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz そういう話は知らないですが、報酬もプライドもない兵というのはとても戦意が低いので、いても役に立たないでしょうね

2012-08-13 20:58:32
@yuta_moz

@sweets_street 報酬を与えたとしても、他の兵と同じだけ与えては到底安上がりにはならないですしね。乱捕りで捕まえた人はやっぱり売り飛ばし前提なのですね。武家の人たちが使っているパターンをちょっと模索してみたのですが(下女としてなら使われていたんでしょうが)

2012-08-13 21:06:15
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz わざわざ兵にしなくても、雑用をする下働きとして使えば良いですし。武家の人間でも奴隷は使いますが、下働きさせるぐらいでしょうね

2012-08-13 21:10:14
@yuta_moz

@sweets_street やはり用途はそのあたりどまりですよね。兵のコストを下げようとしても、質まで一緒に下がったらダメですし。ちなみに最初に戻るのですが奴隷として働かされてる人たちは、天下が統一されて世の中が落ち着いてきても、やっぱり死ぬまで奴隷のままだったのでしょうか?

2012-08-13 21:16:22
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 奴隷といっても法的に奴隷階級として存在したのではなくて、あくまで戦場で捕らわれて売り飛ばされたり、身売りしたり、あるいは飢えをしのぐために奴隷になったりした人たちなので、扱いは底辺労働者ということになりますね。大阪の陣でも捕虜が売り飛ばされてます

2012-08-13 21:25:27
@yuta_moz

@sweets_street 律令制下の奴婢とはまた違うのですね。乱世よりも世の中が安定してる時のほうがそういった労働者というのは需要がありそうです。話が色々飛んでしまいましたが、たくさん質問に答えてくださりありがとうございました。情報を整理してもっと調べてみます(`・ω・´)

2012-08-13 21:32:38
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 江戸時代になると、戦争捕虜や人身売買による奴隷の供給はなくなり、農村部で食べられなくなった人たちが都会に流れ込んで、下働きとして働くようになります。彼らは劣悪な待遇で酷使されて、一生結婚できないまま早死しました。底辺労働者は変わらず存在したと言うことですね

2012-08-13 21:36:47
@yuta_moz

@sweets_street なるほどー。上がいる以上下がいて、今は今で別の形の底辺労働者といわれる人がいるので、全員横並びにならなきゃ変わらないのかなとも思いますが、みんなが一番下に横並びというのも(;´Д`)

2012-08-13 21:40:46
お菓子っ子 @sweets_street

@yuta_moz 収入の多い仕事や少ない仕事、人を使う仕事や使われる仕事などがありますので、どうしても地位の上下ができてしまうんですよ。頂点もあれば、底辺もあると

2012-08-13 21:48:01
@yuta_moz

@sweets_street 仕方がないことなのでしょうね。そのあたりのことを殆ど知らないのでそれ以上は言い様が無いですが

2012-08-13 21:56:46