- L_O_Nihilum
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例えば霊夢という「場」。魔理沙という「場」。この「場」が出来ているから、霊夢も、魔理沙もそれぞれの「このキャラ」といえる印象やテリトリーが在り、よってキャラクターが魅力付けされている。
2012-08-17 23:47:39これを格闘ゲームに当て嵌めるならば、まさにその「モーション」「キャラ」「そのプロフィール」「性能」「武器」「武術」「物語」「背景」などの結びつきこそがこの「場」だろう。そのキャラの「世界観」だろう。
2012-08-17 23:49:26例えば「リュウ」一人を採ってみてもそうだ。動議を着ていて空手で戦う。だから命がけのお城の上がホームステージに設定され、撃ち放つ技は空手の武術、そして波動拳、昇龍拳、竜巻旋風脚。音楽は、どこか辛い修行の重みをもった男の背中の哀愁を感じるBGM。
2012-08-17 23:51:30操作はもっともオーソドックスな、格闘ゲームの金字塔たる飛び道具と対空上昇技。そして上方を穿つしゃがみ強P、ダウンを掬う廻し足払い。腕をしっかり腰につけて足をピシッと伸ばした、前ジャン強K。中段技の鎖骨割り。基本方向への対応がまったく基本的な技によるキャラだ。
2012-08-17 23:54:43性格も、「俺より強い奴に会いに行く」という言葉に含まれるようなストイックな姿勢。その全てが、リュウという「場」、魅力に満ちている。こういうキャラクターのひとすじの光が、リュウという輝きを醸し出しているのだろう。
2012-08-17 23:55:58キャラクターは格闘ゲームに於いて、やはりそうした世界観という魅力に満ちて、様々な方向性を見せている。魔界に行けば、奇怪に身体を分離しては変形させる悪魔たちが戦っているヴァンパイアハンター。
2012-08-17 23:57:32そうした世界観は、システムや操作、ゲーム性といったいろいろなところで、一緒に生かし続けていくものなんだなぁと感じる。
2012-08-17 23:59:35アカツキの微妙に古い格闘ゲームの空気を持ったドットグラフィックと、ギャップを持つようなコンボ/非コンボの差。GGXXの、ぶっ壊れた世界でのぶっ壊れたさまざまなキャラクターの、まったく違う戦い方の激しい交差。豪血寺一族の、ギャグな事態に全身を投球したような家内抗争と音楽隊。
2012-08-18 00:01:13今度はどんな格闘ゲームが、私を驚かしてくれるのだろう。また、他にはない方向性、というのがゲームにやってくるといいのだけれど。
2012-08-18 00:01:46「二段ジャンプ」等の立ち回り、コンボシステムの要素は、ゲームごとに最近統一されてきている気がする。その統一を、今度は崩すことが可能だろうか。アカツキは、その試しを早速やっているような気がするが、どこまで行けるだろうか。
2012-08-18 00:02:44KOFのような地上での鋭さと、メルブラのような空中の華麗さが、同時に戦うようなゲームが、今後現れるといいなと思ってみたり、する。コンボシステムすら、キャラごとに違っていたり(それはもうアカツキが証明したか)。
2012-08-18 00:03:39