食品用の簡易放射線測定装置でできるだけよい測定を行うために:EMF211編
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(@haniwa_tweet さんから新情報、どうもK40の補正がうまくいっていない模様)
@Mihoko_Nojiri お忙しい所済みません、今話題の測定所の結果ですが、No.34北海道産昆布( http://t.co/bq6lsl04)についてはどう思われますか? Cs-134>137、2回測定し値が大きくずれ、ボード温度も高いです。お返事いただけましたら幸いです!
2012-08-22 06:52:38(↑カリウムの多い食品http://bit.ly/guYATX の表を見ると、海藻にはカリウムの多いものがあることがわかります。乾燥品の値しかのっていないものは、一桁落として乾燥前の値と想定し、野菜類と見比べてみるといいと思います。NaI検出器でカリウムの多いものを測定して放射性セシウムが検出されている傾向が見受けられる場合、K40の影響の補正がうまくいっていない可能性が強く疑われます)
@Mihoko_Nojiri ちなみに、以前、測定主さんにKCLあるいはやさしおを測定してみてはどうかも問い合わせましたが返信いただけませんでした;;
2012-08-22 06:54:09ピークないですorz RT @haniwa_tweet: No.34北海道産昆布( http://t.co/0YoqapQV)についてはどう思われますか? Cs-134>137、2回測定し値が大きくずれ、ボード温度も高いです。
2012-08-22 06:56:37(結局データ解析ソフトの改訂が裏目というのは応用光研FNF-401と同じか?)
@Mihoko_Nojiri EMF211は今年4月頃にソフトが変わり、検出限界値も1前後まで出るようになりましたが(以前は4程度)、それ以降Cs逆転現象(134>137)などの結果が散見されています。公的機関もEMFで誤測定と思われるデータを出すのでチョッピリ困っています^^;
2012-08-22 07:17:09翌日も議論はさらに続いて行きました
(@kaztsuda さんの読み)
900mlマリネリ容器に350ml充填とか、ナゾの測り方してる例が多いんですが、ちゃんと立体角合わせているのかなぁ? http://t.co/nHaqh5Uc
2012-08-22 13:27:20(↑正確な測定をしたければ、試料容器に上から下までできるだけ隙間なくきっちり試料を詰めるのが鉄則で、一般には測定装置の製品カタログには試料容器の容量はできるだけ上の端に近いところまで試料を詰めた時に入る量を基準量として書いてあるのが普通ですが、MF211の場合はちょっと勝手が違います。EMF211は900 mLと350 mLの2種類の平底容器の他に、今年4月から食品の新基準値に対応させるため500 mL用と1 L用の2種類のマリネリビーカーが使えるようになっていますが、製品カタログhttp://bit.ly/wJ9Skb p.2にある試料容器の写真を見ると、左側の2つのマリネリビーカーの側面にはそれぞれ2本の黒い線が引いてあり、小型のビーカーでは上が500 mL、下が350 mLに対応しています。実際にはこの容器は900 mLで満杯になります。同様に大型のビーカーの場合、1 L、1.5 L、1.8 Lの3通りの容量に使われます。容器の形と試料容量の違いの影響を補正する補正係数はデータ解析ソフトに内蔵されていて、容器と試料容量を入力すれば体積補正後の値が自動計算されます)
あと長時間測定している例で、K40のピークが左右非対称のものもちらほら。温度ドリフトの疑いあり。ピークがえらくずれているものもある。BGを取った日も一ヶ月前のままだったり。なんだかなぁ。。。 http://t.co/sknmmmoz
2012-08-22 13:32:00あー、古いバックのまま使ってるからずれるのか。たしかにそれなら異常なでこぼこも理解できる。RT @kaztsuda: あと長時間測定している例で、K40のピークが左右非対称のものもちらほら。温度ドリフトの疑いあり。ピークがえらくずれているものもある。BGを取った日も一ヶ月前の
2012-08-22 21:26:29(↑AT=ベラルーシ製の食品測定装置ATOMTEX AT1320 http://bit.ly/GVli9D
LB2045=ドイツ製の食品測定装置ベルトールド LB2045 http://bit.ly/pfzrQU http://bit.ly/GJRxoM http://bit.ly/KImnFT
この2つの機種では長時間連続測定のスペクトル例をこれまであまり見たことがありません。ひょっとしたらどこか市民測定所でATOMTEXの24時間連続測定のデータをお持ちのところがあるのかもしれませんが)
(@namururu さんのワンポイントアドバイス:この機種はこれまであまり精出して見張っていなかったので勉強になりました。有難うございます)
全然関係ない:EMFにしてもATにしてもベクレルモニターはちゃんと温度管理して、BGを定期的に使用する容器でちゃんと取って、ゲインとピークもちゃんと合わせないと数Bqという測定は厳しいと思う。
2012-08-22 22:30:58ついでにちゃんとスペクトルを見て判断しないとあらぬ結果を招く事になる。見てて思ったのは雨の降り始めなのかビスマス食らうと沃素検出とか不思議な事態になる。
2012-08-22 22:33:46もちろんBGを取るときもほったらかしじゃなくちゃんと確認するべき。ゲイン調整してBGを取らないと、カリウムが多分アレゲな事になるし他のデータもおかしくなる。
2012-08-22 22:35:28ベクレルモニターに使用されるPMT/NaIは大型で十分に精度も出る訳ですが、温度変化に基本的には弱いので温度を一定に保つ事が望ましい。(中には温度ドリフトを補正する機能を内蔵したものもあるぐらい)
2012-08-22 22:39:37現状見ている中で遮蔽が今ひとつのベクレルモニタも散見される訳ですが、皆さん鉛巻きつけたり分かっている人達は皆結構頑張っている。今話題のEMFも床面を除いて検出器、MCAまで含めて50mm厚の鉛で覆われている。結構真面目。
2012-08-22 22:43:04まあ、最後はスペクトル見て判断って事で。明らかに出ていない物がたまに騒ぎに出る訳だけど、それはBGか測定のどっちかが必ずなんか変なので再測定なりクロスチェックすべき。
2012-08-22 22:46:14