議論の前提と教養

星カリブー @hoshicaribou

twitter始めネットでは話が噛み合わず、議論がめちゃくちゃになってるのを見かける事がある。やっぱりそういうのを見ると辛い。できるなら会って話したいから、twitterではあまり議論はしない。問題提議のみならいいけど。それを｢逃げ｣という人も居るし、確かにとも思う。

星カリブー @hoshicaribou

やはりコミュニケーションの仕方が違うのだ、と思う。例えば僕は会って話す方が一番自分の意志が伝わるし、相手の意志も理解できると思う。いくら便利になったとはいえ、文字は打つ/書くのに時間が掛かる。表情が見えないのは声が聞こえる電話でも一緒。

星カリブー @hoshicaribou

意志を伝えるのにはやはり言葉だけでは不足することもあり、ニュアンスや言外の意味を読み取る必要があるだろう。その時、｢声のトーン｣や｢顔の表情｣などはとても有効なサインとして働く。twitterにはそれがない。

星カリブー @hoshicaribou

会って話す方が苦手な人もかなり居る。そういう人はインターネットやtwitterというツールに対し、ある種の救済感を感じているのだろうか。単に便利、空間的制約を越えたコミュニケーションというだけではなく、自分の(感情などの)表現方法がマッチした場所として映っているのだろうか。

星カリブー @hoshicaribou

しかし、そういう人はインターネットで表現する方が得意な一方、｢会って話す｣を主体とする人達が、インターネットでは所謂｢コミュ障｣に成り代わる事がある。自分もそうだろう。両者の間で誤解が生じる事例を幾つか見た。大抵、前者が後者に議論で勝つ。

星カリブー @hoshicaribou

｢会って話す｣を前提とする人達は、無意識に言外の意味を言葉の中に入れている可能性がある。それは｢会って話す｣時に表情や声のトーンで現れるものとも言える。事実、自分もある一事例(togetterのまとめ)に沿ってこの話を進めている。具体的には言いたくない。

星カリブー @hoshicaribou

一方、インターネットで表現する事が得意な人達は、言外の意味をできるだけ作らないように文字を打つ。それは相手への伝わりやすさを考えれば当然の帰結である。実際誰が見ても分かりやすい文章だと思う。

星カリブー @hoshicaribou

どちらがいいのかは分からない。何故なら、お互いがお互いのコミュニケーション方法を是としているからだ。当然自分が慣れた方法がいいし、その方法に思い入れもある。無理のない事だと思うし、自分もその側面がある。

星カリブー @hoshicaribou

ただ相手と話す時には、｢相手が全然自分の言いたい事分かってくれない!(-_-#)｣｢まじアイツ意味不明だわ(^_^;A｣ってなるより、コミュニケーション方法が違うのかも、といったアプローチで接してみたいと思う。どこまで上手くいくかは分からんが。

星カリブー @hoshicaribou

例えば言外の意味に｢教養｣が含まれていたとしたら厄介な問題。｢教養｣は人文科学や数理科学、藝術などのある程度の知識体系と言える。

星カリブー @hoshicaribou

｢教養｣はある意味、人間とは、世界とは、○○とは、の様なトピックにある程度の前提を作り出す。例えば歴史や理科、藝術で｢人間とはこういうものだ｣と言われているからだ。歴史では人間の欲望が、理科では知的側面が、藝術では愛が…。というのは余りにも単純だが、言って見ればそういう事。

星カリブー @hoshicaribou

しかし｢教養｣というのは厄介で、｢身につけるべき｣とされている事だが実際に持っている人は少ない場合も多い。その人が育った環境にも依るのだけど、それはまた別の話。

星カリブー @hoshicaribou

この｢教養｣を言外の意味、その中でも前提として用いてしまうと議論は成り立たないだろう。しかし、説明するだけでいいのだろうか。正直、教養を持たない人に持つ人は厳しい。｢それくらい知っとけ!｣と言う。何故か。

星カリブー @hoshicaribou

それは正直分からないが、身近な例を一つ挙げると、ニュースや新聞などを読む上での背景知識が確保でき面白くなる。同時に自分が今どういう状況に置かれているのか、より深く理解できるからだ。その中でアイデンティティーが確固たるものとなることはメリットと言えないだろうか。

星カリブー @hoshicaribou

自分の周りの環境や世界中で起こっている事を厳密に定義すれば、やはり説得力も増えるし、そういう知識は応用も効くので生きる上で役に立つと思う。だからこそ｢教養｣というのだろう。

星カリブー @hoshicaribou

横道に逸れたが、人の選択には様々な背景があってそれを選んでいる、という一例にしたい。こんな若造が何を、とお思いになるでしょうが。とにかく、色々な人と楽しく交流したいんだな。

星カリブー @hoshicaribou

以上、終わり。